初戦惨敗
最近は魔法が楽しすぎて、もう一つのお楽しみを忘れていたよ。
と言う事で、さっそくユリさんに聞いてみよう。
ユリさんは、ああ見えて263歳らしい。
魔族は1000年くらい寿命があるって魔王様から聞いたし、人間で言ったら26歳くらいだろうか。
ちょうどいい年齢ですね。
とってもそそられます。
「ユリさん…………なにか魔王様からの指示で………忘れている事とかありませんか?」
「忘れている事ですか?」
「ええ、とっても重要な事ですけど………」
「魔法の指導と衣食住の手配、召喚の説明の他に何かありましたか?」
「あ………じょ、女性を………」
「あっ、女性の紹介の件ですか?申し訳ありません。忘れておりました。」
「いや、思い出してくれれば問題ないんだけど」
「それで、好みの女性の特徴を教えて下さいますか?」
「………ユリさん」
「えっ?」
「ユリさんがいいです!」
「……こんな私なんかでいいんですか?」
「ユリさんじゃなきゃ、イヤです!ユリさんがいいんです!」
「そう仰るなら、喜んでお相手致します。よろしくお願いしますね、勇者様」
20年生きてきて、何度となくチャンスを不意にしてきたが、これから俺は漢になる!
たいして勉強せずに高専に入学して、卒業できる程度に頑張って、大企業に推薦で入った俺は、高望みしすぎで突撃した事がなかったし、機会も訪れなかったが、やっとチャンスが巡ってきた。
しかも、こんな美人とできるなんて魔王様々だな。
だが、大きな問題がある。
やり方が、わからん。
俺も男だし、その手の本とか見たことはあるから、知識としては知っているが…………いかんせん、実戦経験が無きに等しい。
等しいどころか無い。
ユリさんになんて接すれば良いのだろうか。
そんな心配をよそに、ユリさんは準備を整えてしまったらしい。
もう下着姿でいらっしゃる。
(眼福です、ユリさん)
最初は思い切って突撃したお陰か、主導権を獲得できたが、その後のペースはあっちに握られたまま終わってしまった。
初の実戦は経験不足のためかボロ負けでした。
いや、経験不足なんて言い訳ですね。
ユリさん、めちゃくちゃ上手かったですわ。
身体中ユリさんに染められちゃいました。
あぁ、戦争に行くの面倒になってきたなぁ。
ユリさんとずっとイチャイチャしてたいよ、ホントに。
読んで下さってありがとうございます!
いやぁ
どこまで深く書いていいか
迷いますね
上手いことセーフになるような
表現方法で描写できるように
頑張りたいです