③傭兵の館到着
自警団のリーダー言われた命令を遂行するため、傭兵の住処に救援要請をしに向かっていた。
サットが向かっているのは、村から30キロ離れた場所の山の頂上にある館だ。その山は近くに村がないため誰も近寄ろうとしない山である、サットが足を踏み入れると聞いた事もないような音があちこちから聞こえ、そのためサットは警戒しながら進んでいた。
サットが山の中間地点に着いた時、日が落ちだし夜を迎えようとしていたのでサットは山で一番安全そうな山の中間地点で一眠りし頂上に向かう事にした。
サットは地面に寝そべりながら、空に向かって呟いた。
「あ~疲れた~くたくただ村の方は大丈夫かなもう戦闘になってなりしないよな。」
サットは独り言も呟きながら村の事を心配し、明日の傭兵たちの事を考えながら就寝した。
就寝して四時間くらいたっただろうか、サットは周りから聞こえてくる足音で目を覚ました。その足音はサットの方へだんだん近づいきた。
サットは警戒を強め、大きな声で近づいてくる奴に向かって敵意のないことを示そうと、地面にしっかり足をつけ両手を空に向かってあげ、大きな声でどこにいるかもわからない奴に話しかけた。
「俺は山の頂上にいる傭兵に用があってきた、あなたに危害を加える気はない、信じてくれ。」
サットは同じような言葉を何度も発し、敵意のないことを相手に伝え続けていた。その時、サットの左の方の木々から近づいてきたであろう人物の声が聞こえた。
「我々に用があると?対戦が終わって間もないというのに、話は頂上で聞こう頂上で待っている。」
その人物から発せられた声にサットは驚きを隠せづにいた。まず自分が目的としていた傭兵であろう人物であったのと、彼のしゃべり方が妙に偉そうであったからである。
サットが今の状況を理解し相手に対して質問をしようと口を開いたとき、サットに近づいてきた足音は遠ざかっていく音が聞こえた。
その後警戒を強めながらも、再度目を閉じることにした。
早朝サットは、昨日の人物を思い出しつつ頂上に向かった。
頂上に着くと想像していたよりボロイ屋敷があり、周りには戦闘があった痕跡のある穴や傷などがあった。
サットは不思議そうに周りを見渡し、屋敷の門の方に向かった。
屋敷の門に着くと、自分がどこの誰であるかを紹介しつつ要件の概要を大きな声で門の中にいる傭兵に聞こえるように話し出した。
サットは門を叩きながら、門の向こう側にいる人に話しかけた。
「私の名前はサンバルド村の自警団に所属しているサット・ミルドと申します。お願いがありやって参りました、我々の村は今元傭兵どもの攻撃対象となっています。どうかお助けください、もちろん報酬も用意しております、お話しだけでもお聞きください。」
サットが何度か同じことを話していると、門が開きだし、そこから十代くらいであろ髪は肩まであり体格は十代の平均くらいで、偉そうな顔をしている少年が立って迎え入れてくれた。
「これはこれはサット・ミルド殿どうぞお入りください、私はここの傭兵団をまとめておりますエルデスト・フリーゼル(通称 エル)と申します。」
その発言にサットは動揺をし、エルの顔を凝視してしまった。
なぜなら自警団のリーダーから聞いた話では40歳前後の体が筋肉の甲羅で覆われている屈強なこれぞ戦士っていう感じの人だと聞いていたからだ、サットの今の目の前にいるのは十代そこそこの奴であるからだ。
動揺をしているエルを無視しエルはサットに両手で誘導しながら、笑顔でサットを迎えようとした。
「サット・ミルド殿話はここではなんですので、客間にご案内いたします。」
いやーーーーー
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