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元傭兵ですが士官学校に入学します。  作者: アクアマリン
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⑤今後の方針

サットがエルとの救援要請の受諾を得て村への帰還している頃。サンバルド村では元傭兵達に対抗するための、準備が進んでいた。


「リーダー」


広場で作業をしている、自警団のリーダーに話かけたのは自警団に所属し武器の調達任務に就いている、ルーン・へイル(通称ルーン)という自警団員であった。


ルーンは自警団に所属するバウワーの右腕であり、年齢は30代そこそこで体系は足が短く胴長であり顔は濃く、よく異国の人間と間違われることがある。さらに彼はいろいろな武器の扱いにたけており、さらに武器の製造までやっているため村では鍛冶屋を営んでおり、そのため今回武器調達任務に就いているのである。


片手を上げ駆け足で近寄り、ルーンは眉間に力を入れ話した。 



「リーダー、武器の調達任務終わりました。村人が集めた武器として使えそうな物と、私が製造した武器を合わせて我々全員に武器が十分いきわたるでしょう。」


バウワーは部下の片に手をやり、部下に労いの言葉をかけた。


「そうか、ご苦労であった、すまんな色々苦労をかけて。」


ルーンは頭に手をやり照れ臭そうな顔をした。


「いえいえ、私はこの村のために戦いたいから戦っているだけですよ。」


「そう言ってもらえると助かる。」


二人のちょっとした談笑が終わると、救援要請に行ったサットという少年についての話が始まった。


「リーダー、サットを救援要請に行かせたそうじゃないですか」


「ああ。そうだとも。」


「もし救援要請に受諾してもらったとして、いつごろ傭兵達は来ますかね?」


リーダーは腕を組み真剣な顔で話を続けた。


「それはわからんなサットはあんなひょろい体系をしているが、交渉力にたけている人物だからな、きっとうまく交渉を進め迅速な救援要請を成立させるだろう。」



ル―ンは険しい表情になりながらもしもの可能性を話し出した。


「そうですか、救援の傭兵が来る前に敵が攻めてきたら大変ですな。」


リーダーも険しい表情になり、可能性を話出した。


「そうだな、もし敵が明日攻めてきた場合こちらの準備がまだ完全じゃないからな二日もちこたえられたら上出来だろ、もし準備が完全に終わったころに攻めてきたとしても四日もちこたえるのが限界だろう。」


二人は一層険しい顔をし、話を続けた。


「リーダー準備が完全に整ったとしても傭兵の救援がなければ、我々の勝利は難しいということですな?」


「そういうことだ、我々の勝利には傭兵たちの力が必要なのだよ。」


二人の会話が終了しルーンが持ち場に戻った。


次に広場に杖をつきながら村長が訪れ村人の訓練状況や後方支援について話があるため、リーダーに話かけた。


「リーダ―殿、言われた通りの訓練を村人させているため、村人は武器の扱いには慣れてきておりますぞ。」


リーダーは現在の進行状況を真剣な眼差しで聞いていた。


「そうですか、村長助かります。そういえば後方支援の方はどうなりましたか?」 


「後方支援についてはご婦人方のご協力もあり、人員は十分じゃよ。だが問題があるとすれば、村人の訓練状況じゃの順調に進んでいるとはいえ初心者に毛がはいた程度じゃからの、元傭兵との一騎打ちでは勝ち目は薄いの。」


リーダーは再度腕を組み直した。


「それについては、考えております村長。村人には3人一組で戦っていただき、三人のうち一人以上はこちらの剣技に心得のある自警団員を入れます。」


村長は興味深々な顔で頷きながら聞いている。


「そういうことか、3対1で戦い確実に一人を倒し技量の差を人数で埋めうるということじゃな。」


「そういうことになりますね。相手とこちらに人数の差はありますが、これが一番の得策でしょう。」


「リーダー殿、村人に早速そのことを伝えてくるので詳しいことについてはリーダーの方から頼む。」


「村長了解しました。」


二人の会話が終わり、村長が訓練をしているところへ戻ると、リーダーも村の進行状況の見回りに向かっていった。

ブックマークがしていただいた方有り難うございます。


私が書いている小説楽しんでいただけたでしょうか?


正直まったく小説に自信が持てないでいるので、改善点などありまいたら、辛口でお願いします。


ご意見ご感想お待ちしております。


少しでも気に入っていただけましたら、ブックマークの方お願いいたします。

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