9話
環「うーーん…やっとついたー!」
トルア「3日間お疲れ様です」
環「二人が居てくれたから頑張れたのかな」
ケルア「すでに日が暮れてきています。移動しましょう」
環「わかった。宿でも取ってあるの?」
トルア「宿…ですかね」
―
環「こんな場所に泊まっていいの?」
トルア「先方が取って下さったので…」
環「それならいいけど…こんな絢爛な場所初めてみたわ」
トルア「金が光を反射して少し目がチカチカしますが…」
環「そうなんだよね…なんか掛ける布かなんか欲しいかも」
トルア「今ケルアが取ってきています。少々お待ちを」
環「さすが」
―
ケルア「確かに少し眩しいですね」
環「ありがとう」
ケルア「いえいえ、何かございましたら何なりと。隣の部屋にいますので」
環「あれ?トルアは?」
ケルア「食事を作りにいっております。おそらく環様のお口に合わない食事だと思われるので」
環「そうなんだ、トルアにありがとうって伝えておいて」
ケルア「大変喜んでおりますよ」
―
環「うん、美味しい」
トルア「馬車内で聞いたものを作ってみましたが、お口にあってよかったです」
環「聞いただけでもここまで再現できるんだからすごいよ」
トルア「環様の説明が上手なんです」
環「そういうことにしておこう」
トルア「それでは明日からについてのことについてお話しさせていただきます」
環「うん」
トルア「まずはお疲れだと思われるので明日は一日好きにしていただいていいみたいです。明後日から公務ですね。公
務と言ってもここの街の長にあって少しお話ししていただくのと、パレードに出ていただきます」
環「また見られるの…?」
トルア「聖女様が現れたとアピールするみたいです…」