表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/27

5話

環「今日はこれくらいかな」


トルア「ありがとうございます!」


環「そういえばケルアが見えないけど」


トルア「大丈夫です。他の仕事をしているので、思考も共有できてます」


環「本当便利よね」



トルア「それほどでも」


環「それじゃ今日は寝ようかな」


トルア「かしこまりました」



環「ふわぁー…なんか慣れるの早すぎる気がするけど…」


まだ来て一日も経っていないのにこの慣れようは異常なのかもしれない。もしくはトルア、ケルアがいるおかげで寂しく

無いのかもしれない。


環「でもやっぱり少し寂しいかも…」



布団を頭まで被る。


何だか人の目が無くなったと思うと不思議と涙が出てくる。


生まれてから色々あった。



トルア「お疲れ様です」


ケルア「これくらいなんてこともない」


トルア「敵ですか…」


ケルア「誰だって万人に好かれるわけではない」


トルア「勝手に呼び出されたのに命を狙われるなど…」


ケルア「そのための私たちだ」


トルア「そうですね…私たちも休みましょう」


ケルア「そうだな…明日からはおそらく不眠不休だ」


トルア「慣れています。それよりその血生臭さをどうにかしてきてください」


ケルア「そうだな…」



環「いつの間にか眠っていたのかな…」


外はぼんやり光が差している。


ベッドから降り、カーテンを開け、窓を開く。


環「涼しい風…」


時間は5時くらいだろうか。太陽の光を浴びると少し心も温まる。


昨日の悲しさはどこかに溶け込んだのか、清々しい気持ちである。


扉を叩く音が聞こえる。


トルア「環様おはようございます」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ