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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
5章 文化祭と夏祭りと海水浴と

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5-2-2  俺は姉の言葉で気づかされる

「健くん、学校生活はどう?」



高速道路に乗って少ししたところで姉に話しかけられる。



「・・・・・・・・・最近は違う意味で忙しいですね」

「あの子たちが毎日健くんに迫ってくるから?」



ええ、と俺は姉の質問に答える。



「わたしやあの子たちから言い寄られるようになって、デートも何度かしてきたよね?

あの子たちが自分に対して好意を持ってる感じることはある?」

「まだありませんね」

「そうか」



姉が俺の答えに安堵した表情を見せる。



「なぜ安堵したのですか?」

「ん?内緒」

「はぁ」



俺の質問には答えないがなぜか嬉しそうにする姉。



「健くんはさ、あの子たちからキスされてうれしい?」

「まぁ、うれしいと言えばうれしいですよ」

「ふぅん、そうなんだ」



そうかと思えば姉は今度は不機嫌そうにする。



「健くん、わたしからキスされるのはうれしい?」



姉は俺にそんなことを聞いてくる。



「もちろんうれしいですよ」

「む、それだけ?」



姉が俺の回答に今度は確認するように訊いてくる。

正直言えばあの時以来姉とのキスが"気持ちいい"と感じるときはあるにはあるのだが。

それもまれだ。



「・・・・・・・・あのキス以来姉さんとすると"イイ"と感じるようになってきました」

「そっかそっか~私とのキスはいいんだ~へへ~」



俺の答えに今度はすごくうれしそうにする。

姉からの質問に答えているとスマホが震える。

画面を見ると栗栖から電話が来ていると表示されている。



「すみません電話出ます」

「うん」



俺は栗栖からの電話に出る。



「もしもし」

「もしもし伊良湖?今ヒマしてたりする?」

「いや全く暇してない」



俺の答えに栗栖は残念そうに



「そうなんだ・・・・・・・・

今クラスのみんなと文化祭の打ち上げをしてるんだけどね。

伊良湖も来てほしかったんだけど無理そうだね」



栗栖は文化祭の後片付けが終わった瞬間に仲間達に連れ去られていたがそういうことだったのか。

しかし



「そもそも今俺は日本海に向かってて今隣の市のど真ん中辺りだから今から行ったところで間に合わない」



と今俺が置かれている状況を正直に言うと栗栖は驚いた声で俺にまた聞いてくる。



「日本海!?一体何しに行くの?」

「ちょっと色々とあって。まぁそんなわけだから俺は物理的にそっちには行けない」

「わ、わかった。気を付けてね」

「ああ」

「おう。それじゃ」



俺が電話を切ろうとすると



「あ、待って!」



と栗栖が止めてくる。



「どうした?」

「伊良湖、夏休みさ・・・・・・・・・・・どこかでまたデートしよう」



何だと思って訊いてみると突然栗栖が電話で俺をデートに誘ってくる。



「ああ、行こう」

「うん。

あ、ごめん。アタシ呼ばれちゃったから戻るね。絶対夏休みにデートしようね。それじゃまた」

「おう、またな」



俺は栗栖からの電話を切る。




「さっきの電話、もしかして栗栖さんから?」

「うぇ!?ああ、はい・・・・・・・」



ああしまった。

姉の質問にまじめに答えてしまい焦る俺。



「そう」



姉は俺が栗栖と電話してたと言うのになぜかそれだけで後は何も言わない。

前々から思ってたがなんで姉は栗栖と会ったりするのには一切干渉してこないんだ?



「そういえば健くん、あんまりあの子たちと会わないようにするなんて言ってなかったっけ」



姉に昔自分が言ったことを掘り返され気まずい気持ちになる。



「ああ、あれですか・・・・・・・

いくら接触しないようにしても向こうからグイグイ来るのでこれはもう無理だと悟りました」

「だと思った。わたしもあれは無理だろうなって実は心の中で思ってたもん」



姉は俺がすぐあの宣言を撤回すると思っていたようだ。

実際俺は割とすぐにそうすることとなった。

まさか俺もこんな結果になるとは露ほども思ってなかった。



「でも、健くんが早々に意思を曲げてくれてほっとした」



姉のその一言に俺は疑問を覚える。

なぜ、と思ったところで



「健くんにわたしたちからのアプローチを拒絶されるとすごく悲しいから」



と姉が切なそうにその理由を俺に言う。

俺が女性たちの誘いを断ると女性たちはときに傷つく。

そのことに俺は驚いた。


正直俺は今までの経験から彼女たちからのアプローチは全て俺を弄ぶためにやっているものではないかと本気で疑っていた。

だから俺は自分から彼女たちに近づくことはしなかった。

そして彼女たちからの誘いはできるだけ断っていた。


でも姉のその発言で彼女たちが俺が誘いを断わると少なからず傷つくと言うことを暗に知った。

姉の言葉は裏を返せば彼女たちは俺のことをそれだけ好いているということだ。

俺は姉のその一言で今まで彼女たちのことを疑っていたことを反省した。

今までの行動を反省しこれからはきちんと彼女たちの気持ちと向き合っていこうと決めた。



「姉さん」

「ん?」

「俺、これからは少しづつ女性からの好意を信じていこうと思います」

「うん」



姉は俺の決意の言葉にただ頷く。



「さて、結構長い時間走ったしもうすぐパーキングエリアだから少し休もうか」



姉がそう言って高速道路の本線からパーキングエリアへと車を進める。

そこで少し休んだ後再び車に乗り日本海へと向かっていく。

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