表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

397/420

〇〇は『赤き雪原』にある洞窟に向かうそうです その6

 チエミ(体長十五センチほどの妖精)とヒスインコの髪ベッドメーキングは俺の一言でようやく決着した。


「二人とも申し訳ないけど、あんまり髪をいじらないでくれ。俺の髪はお袋の髪だからできるだけ痛めたくないんだ」


「はっ! わ、私たちはなんと愚かなことをしていたのでしょう」


「忘れていた……髪型は本人に……いや、髪に決めさせるべきだということを」


「えーっと、二人ともそんなに落ち込む必要はないぞ。ちょっと楽しかったから」


「いえ、これは自分自身にあきれているんです」


「同じく……」


「そ、そうか」


 うーん、髪ベッドメーキングにここまでこだわりがあるやつってあんまりいないから気持ちがよく分からないけど、二人とも頑張ってたからそれは評価していいかな。


「二人ともお疲れ様。えっと、ヒスインコはこれからどうするんだ?」


「一応、お前についていくつもりでいる」


「そうか。じゃあ、これからよろしくな」


「ああ、よろしく」


「おいおい、お前らしくないぞ。出会った時みたいに元気よく言えよ」


「あ、ああ。え、えーっと、よ、よろしく!」


「ああ!」


 なんか俺の一言で終わっちゃったなー。うーん、でも結果は良好だから良しとしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ