表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/27

2話

「それではお着替えも済んだようですので、専属を入れますじゃ」


扉が開き、老婆の代わりに一男一女が入ってくる。


「専属執事のケルアです」


「専属侍女のトルアです」


環「え?似ているけど、兄妹?」


ケルア「えぇ、私が兄の…」


トルア「えぇ、私が姉の…」


環「え?」



ケルア「いや…私がですね…」


トルア「いや…私がですね…」


環「あぁ、双子ってことね。どっちでもいいんじゃない?血繋がってるなら仲良くしなよ」


ケルア&トルア「失礼しました」


環「合い過ぎてもう芸みたいになってるよ」思わず失笑してしまう。


ケルア「笑っていただき、ありがとうございます」


トルア「聖女様のお顔が優れなく見えなかったので」


環「あ、気にしてくれたんだ。それにしても良く合うね」


ケルア「二人のスキルは意思疎通。大抵のことは考えていることがわかります」


トルア「もちろん、仕事中だけですので自分の時間は大丈夫です」


環「へぇ…面白そう」


ケルア「面白そう。と言うより便利。でしょうか」


トルア「そうですね、仕事のし忘れがない為大変重宝されます」


環「そんな二人が私に着いちゃっていいの?」


ケルア「聖女様はそれだけ大切なお方。と言うことです」


トルア「悪く言えば二人で一人前と言うことです」


ケルア「それは…」


環「そういうこと」


ケルア「はぁ…そういうことにしておきましょう」


トルア「それでは本日のご予定をお知らせいたします」


環「予定?仕事的な?」


ケルア「本日降臨なされた身に公務は辛いと思われます」


トルア「本日はこの後昼食をとっていただき、周りを見て回ってもらいたいと思います」


環「わかったわ、それじゃ行きましょ」

ケルア「それではご案内致します」


トルア「お足元にお気をつけて」


環「ありがと」


ケルア&トルア「精一杯お供させていただきます」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ