千尋とデ-ト 女神様も女の子であった。
千尋とよく出掛けた。家内は私の相手をしてくれなくて千尋に任せていた、伊良湖岬へ大あさりを食べに行ったり水窪へジンギスのシシ肉を買いに行ったり法多山•御前崎•砥鹿神社と霊的関わりが必ず発生する。面倒だからと直虎の細江は行かなかった。千尋に言わせると大和朝廷以前の神が居るから•••力が強くて鬱陶しいとのこと。神の世界はわからん。
ある日 千尋と浜松駅で待ち合わせをした。
学校帰りの乗り換え場所バスターミナル下の喫煙場所である。ただコ-ヒ-を飲みたいと...無理やり引きずり出され千尋を待っていた。
「お父様 お待たせ! モカ飲みたくなった。!」
「学校帰りは 学校が煩かったな!」
「お父様 デ-ト! デ-ト!」
千尋に手を引かれ、遠鉄百貨店B1より入ると色とりどりの食品に千尋の足が停まり今度は私が無理やり千尋を引きずり階を上がった。
「ん~! 美味しそうだった!!」
「コ-ヒ- 飲むんだろう。 予定が違うよ!」
「ん~残念!お母様と来たら絶対買う。!!!」
「それよりここで コ-ヒ-飲めるところ有ったっけ?」
一階でウロウロして店員に案内を受け二階へと上がった。千尋の好きなものがコ-ヒ-でないことがわかった。スウィーツを5種類注文し尚且つコ-ヒ-は注文せずココアであった。
目をキラキラさせてパクツクパクツク。
女神様でも年頃の女の子であった。そして学校であった事をあ~でもないこ~でもない…女の子だな~と思い 親になったと…。
フンフンと頷く私。1時間は過ぎたろうか?
「千尋!ついでに何か見て行くかい?」
「ちょっと いいもの買いたいかな…。」
「洋服?……ブランド物かい?」
「エヘヘ 其なりの場所で着るものかな?」
私は困った。正直 千尋が言ったいいものとは貧乏人の私の知らない金持ちの買い物だろう。惚け老人の頭フル稼働して出た答がデパートの外商部であった。一階の案内で説明して外商部の社員を呼んで貰った。すると貧乏人相手ということで新人の女性がやって来た。
「外商部の高林あやねといいます。どの様な物お探しでしょうか?」
すると 千尋はフランス語で答えていた。
「お姉さん!パ-ティーなど正式な場所で着るもの一式探してます。」
何故か学の無い私には日本語でどこぞの方言の様に聞こえた。かなり訛っていた。まわりは案内係の女性を含めちんぷんかんぷん。目が点状態。外商部のあやねさんは平然な顔でフランス語で返していた。
その後は2人に連れられてアッチでウロウロ、こっちでウロウロ。靴ひとつでウン十万?ドレスが百万台……うそだろう。
グッチ!ティファニー!知らんがな~!!
でも 千尋の買い物が美しいファッションショウを生で見ているようで楽しくおもしろく値段を見ずにウキウキ。
支払総額1500万を越えた。腰が抜けずにくだけ散った。それでも本物のセレブの前では、最低クラスらしい。
あやねさんはこの時デパートのいろいろな記録を作ったようだ。千尋は知らないことが恥ずかしいから知られぬようにフランス語を使ったそうだ。千尋はこの一見であやねさんを気に入りデパートより引き抜き自分の付き人にした。
高林あやね本人は知らないが、その昔七面天女様お付きの侍女であり本体は青龍である。千尋はその記憶を思い出させると共に霊力を当時の数十倍アップさせていた。私が次に彼女にあった時目つきも話し方も雰囲気も違って別人かと思った程である。ただ私に対して根底に エロオヤジ が有るようで時として私に対して蔑んだ哀れみを込めた目で見ることがある。ちょっと当たっていて辛い。
浜松駅側でマンションを決めており商品はそこへ配送を頼んだ。
この時千尋がきて3ヶ月が過ぎようとしていた。私の通帳には億を越えるお金が入っていたが千尋が管理していた。そしてお金は月々数千万入ってきていた。千尋は私が酔っ払って言った会社システムを構築すべく選び抜かれた人材を浜松へ呼び集め企業体の骨格をつくっていった。その中心に高林あやねを置くことにした。
高林あやねは母子家庭であった。しかし貧乏ではなかった。母親が弁護士であり本人もアルバイトで生活を支えたと言う。千尋はあやねの母親の弁護士事務所を使うことになるのだが なんと私が最初に千尋の養子縁組で伺った弁護士事務所であった。
次から学園の話になります。
つつがなく•静かに過ごして来たのに、やっぱり原因は千尋、冗談をたまに言うから冗談にならない。
学園祭から歌姫になり いろいろやらかしますが••••。




