表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王太子妃の身代わりは恋の始まり?  作者: あいら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/28

3-1 最後の身代わり

領地にある実家にもどり5日が経った。

王都の様子は気になるが、

王都から領地までは距離があるので、

情報がなかなか手に入らない。


ウィルには何も告げず、姿を消してしまった。

心配かけているだろうな・・・


ウィルの事を考えると胸が痛む。


そでも、王太子妃の身代わりになったのは、

王太子の命令、簡単に連絡を取る事もできない。



「お嬢様、お客様です」

私が領地に戻っている事は、

誰にも知らせていないので、

不思議に思って玄関ホールに出ると、

そこには思いがけない人がいた。


「ウィル!」

そう言うと、ウィルは信じられないと

いった表情をして、私に駆け寄って抱きしめてくれる。


メイドがきゃあ~と声を上げ、

少し恥ずかしい。


「生きている!信じられない!」

そう言って、ウィルはぎゅっと

私を抱きしめて離さない。


ウィルの気持ちを思うと、

私も胸が締めつけられ、そっと抱きしめ返す。


思わず涙が溢れてきた、


「ウィルごめんなさい」


「いいんだ、王太子殿下から全て聞いた、

 君は何も悪くない」


「でも・・・・」


「生きていてくれただけでいいんだ」

ウィルの言葉に、彼の胸に顔をうずめる、

言葉にはならない思いがこみ上げてきた。


ごめんなさいと、ありがとうを、

もう一度心の中で唱えて、彼をぎゅっと抱きしめた。





両親が出てきて、談話室に行くよう促す。


談話室で腰かけた時も、

ウィルは私の横に座り、手を離さない。


ウィルは黒い礼服に、長かった髪も短く

している。


恐らく、王太子から私が身代わりをして死んで、

その報告を両親にするよう、

言われたのだと察し、ウィルに寄り添う。


「ごめんなさい」

そういう言う私に、首を横に振る。


「いいんだ、とにかく無事で良かった」

私の手に口づけする。


父親がごほんと咳払いをし、存在をアピールしていたが、

ウィルは私を抱きしめ、世界に入り込んでいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ