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短編

作者: 砂糖水
掲載日:2026/07/26

────見附かってしまった。

振り返ると巡回者のライト。

「行かなきゃ」

「碧」

「今までありがとう」

「碧!」

僕の手を捕らえた手は細くてすぐに解けた。首を横に振る。

「ばいばい 」

逢えないね。

もう逢えないね

永遠にどうか、

「手を離さないでいて」

思わず落ちた言葉は行動とのあまりの乖離だった。

ぱたりと君の頬を涙が滑り落ちる。

冬を知らせる風が、開きかけた君の言葉を邪魔する。

それが最後だった。


車窓から、雪景色の街を眺める。

ねえ、……ねえ、

『ちょっ暑い!抱きつかないで!?』

『っえへへ〜好きぃ〜…』

埃っぽい情景を、

『あっちょっと俺のケーキ!?』

『んえ……あごめん』

『あ゛あーーーー!!!』

……ねえ、

『あっはははははは』

『ちょっと碧〜……www』

ふたりの秘密基地を、

『琉依が空き教室でギター弾くの好き、絵描きながら見てる』

『……そっか、うん、ストーカー?』

『なんでそうなるんですか!?』

覚えていますか


褪せていませんか



曲パロです!本家様は楽園市街様の撒羅沙です

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