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〇〇は『赤き雪原』に向かうそうです その130

 ふむ。肉の量は均一だな。

 みんな三つずつある。

 まあ、さすがに大きさはバラバラだが。


「シャドウ、やっぱりお前の勘違いじゃないのか?」


「いいや! 違う! よく見ろ! 俺のだけ他のやつらのより肉が小さい!」


 お前、さっき肉を少なめにされたーって言ってなかったか?


「別に少しくらい小さくてもいいじゃないか」


いやだ! 俺はもっと大きくなりたいんだ! あっ……」


 今まで嫌な空気をかもし出していたシャドウだったが、それを聞いた途端みんな笑顔になった。


「そうか、そうか。お前はもっと大きくなりたいから肉の量……いや大きさにこだわってたんだな」


「い、今のは違う! 別に俺は!」


「よし、じゃあ今から狩りに行こう。シャドウ、お前も来るだろ?」


「え? あ、ああ」


 な、なんだ、こいつら。

 急にニヤニヤし始めたぞ。

 ま、まさか俺を今日の晩飯にしようとしてるんじゃ。


「おい、シャドウ。何ボーッとしてるんだ? 早くしないと置いてくぞ」


「わ、分かってる! 少し考えごとをしてただけだ!」


「そうなのか? なら、いいんだが」


 こうして俺はナオト(『第二形態』になった副作用で身長が百三十センチになってしまった主人公)と共に狩りに出かけた。

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