猫舌の治し方
どうも猫舌の人が多いようです。
私はマグマのごとく熱々の油が浮いたラーメンでも食べられます。
でも、こんな私も昔は猫舌でした。
いつぐらいまでだっただろう。
高校生の頃は間違いなく熱々のものがすぐには食べられませんでした。
オーブンから出したてのグラタンなんて、10分ぐらい待ってからでないと口に出来ませんでした。
今ではオーブンから出してすぐに食べられます。
それでは私がどうやって猫舌を克服したか、ご紹介いたしましょう。
じつは今でも口の中の感覚じたいは変わっていないと思います。
何も工夫をせずに熱々グラタンを口に入れたらたぶん火傷します。
では、私が何を変えたのか?
口に入れる時の、速度です。
わかりやすく、液体でご説明いたしましょう。
ラーメンのスープでも、熱々のコーヒーでも、液体ならなんでもいいです。
熱々の液体をどうやって飲んでいますか?
そのまま口をつけるなり流し込む?
それでは火傷します。
ラーメンスープでいえば、
丼に口をまずつけて、
慌てず、ゆっくりと
まずは空気を口いっぱいに吸い込むのです。
すするるーっと音を立てて。
いきなりズズズーッとスープを吸い込むのではなく、
まず空気だけを、口の中へ流し込むのです。
そこから約1秒遅れてスープを入れます。
あら不思議。
これだけで熱くない!
それでももしかしたら熱いかもしれないので、コップに水を用意するのを忘れずに。
しっかり熱いじゃ……ねーか……ッ! と私を信じたことを後悔したらすぐに水を口に含んでください。
私が嘘をついたのではなく、空気の取り込み方がまだまだ甘いのです。
猫舌治ったー! と思えるまで、レッツ・トライ!
水をまず口に含んでから熱いものを入れるように、空気もいい仕事をしてくれるものです。
フーフーしながら冷ますのを、口に入れる時に同時にやっちゃう感覚を身につけましょう。
これであなたも猫舌とオサラバ!
しかし私は言いたい。
声を大にして言いたい。
コンビニ弁当! おまえは温まりすぎだ!
袋を買わずに、そのまま持って出て、車に戻るまでの間に指を火傷しそうだ!
キッチンミトンを持ち歩けと言うのかッ!?
かと思えば温めが足りなくて、ぬるいラーメンを食わされることもある……。
適度に温めてほしいと切実に思うのである。
おわり。