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第一章~俺がお前を普通の人間以上に幸せにしてやる!!!~

前回から少し開きましたね。

作者がコンカフェで沸いておりましたすみませんww

主人公が扉を開けたところからですね。

この話で新しい?登場します。それではどうぞ。

扉を開くとそこには、スーツをきれいに着こなした年の頃30前後といったところの男がタバコをふかしていた…



「…って誰だよぉぉぉぉぉ!怖ええええぇぇぇ!!」

「まぁ落ち着け。というか長えよ。俺出てくるまで…」

「あんたは落ち着きすぎだろうが!人ん家で何やってんだ!?」

「一つ前の質問に答える前に別の質問するな。うっかり序章の語り手全部やってしまったじゃないか。」

「そうだったの!?その件はごめんなさい!…で改めてどちら様?」


一度落ち着かなければ話が進まないと思った俺はタバコに火を付け聞き返した。



「意外と状況把握が早いな、じゃあ話すが…」


どう見てもただの不法侵入者の男はサラリと言う


「俺天使なんだよ」

「…はい?」

「だから天使!しかもこっちで言う愛のキューピッドって奴だ。」

「で、お前が21にもなってろくに恋愛しようとしないから、手助けにきた!…だった気がする」



びっくりするほど余計なお世話だ。

気がするって何?


「ちょっとひとつだけ聞いていいか?」

「なんだ?」

「最後にボソッと言ったあれはなんだ?」

「やっぱ聞こえてたか…天使めんどくせ」

「またなんか言った!」

「まぁいいや俺が来た本当の理由はな…」



その自称天使(性格悪そう)は本当の理由とやらを早口で話し始めた。


「いやなお前もてるくせに彼女作らないとかなんなんだよ!世の中にどんだけ彼女ほしくても出来ないやつが居ると思ってんだよ!」

「…え?」

「何その今にもJの付く事務所だろうが何とかボーイズグランプリでも余裕で突破できそうな顔!?性格も良いし、男女問わず友達多いし…」

「いやまったく話が分からんのだが…」




「本当だったらお前はただのイケメンかただのキモヲタになるはずだった…」


なにやら語りだしそうだったので見守る。態勢付いてきたみたいだ。



「天使にも色々あってな、若いやつは人間製造工場のラインで働くわけだが」

「人間…大量生産されてんだ」

「俺は何を間違えたのかひとつだけ製品記号のWとMを見間違えてしまったんだ…」

「その3年後工場を出て晴れて天使になれた俺はある日じじいに呼び出された」

「じじいって誰さ?」

「あぁ神様ってやつだ」

「なんて恐ろしい天使…」

「そうか?そこでじじいに言われて下界に出来上がったお前を見せられて俺は絶句した…」

「なんかわかってきた俺は異常か?」

「知らん」

「急な塩対応!」

「じじいが言うにはお前を作ってしまった俺に責任を取らせたいらしくここに放り投げられた」

「だろうねーどう責任とるのさー」



正直今以上の生活を望んでいるわけではないからありがた迷惑だが聞いてみる



「お前を25歳までに結婚させる」

「は?」

「人間には世界を平和に進歩させるためあらかじめ決められたランクがある」

「いやな制度だな」

「で、ランクに応じて様々な幸せの形が用意されている。運命って奴だな」

「俺のランクはどうなんだよ?」

「それがお前のランクを決める工程でミスが起きて、今お前のランクは不明だ」

「なんだそりゃ…」

「正確には二択…だった」

「一方はランクA要するに家庭も早い段階で築けて仕事に関しても何一つ不自由のない幸せの形、もう一方はランクG主に日本人のヲタクと呼ばれる人種に多い」


「そしてどちらとも取れるお前を見て天界では会議が開かれてある結論を出し、俺が派遣された」

「何だその結論って…」

「ランクが分からないなら日本人に一番多い幸せの形を持つランクの生活を送ってもらおう!だ」

「だから一先ず25歳までにお前を結婚させるのが俺の仕事…わかったか!」



いやとりあえず分かったけど思ってた以上にありがた迷惑…

ってか結論適当だな!!



「気遣いはありがたいけど、俺結婚する気ないんだが…」

「いやさせる。今回の仕事は俺の失敗から色んな天使や神様に迷惑かけたし…なんせ失敗したらまた工場だからな…」




なんか私情が聞こえた気がするがとりあえず可愛そうになってきたからとりあえずのっとくか




「わかったよ、頑張ってはみる。ただ俺言うほどもてないぞ?」

「そうか、助かるよ!」

「大丈夫お前はもてる!今も4人の女の子から好意を寄せられている!!」

「4人もかよ?すげえな俺…誰?」

「わかんないか?今日会ってきた4人のメイドカフェの店員だよ」


えっ…?






何か言っているようだったがしばらく聞こえなかった…

俺が…?なんで??



「大丈夫か?」


少し時間が経ったようだが話が聞けるようになった



「何でそんなに落ち込むんだ?いつも金払って会いに行ってる女の子が自分を好いてくれてるんだぞ?」

「悪いが…そんなこと言われたら俺は今後一切あのカフェには行かない」

「ちょっと待て!今のお前の唯一の異性との接点じゃないか!頑張ってみるんじゃないのか?」

「それとこれとは話が別だ!カフェはライブの感想を直接伝えられる場所だと思ってる…」

「言っている意味が分からん…」

「要するに俺が彼女達の特別な存在になってしまったら夢の妨げになる…そんなことはしたくない!」

「それに俺はあのカフェの『空間』が好きなんだ。正直今はあの子達をそんな目で見れない…」



一気に話した気がする…

ただ目の前の自称天使は天使の微笑みと言うより爆笑を堪えていた




「しかし思ってた通りだ!」

「…何が言いたい?」

「ヲタクにありがちな一つのことに熱くなるその性格…これで俺も少しはやる気が出てきたぜ」



なんだこいつ…

本当に性格が悪い…天使なんかじゃなく悪魔に見えてきた



「俺は正直お前の高校時代からのもてっぷりはしっかり見ていた!」

「あの時は周りのみんなに流されたと言うか…」



「いいか!?普通の人間は流れじゃ彼女なんか出来ねんだよ!お前はもてる!それで今みたいなヲタク体制がしっかり見に付いたきもい生活に慣れてるお前にイラついた!だから…俺はお前を普通の人間以上に幸せにしてやる!!!」

「今のお前から趣味を取り上げられるぐらいの幸せを用意してやるよ!!」


…なんかものすごいかっこいいこと言われた。

その前に盛大にdisられたけどかっこいいこと言われた…





「普通以上の幸せってなんだよ?」

「お前が望んだ結婚相手と結婚させてやる。恋愛の天使にとって出来る最大のバックアップだ」

「俺が望む結婚相手…」




さっき言われた4人がふと脳裏をよぎる…

こいつにそんな言われたい放題されてちゃしょうがない…こっちもこっちのスタンスで幸せになってやる…



「なぁ…」

「何だ?思い浮かばねえか…まぁそうだよな」

「いや、俺もてるんだよな?」

「誰がどう見てももててるよな」

「そうか、なら…」

「おっ?」

「俺はやりたいことをやりたいようにやるだけだ。仮にカフェの女の子が俺と付き合うためなんて馬鹿な理由で店を辞めるなんてことを思ったら多分一度俺に相談しに来る」


「お、おうすごい自信だな」

「そこで俺はもちろん止めるがそこを振り切って夢を諦めるような子とは付き合わない」

「は?じゃあ結局…誰と付き合って結婚したいんだよ…?」

「夢を叶えたうえでその後も俺のことを好きって思ってくれてた子がいたなら俺から告白する」

「25までに結婚だぞ?出来んのか?」

「一応もうインディーズCDデビューは決まってるし俺のアイドルを見る目は確実だ」

「さすがだが…すこしきもいぞ」

「そうか?」

「…いや、顔はむかつくほど爽やかだ。で夢ってなんだよ?」

「今から4年以内ならメジャーデビュー後にウィークリー5位以内ってとこかな」



「…わかったよ、とりあえずその感じで行こう。ただ他にも女の子は沢山いるんだからちゃんと見ろよ?というか恋愛に前向きになれ!」


「まかせろ!お前を工場に帰したりなんかしないさ」



なんかかなり爽やかな笑顔になってる…

まぁこの感じで変わっていけば大丈夫だな。って語り手戻ってる!作者いい加減にしやがr…



作者権限により台詞の一部をカットしました








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