1-1-8 俺は姉とサービスエリアでイチャイチャさせられる。
投稿予約してる途中で予約確定させるのを忘れてPC切ってしまって投稿できてませんでした。
すみませんでした!
姉の運転するバイクに乗って一時間。
今俺と姉さんは高速道路に乗ってどこぞへと向かっている。
一体姉さんはどこに行くつもりなんだ。
姉が行こうとしているところがどこなのか考えていると姉がサービスエリアまで500m手前の
案内表示を過ぎて徐々に減速し始める。
そしてサービスエリア入り口の案内表示のところでウィンカーを点滅させてサービスエリアへと進路を変える。
サービスエリアの二輪車駐車スペースにバイクを止めて姉がエンジンを切って降りるように言うので降りる。
姉もサイドスタンドを立てた後ハンドルロックをして降りる。
ヘルメットとグローブを脱いでバイクの上に置くと
「休憩しよう。わたし今からお花摘みに行くけど健くんは?」
と言うので俺もトイレ行きますと言う。
すると姉が
「じゃあお互いに済んだらあそこに集合ね」
とトイレの前を指さして言う。
俺はわかりましたと言ってトイレに向かう。
用を済ませてトイレを出るとまだ姉はいなかった。
しばらくして姉も用を済ませて出てきた。
「待った?」
と言うので俺は待ってないと言うと
「よかった。じゃぁ、はい」
と言って俺に左手を差し出してくる。
俺はその差し出された手が何を示しているのかわからずどうしたらいいのか考える。
すると姉は俺の右手を無理やり左手でつかむ。
「もう!女の子から手を差し出されたら
黙って手をつなぐものだよ!」
と姉は言う。
それは恋人同士がやることであって姉弟がやることじゃないんじゃないんですかねぇ・・・・・・。
そう思う俺をよそに姉が俺の右手を握って指を絡めてくる。
これは、いわゆる恋人つなぎってやつか?
そう気づいた俺は急いで姉の手を振りほどこうとするが姉は強く手を握って離さないようにしてくる。
「離さないで」
姉が俺のほうを向いて懇願するように言う。
その顔を見て俺は手を離そうとするのをやめた。
「ありがとう。じゃぁ、ちょっと中見ていこう」
姉が売店に行こうというのでおとなしく俺はその後についていく。
もっとも手を恋人つなぎでつながれてるから姉の行く方向に行くしかないのではあるが。
姉とともに売店に入っていった矢先突然金髪のサングラスかけた男が姉に話しかける。
「ねえねえ彼女!俺とどこか行かない?」
この男、俺が隣にいるという状況でよくもまぁ姉をナンパしようと思ったものだ。
その根性だけはすごいと思うぞ。
「お断りします。邪魔です。そこをどいてください」
姉が今まで聞いたことないどこまでも冷えた声で男の勧誘を拒絶する。
「え~いいじゃんか。こんなイモ臭い男ほっといてさ!俺とドライブ行こうぜ~」
そういった瞬間姉が般若のような顔になって男にキレる。
「わたしの弟を馬鹿にしないで!
あなたのような女なら誰彼構わず手出しするような軽薄な人間と一緒にしないで!健くん、行くよ」
姉は俺の手をかなり強く引っ張って男の横を通って売店のある方向に歩いていく。
「ホント、男って・・・・・・・」
姉が暗い顔で独り言をポツリ言う。
「健くん、一緒にソフトクリーム食べよう」
そしてそんなことを言ったかと思えば突然何か振り切ったような顔になって俺にそんなことを聞いてくる。
「えっ?あ、はい」
姉の急すぎる変化に戸惑ってしまって何も考えずイエスと言ってしまう。
「すみません、ばらソフト一つください」
姉が店員にソフトクリームを注文し、受け取る。
そして姉は俺を外にあるテーブルまで連れて行ってさっき買ったソフトクリームを俺に突きつける。
「健くん、はいあ~ん」
姉は嬉しそうにこちらにソフトクリームを向ける。
「早く。溶けちゃうよ」
姉がそう言うので仕方なく俺は一口食べる。
バラ味、なんていうか・・・・・・
バラってこういう味なんだという感想しか出てこない。、
「ふふ、おいしいね」
俺が一口食べた後姉も一口食べる。
俺は何もつっこむまい。
ちなみに姉に手をつながれたままである。
「健くんと一緒に食べるソフトクリームはおいしい」
姉はなんだかうれしそうにソフトクリームを食べる。
俺も姉に分けられる形でソフトクリームを食べ、二人で一つのソフトクリームを食べ終える。
というか姉とそんなバカップルみたいなことをしてイチャチャするのを許容するなんて今日の俺は一体どうしたんだ。
「健くん。行くよ?」
「あ、はい」
姉が立ち上がりもうすぐ行くという。
なので俺は姉とともにバイクに戻る。
俺は結局最後まで姉に恋人つなぎで連れられた。
そして俺と姉は再びバイクに乗り高速道路を走る。
そういえば忘れていたが目的地は一体どこなんだろうか?
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