真実の告白
昨日中には出せなかったけど…寝る前に出せたから許してください(>人<;)
「…創生魔法です」
『おい!?』
「……」
「創生魔法…?」
「聞いたことがないけれど…」
父も母も戸惑っている様子。
何より一番焦っていたのはピュリーの中の何かであった。
(お父さんとお母さんくらいには話しておいてもいいと思うの。理解してね)
『まあ、今更誤魔化しようもないし…もうわしは知らん』
ありがとう、と小声で言って、再び両親に向き直す。
未だに理解が追いついていない様子。
「…今から、私の魔法の全貌をお話しします。先ほども言いましたが、くれぐれも内密にお願いします」
「…ああ、わかっている。それでは、説明を頼む」
「まず、創生魔法というのは一般的な魔法とは大きく異なります。創生魔法では、既存の魔法やそうでない魔法など全てを創生することができます」
「なっ!!?」
「あらあら、すごいわね〜!」
この時点で2人とも愕然としている。
…まあ、無理もないだろう。いきなりこの世に存在しない概念を突きつけられても、すぐに理解できないのは当然である。
案外母は順応したようだが。
「まあ、まずとは言ってもこれが全てですね」
「まて。今…なんでもと言ったな?伝説の転移魔法や時空魔法も?」
「あ、はい。もう使えます」
「「……」」
これには流石に2人とも呆然としていた。
「…思っていた以上に規格外だな。これは内密にと念を押す気持ちもわかる」
「すごいわね、リィ!こんな能力がもらえるだなんて、神様に感謝しなくちゃね」
「はい!…あ、そうだお父様、お母様」
「ん?どうした?」
「世間一般では私の能力は火、水、光の〔トリプル〕となっておりますので、よろしくお願いします」
「ああ、そんなことか。了解した」
「なんというか…本当はあの〔トリプル〕というだけで失神ものなんでしょうけど、さっきの衝撃が大きすぎて驚かなくなっちゃったわね…」
「それでは、私からは以上です」
そうして、この話は終わった。
その後の食事はつつがなく進み、食事がおわると私はまた自室に戻った。
『全く…冷や汗が止まらなかったぞ』
(えへへ、ごめんね)
『えへへじゃないわ!口から心臓が飛び出そうだったぞ!』
(まあまあ、無事に終わったんだからいいじゃないの)
『…もう、お主に任せるわしは疲れた。おやすみ』
(あんたどんだけ寝るのよ…って、寝るの早すぎでしょ!)
しかし話し相手がいなくなったリィも、だんだんと眠気が増して行く。
「…ふわぁぁ……すう…」
何だかんだ言ってもリィはまだ6歳。
精神とともに肉体にも自覚しているより疲労がたまっていた。
そうして一度眠りに落ちたリィは、朝まで目覚めることはなかった。
……………
次の日の朝は、いつも以上によく眠れたのか目覚めが良かった。
「全知、今の時刻は?」
〈午前6時2分38秒です〉
流石である。しかし、応答は早いがいかんせんこの声に慣れない。ストーリー外で何回かこれを使ったが、何より言葉が機械的で息がつまるのだ。
何とかならないものか…。
《【全知】を私とリンクさせましょうか?そうすれば、全知の知識を私が引き継ぐこともできます》
…相変わらず素晴らしい能力である。
便利すぎて私がダメになってしまいそうだ。
(じゃあ、よろしく!)
《承知しました。能力【全知】を【創生魔法】とリンク…完了。これにより、【創生魔法】は【全知】と情報を共有できます。なお、全知は創生魔法と一体化しましたが、能力そのものがなくなったわけではありません。ご安心ください》
相変わらず手厚い。
てかまたレベルアップしてる気がするんだけど、気のせい?
《レベルアップはしておりません。前回レベルが上がったので、私自身が自我を形成し、こうして会話ができるようにしました》
…能力が?…自分で自我を形成!?何じゃそりゃ!?
【全知】は私が自我を持たせたけど、自分で自我を持たせるって…可能なの!?
《可能です》
…そりゃそうだよね。事実既にそれに成功した能力があるんだもんね。
どっちにしても、便利になったのは変わりなく、いろいろなことを気軽に聞けるようになった。
コンコン。
メイドが扉を叩く。
「失礼します。ご朝食の準備が整いました」
時刻は、7時00分。
いつの間にこんな時間かと、リィは急いで階段を降りて行った。




