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〇〇は『赤き雪原』にある洞窟に向かうそうです その14

 うーん、遅いなー。まだかなー、次の試練。俺がその場で足踏みをしていると何かを踏んづけてしまった。


「ん? なんか踏んだな」


「おい! 早く退け!!」


「あれ? なんか声が聞こえるなー。どこからだろう」


「君の足の裏だ!! とにかく早く退いてくれ!!」


「ん? 足の裏? あー、ごめん。思い切り踏んづけてたわ」


「まったく、落ち着きのない子どもだな」


「あー、えーっと、お前は誰だ?」


「私か? 私はキャンサードオニックスだ!!」


「あー、かにかー。というか、ちっさ! 赤ちゃんかな?」


「失礼な! 私は赤ちゃんでも子どもでもない! 現在婚活中のオスだ!!」


「あー、うん、分かった。で? 俺と戦うのか?」


「一年前に来ていたら君は私に殺されていたが、私は今婚活という名の戦争をしているのだ。なので万が一ハサミが折られてしまうとしばらく婚活できない。ということで、今回は君の不戦勝だ!」


「あー、そうか。分かった。いい人……いや、いいかにと出会えるといいな」


「ありがとう、少年。しかし、油断は禁物だぞ! 少年! 次の試練が始まるまでストレッチでもしていたまえ!!」


「あー、うん、分かった」


「うむ! では、何かあれば呼んでくれ」


「おう」


 なんか面白いな。ものすごくちっさいけど。

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