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10話

環「今日は自由だっけ」


トルア「はい。遅くにならなければ大丈夫です」


環「ここって何が有名なの?」


トルア「作物が有名でしたね」


環「でした?」


トルア「ええ、旱魃が続いて作物が上手く育たないみたいです」


環「確かにひび割れている地面もあったけど…そんなに雨が降ってないの?」


トルア「詳しくはわからないのですが、1ヶ月一切雨が降らない時もあったみたいで」


環「そっか…」


トルア「なので今はこれといって名産などはないのです」


環「でも昨日食べたの結構しっかりしていたけど…」


トルア「あれは我が国から持って来たものですので」


環「そういうことか…うーん」


トルア「どうかなさいましたか?」


環「そうだとすると外でも大したものは食べれないかもって」


トルア「そうですね…」


環「それよりここでゆっくりした方がいいのかなって」


トルア「そうですか…それでは外におでかけしたくなるようなことがあればお呼びください」


環「うん。わかった」



天候操作。私に与えられたスキル。


これを使うとどうなるのか、使ったことがないからわからない。


でも旱魃が続いてしまうと人々が苦しんでしまうかもしれない。


だからと言って私が天候を操作してもいいのだろうか…。


それがバレてしまえば、色々厄介ごとに巻き込まれるかもしれない。




『雨だ!恵みの雨だ!』


外が騒いでいる。


薄れゆく意識の中、トルアが駆け寄って来ているのを気づいた。



環「ううん…」


トルア「環様!?大丈夫ですか?」


環「うん…大丈夫かな」


トルア「ベランダで倒れていたので…雨で濡れてしまっていたのでお着替えもしました」


環「雨…降ったんだ」




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