115 レヴェレイション(後編)
【Revelation 真実②】
「前にユリアたちに言ったこともあるんだけど、この世界― エスピリティラは精霊の世界なのよ...」
結局、20回ほどたっぷり愛してやったあとで、ようやくエタナールは満足したようで、今日レオを呼んだ理由― エスピリティラの世界の“特殊性”について話しはじめた。
「精霊界では思ったモノが具現化、実体化、物質化するのよ。もっとも、それぞれが生まれ持った特性とか潜在ポテンシャルとかによって、実体化できるモノ、物質化できるモノに差は出るし、リミットもあるけど...」
「え? じゃあ、今、オレやエタナールがこうしているのは... 本当の体じゃないってこと?」
「その通りよ。私は創造主の能力をもっているから、実体のまま、どの世界にでも行けるけど、あなたたちは“精霊体”としてエスピリティラの世界に存在しているのよ」
「精霊体?じゃあ、オレの本当の体、物質でできた体はどこかにあるってわけか?」
「そうよ。ジェイルと呼ばれる閉鎖空間にあるの」
「げっ!じゃあ、イザベルとかアイミとかレオタロウたちとかも?」
「全員、私以外は例外なしに、ジェイルに物質の体を置いて来ているのよ」
「...... もし、このエスピリティラの世界でオレたちが死んだら?」
「ジェイルにある本体も滅びるわ...」
「おっそろしいな」
しばらく考えていたレオ。
「それならクリスティラとかカロリエーとかは、どうなるんだ? 彼女たちは最初からエスピリティラで生まれたんだろ? つまり、最初から精霊体ってことだから...」
「もし、彼女たちがミィテラに行く場合は、ジェイルに本体というか、物質の体を用意するしかないわ...」
「え、そうなの?」
「ほかに方法はないわ」
「そのことを明かすために今日、呼んだのか?」
「そうよ。イザベルたちは知る必要はないと思ったから、観光に行ってもらったの」
「で... たとえば、オレがクリスティラとかカロリエーとかをミィテラに連れて行くのを決めたら...」
「物質を集合して物質体を作るしかないでしょ」
「そうか... 精神体だから何万年も生きているんだ」
「そうよ。だから物質体になったら、長生きしてもせいぜい100歳くらいまでしか生きれないわ。だから、誰を連れて行くにしても、よく事情を説明しないとたいへんなことになるわ」
「...... 連れて行かない方が賢明みたいだな...」
「みたいね...」
物質世界と精神世界の交流は出来る。
だが、精神世界のイキモノは物質世界には長くいれない。
もし、物質世界に生き続ければ、いずれ寿命が来て死んでしまう。
それが、宇宙のルールなのだとエターナルは言った。
そして、ミィテラの世界とエスピリティラの世界を繋ぐゲートはイリュミーシティに設置するとレオに言った。
レオはエスピリティラの世界の人間を物質世界に連れて行けないのなら、代わりにエスピリティラの時間とミィテラの時間をシンクロしてくれるようにエターナルに頼み、聞き入れてもらった。
ついでに、テラの世界の時間もシンクロしてもらった。
「クリスティラはいい娘だから、レオがどうしてもって言うんだったら物質化してあげてもいいけど、ちゃんと寿命のこと言わなきゃダメよ?それにあの娘には、ラィアとかロリィとかいうかわいい娘たちがいるんだから、そういうところもちゃんと考慮してあげて」
ダメ押しするようにエターナルに言われた。
夜が明けたころ、イザベルたちがイリュミーシティ観光からもどって来た。
レオはエイダといっしょに寝室で休んだので気分爽快で朝を迎えた。
エイダとの朝食にイザベルたちも同席し、興奮気味にイリュミーシティのことをあれやこれやレオに話してくれた。
「で、レオはここで何をしていたの?一晩中、イチャイチャやっていたわけ?」
「ご名答だよ、イザベル。エイダさまと一晩中、子作りに励んでいたんだ!」
「ギャーッハッハッハ!なにそれ?面白過ぎ!」
「あーっはっはっは!」
「ハ――ッハッハッハ!」
「エイダさまとレオが、子作りー? きゃーっはっはっは!」
誰一人信じなかった。
サンクライロームにもどったあとで、クリスティラを部屋に呼んで話すことにした。
もちろん、話を始める前にあいさつ代わりに10回抱いてやったのだが...
クリスティラもそれを期待していたらしく、バスに入って香水の匂いを漂わせながら、新調したキトンを着て、上気した顔で部屋にはいって来た。
............
............
............
「はぁ はぁ はぁ... 」
最後はレオが後ろから覆いかぶさる形で愛し合ったので、クリスティラは枕に顔をうずめて激しく息をしていた。
この形では初めてだったようで、クリスティラはかなり驚いていたが、まるで無理やり犯されているような感覚にクリスティラはかなり興奮したようで、外に聞こえるような大きな声を何度も何度も出して恍惚の極致に達した。
レオにとっても、エスピリティラの世界でもっとも有名で尊敬されているレジェンド的マザー・パラスピリトであるクリスティラのふっくらとしたオシリを感じながら愛し合うというのは、やはり格別であり、刺激的だった。
「どう、クリスちゃん、後ろから愛される感じは?」
「レオさま... い じ わ る です...」
顔を半分レオの方に向けて、少し恨めしそうな顔で言うレジェンド・マザー・パラスピリト。
「よくなかった?」
「とてもよかったです... きゃ―――っ、恥ずかしいっ!」
あまりの恥ずかしさに、また顔を枕に埋めてしまった。
その恰好がかわい過ぎて、レオはまたクリスティラを激しく愛した。
............
............
............
「クリスちゃん、オレとミィテラに行きたい?」
ようやく少し落ち着いたレオ。
聞いて見たかったことをクリスティラの蒼い目をのぞきながら聞いた。
「行きたいです。連れて行ってください...!」
「あのさ、クリスちゃん、ミィテラに行く場合、君の体を物質化しなきゃならないんだけど、それでもいいのかい?」
レオは、うつぶせになったクリスティラの白い胸が変形するのを見てまた催し、彼女の体の下に手を差し込んで胸を揉みはじめた。
「物質化? あん... あん... よく、わからないです あん...」
そこでクリスティラを愛しながら、物質化について説明し、寿命が短くなることも話した。
「じゃあ、半年ほどミィテラでレオさまといっしょに過ごして... あん、あん、あん...」
愛し合いながらの会話は成立しにくい。
「あん、あん、あん、行きます!ミィテラに行きますから、もう一度抱いてくださいっ!」
最後はクリスティラからのリクエストに応じて愛し合った。
クリスティラは、レオとミィテラで半年ほど新婚生活を過ごしたいと言った。
そのあとはエスピリティラにまたもどって来るのだと言う。
それだと寿命にそれほど影響はないのではないですか?ということだった。
クリスティラの次はデーヴィヤナだった。
ドアを開けると走ってレオに飛びついて来た。
「レオ――っ!私を放ってどこへ行っていたの――っ?」
ぶっちゅう!
思いっきりキスをされた!
「ねえ、ねえ、愛し合いましょ!」
引きずられてベッドに倒され、キトンを脱いで真っ裸になったデーヴィヤナにレオは犯された?
犯されるというのは大げさだが、積極的なデーヴィヤナはレオの服を剥ぎとると、おウマさんスタイルでレオを愛した。
“Oh,Oh!若い娘は積極的だな!”
驚きながらもまんざらでもないレオだった。
「はぁ~~……」
10分後、満足気味にゴロンとベッドに転がったデーヴィヤナ。
「今度はリターンマッチだぞ!」
「へ?」
意味が分からないデーヴィヤナをひっくり返して
オシリを持ち上げた。
「ちょ、ちょっと、レオっ!レオっ、こんなのイヤっ!」
手足をバタバタして抵抗するが、100倍力のレオにのしかかられては逃げようがない。
ふっくらした、少女のようなオシリの感触を感じながら、バタバタ暴れるデーヴィヤナを押さえつけて愛した。
「ヤダっ!ヤダっ!... あん、あん、ヤダっ!ヤダっ... あん、あん!」
どういうわけか、デーヴィヤナもクリスティラと同じように、後ろから愛されると興奮するようだ?
...............
...............
...............
「あ~っ、気持ちよかったー!」
またゴロンと仰向けになり、レオの顔をしげしげと見るデーヴィヤナ。
「ったく... レオったら... あの仕方ってまるでゴーカンじゃない?」
「おいおい、デーヴィちゃん、それはないだろう?君のママとパパの承認ももらっているんだし、デーヴィちゃんオレのヨメさんになるんだろ?」
「それはそうだけど... あんなカッコウはイヤ...」
「デーヴィちゃんだって、オレをウマみたいにして乗ってたじゃん?」
「そ、それは、一度、王さまにぅ馬乗りしてみたいと思ってたから...」
デーヴィヤナがしどろもどろだ。
「と、とにかく、ママはレオのことすっごく信頼しているからね!パパはどうでもいいけど...」
「婚約者なんだから、どんな形で愛し合ってもいいんじゃないか?」
返事に窮したデーヴィヤナ。
自分だけが好きなカッコウでするのは、自分勝手だと悟ったようで、渋々認めた。
「それはそうだけど... でも、ママにこんなことしないでよ?」
「うん」
“絶対にマーラウルともコレをやる!”
デーヴィには、“しない”と約束したが、心の中ではマーラウルともすることを決めていた?
たっぷりと愛し合っったあとでミィテラの世界に行かないかをデーヴィヤナに訊き、寿命が短くなるという問題を説明するとー
「あ、いいわよ!どうせ、私の寿命長いから、10年や20年縮まったってどうってことないわ!」
とのあっけらかんとした回答だった?
デーヴィヤナの次は、カロリエーの番だった。
彼女はおっかなびっくりといった感じで部屋に来た。
「やあ、カロちゃん、よく来てくれたね!」
「カ、カロちゃん?」
カロリエーは、そんな愛称で呼ばれたことがないので、びっくりしている。
カロリエーは、サンクメライ・ロームのガーディアンだが、ブルーバイオレット色の髪に青い目の美女だ。
さすがガーディアンだけあって、いつも腰に剣を下げている。
スケスケのキトンを着ているので、新調らしい美しい薄水色のキトン越しに形のよい胸が見え、ぽっちりとキトンの胸を押し上げている突起やこれもブルーバイオレット色のデルタゾーンの叢が見える。
じーっと頭の先から足先まで見るレオの視線に、カロリエーは身の置き所がない感じになり、身をモジモジさせている。
「あの... なにか私にご用事があるんでしょうか?」
よく観察すると、今日のカロリエーは、けっこうおめかしをしている。
オリヴィアの話によると、「レオさまに“きれいになったね!”って言われたいです」と言って、色々と美肌になるケアとかお化粧とかを習っているそうだ。
「うーん... 近頃、すごくきれいになったね!」
「ほ、本当ですか?」
「オレは嘘とお世辞は言わないよ!」
「うれしいですっ」
頬を真っ赤に染めてよろこぶ ブルーバイオレット色の髪の美女ガーディアン。
「バスミルクも使っているんだって?」
「は...はい」
「じゃあ、見せてくれるかな?オレのために磨いたカラダを!」
「........ はい」
決心するのに暇取ったが、剣とベルトを外すとキトンを肩からすべらせた。
真っ白な体が現れた。
長いブルーバイオレット色の髪と下の叢のコントラストが
白い体とマッチして、妙にカロリエーの女性らしさを感じさせる。
だが...
カロリエーは恥ずかしさのあまり、すぐに腕で胸を隠し、下も手で覆ってしまった。
顔は恥ずかしさで真っ赤になり、レオの顔をまともに見られずに俯いている。
「カロちゃん... 君は誰のために美しくなろうと思ったんだい?」
「そ、それは... レオさまの... ためです」
「じゃあ手をどけて、美しい、オレのために磨いたカラダを見せてくれ!」
「は...はい」
顔を真っ赤にしながら手を降ろすカロリエー。
カロリエーの背はそれほど高くはない。
身長は165センチくらいだろう。
しかしプロポーションはバツグンだ。
ふだんはプレートアーマーなどで体を覆っているため、
これほどスタイルのいい体をもっているのに気づかれにくいが。
小さな顔
細い首
しっかりと存在を主張している豊かな胸
サイズはDカップくらいか
おなかあたりはキュッと引き締まっていて
ヒップはけっこう張っている
「おいで!」
さっさと自分も服を脱ぎすてるとカロリエーを呼ぶ。
レオの声にふらふらっと催眠術にかかったかのように、寄って来る美女ガーディアン。
腕の中に抱くと、すべすべした肌が感じられ、ほのかに香水の匂いがする。
レオの胸に当たるおっぱいは、かなり弾力がある。
チュウ――っ
レオはカロリエーにキスをした。
キスをしながら、カロリエーのすべすべした背中をさすっていた手は、カロリエーの胸をむにゅむにゅしはじめた。
「うぅん...うぅん...」
カロリエーは声を出しはじめる。
レオはカロリエーの首に唇を這わせ、上にあがって行った。
「うふぅん うふぅん うふぅん...」
耳たぶを軽く噛んでから―
舌の先を耳の穴にいれた。
「ひゃあっ!」
ゾクゾクっと感じ、カロリエーは悲鳴をあげた。
そして...
レオの手は…
ブルーバイオレット色の叢に覆われたところに達した。




