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夜行獣 The Nocturnal Eyes  作者: 齊藤 鏤骨
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設定集Ⅱ 登場人物




◆部族及び人名等


◇ヌーク


 惑星ニュクスを襲った大災厄ののち、人類は致死光線に加え重金属の曝露(ばくろ)という過酷な環境に取り残され、かろうじて生き残った一部の者たちは猛毒の重金属をエネルギー源とする惑星由来の微生物である<小さき神々>をその血潮に取り入れた


 これによって、新たなる代謝系とパラサイトとホストの軍拡競争(赤の女王理論)による飛躍的な進化の可能性を手に入れた





●ウズリン族


 夏季はフィポスメリア平原を拠点とし、冬季は南方の冬都ザラスへ周遊するダール・ヴィエーラ最大の部族


〇ゲイル:ウズリン族の族長アルムントの娘、ファディシャの妹 本作のヒロイン


〇ファディシャ:ゲイルの兄、実質的なウズリン族の支配者


〇イムナン・サ・リ:ファディシャ配下の魔術師、通称ウズリンの妖術使い、その正体はケスの王姉ファラミスを母とするタルクノエムの前執政官ギランの庶子


〇ルー・シャディラ:強大な力を持つ巫女にしてファディシャの形式的な正妃、ケスの魔王ズールムンデの遺児、幼い頃イムナン・サ・リとともに虐殺を生き抜いた


〇ドゥルサーラ:ファディシャの妾妃


〇アルムント:病床にあるウズリン族の族長


〇カーリー:アルムントの妻、ヴァンパイアとしての特長を持ち、ファディシャたちが幼いころ出奔した


〇スーラ:ゲイルの乳母


〇カリン:スーラの末娘


〇お婆:ウズリン族の老巫女・呪術医、イムナン・サ・リを見込んで勝手に後継者に指名している


〇ネルヴァド:イムナン・サ・リを憎悪するウズリン族の戦士


〇ガリィ、ドルド:ファディシャの左右に控える長身美形の従者


〇ファローン:ファディシャとドゥルサーラの息子


〇ザック:ゲイルの飼っている雄狼


〇黒駒:ゲイルの愛馬


〇月影:イムナン・サ・リの愛馬





●西タルー族


 石と氷の都ガムザノンを拠点とし、北方の雄、北の蛮族として知られる勇猛な部族 偃月刀を操る 聖地フレイシアを管理している


〇ナビヌーン:族長カムール・ギジェの甥にして後継者


〇カムール・ギジェ:西タルー族の族長、正体不明の敵に狙われている


〇イーサ:ナビヌーンの配下


〇シノロン:ギム・ア・ポトスで囚われていた少年





●東タルー族


 骨牙(こつが)の城塞グルーガを拠点とするタルー族の分派、西タルー族と百年に渡り血で血を洗う抗争を繰り広げている


〇ガスキール:東タルー族の族長 好戦的で奸智に長けた人物


〇ヌイヤック:ガスキールの弟


〇パルム:ギム・ア・ポトスの衛士、イムナン・サ・リに魂を乗っ取られた


〇サルダス:ギム・ア・ポトスの門衛





●オズク族


 アピを拠点とする北方の部族 西タルー族とは縁戚関係にある


〇ナディヤム


 オズク族の長、ナビヌーンの従弟





●闇の輩(無法者、魔族、魔獣)


〇ヤ・バル・クーン:ギ・イェクを牙城(がじょう)とする夜盗の首魁(しゅかい) 闇の貴公子


〇ジルガ・ロンガナンナ:ヤ・バル・クーン配下の妖鳥の女王


〇キシアン・ナージ:霧深きポーメリアンを拠点とするサイラス出身の快楽主義者


〇ハーピィー、ヴァンパイア、ウルフマン:夜の闇に適合したヌークが変化した魔物


班雪(はだらゆき)(きみ):スノーフレークの班を持つムスタングの天馬 時忘れの小魔界、(ねぶ)りの(うろ)の主 闇の(しもべ)としてヤ・バル・クーンに仕えた過去がある


〇白狐、白貂、タビネズミ、侏儒(しゅじゅ)、白梟:眠りの虚の住人


〇雪虫:班雪の使い魔


〇霜の狼:ダール・ヴィエーラの獣を統べる王


蟇蛙(ひき):夜の女神の使い魔、屍兵を操る


〇夜の女神:氷河の神殿(ゾムドの泉)に住まうニュクスの先住者である小さき神々の集合意識


〇ウンディーネ:眼球を持たぬ醜悪な姿をした水棲の魔物、夜の女神の配下


〇ムルカベールの戦士:代々リザイツェオーン家に使える異形の一族





●タルクノエム


〇イルラギース:リザイツェオーン家の現当主であり、タルクノエムの執政官 イムナン・サ・リの腹違いの長兄に当たる


〇セツ:荘園主、イムナン・サ・リの二番目の兄


〇イレージェ:ガルムの法院の首席、イムナン・サ・リの三番目の兄


〇イムナン・サ・リ:(ウズリン族の項参照)


〇ギラン:リザイツェオーン家の先代の当主


〇ロジェ:ギランの正妻、イルラギースらの母


〇エフェルメ:イルラギースの亡き妻


〇サディウス:イルラギースとエフェルメの息子


〇アルムロス:エフェルメの父、金融業者


〇ファーセル:ギランの側近、引き続きイルラギースに仕えている


〇サーマス:武器商、イルラギースの懐刀


〇ゾイエ:サディウスの教育係


〇ファトラン:興行師


〇カーマイン:毛皮商


〇ハランダール:カーマインの幇間(たいこもち)


〇アロス老、ゼノック、イズリー夫人:狂信的なオメガ教徒の一派


〇カリス博士:サイラスを離れ、夫とともにギランと行動を共にしエアリアス探索に生涯を費やした 余生をタルクノエムで過ごす


〇セレン:鍵職人の若者 少年イムナン・サ・リの師にして愛人


〇モーラ:セレンの恋人


〇ザクロブ:イルラギースの学友


〇ザイレ:ヴェネド家の当主


〇マダム:安宿の女亭主


〇ガディ:秩序の門の警吏





◆コーダ


 人類直属の末裔 長い宇宙船での生活のあいだに色覚を失っている もとはカフェオレ色だった肌もかつての居住地、白色矮星を主星とする惑星テオティワカンの環境に適合したため退色している





◇冥府サイラス


〇ゴーシェ:ダール・ヴィエーラでの任務の途中で精神に変調をきたした若き兵士


〇ウルダ:ゴーシェのパートナー、ルー・シャディラと接触を図っていた


〇司祭:サイラスの実質的指導者


〇大佐:司祭の配下、ダール・ヴィエーラでの工作活動に従事する


〇キシアン・ナージ:(闇の輩の項参照)


〇カリス博士:(タルクノエムの項参照)


〇タヒ:身寄りのない少女、サーマスらに拾われる





〇レィヴン:千年の刻を生きるサイラスの皇帝 本作のもうひとりの主人公


〇アズール:サイラスの皇妃





◆ケスの一族


 キメラとして人工的に造られた異能者の集団 黒髪、黒い瞳を持つ





〇ファラミス:ズールムンデの姉、イムナン・サ・リの母


〇ズールムンデ:ケスの魔王、ルー・シャディラの父


〇イムナン・サ・リ:(ウズリン族の項参照)


〇ルー・シャディラ:(ウズリン族の項参照)





◆宗教・神話


◇ヌークの神話


〇ラ・ウ:地上のすべてを飲み込もうとしている天空の隻眼せきがんの狼 タルクノエムから闇の輩に至るまでヌークの諸部族によって広く信奉されているが、部族によってその神性を異にする


〇ククスル・カルダーダ:ラ・ウの左目を射ち落したウズリン族の英雄


〇レッドスワン:伝説の白鳥の乙女


〇ナンナ:北方の部族の伝説にある万物の祖である氷河の女神


〇アムルタ:ナンナの娘 暁の女神





◇その他


〇オメガ教:人類がかつて信仰していたカトリックから終末的要素だけを切り取った滅びの宗教 そこにはもはやメシアや聖家族は存在しない サイラスとタルクノエムの一部で信仰される


〇ポーメリアンの共同体:快楽主義者キシアン・ナージを師とする秘密結社


性的開放と麻薬の使用が噂されていたが詳細は不明である


〇ケスの一族:ケス王ズールムンデに対する個人崇拝 人身御供等悪魔的儀式を行っていた


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