1/3
1話:異世界からの招待状
その日、一通のメールが三人の男に届いた。
「なんやこれ?」
「異世界アフロンティアからの」
「招待状ですと?」
ひとりは自室のドアを横開きにガツンとあけると、一階へと続く階段を駆け降りた。
「なあオカン! 魔法があるっぽい世界から遊びに来ないか!って招待状が来たんやけど」
またひとりは、ジェルでオールバックに固めた髪にクシをいれてスプレーをかけ後ろでひとつに束ねたあと、スマホを取り出して電話を鳴らした。
「よおオカン、なんか異世界から招待状がよぉ」
そして最後のひとりは、スチャしたメガネから手を離し、パソコンの秘密のフォルダをゴミ箱に入れ完全に消去したあと、リュックサックにもろもろ詰め込んでリビングにてコーヒーをそそぎながらいった。
「母上殿、ようやく世界がわたくしを欲するようで招待状が届きまして」
奇しくも、とあるうどん県にある小さな町の、みっつの一軒家。
「「「招待状??」」」
その言葉が、母と呼ばれる三人の女性の口から発せられたのは、日本時間11:56、まったく同時のことだったとゆう。
「「「あんたあ! 昼間から頭のおかしげなことゆっとらんと、はよ働き先見つけてこんかな! 進学もせんとあんた!もう16なんやでぇ!!!」」」
そのとき、地球から三人の姿が逃げるように消えた。




