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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
4章 激しくなる3人の美女からのアプローチ
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4-2-2   俺と栗栖との勝負の結果

今回も文字数少ないです。その上ネタ多めです。

「ちくしょーめぇ!」



勝負を受けた日から1週間経った水曜日。

放課後の2人きり空き教室、その中で俺は激昂した。

かの有名な金髪ギャル、栗栖との勝負で敗北を喫した俺は栗栖に次勝つために自分自身に今後更なる鍛錬を課さねばならぬと決意した。


俺はあの後栗栖に勝負の内容について訊いた。

すると勝負は中間テストの教科ごとの点数で、とのことだった。

そして俺は中間試験で試験のあった5教科すべてでことごとく栗栖に5点差で負けたのだ。



「ふふん、驚いた?」

「ああ・・・・・・・ぶったまげたぜ」



自慢げに俺のこと見ながらただですら結構に大きい胸を張って言う。

栗栖は今回の試験でクラスどころか学年で全教科1位だそうだ。

頭良すぎだろ・・・・・・・。



「今どんな気持ち?ねぇどんな気持ち?」

「悔しいです!」



俺が最大限の悔しいという顔をすると栗栖はあははと笑いながら



「それじゃあ、約束通り好きにさせてもらうからね」



と声高らかに言う。



「くっ・・・・・・・殺せ!」

「?」



おっと・・・・・・・・・・・・

こういった相手に無残にやられたときの鉄板セリフを言ったら栗栖には通じなかった。



「とにかく、アタシは今回の勝負の勝者権利を使って1日アンタのことを好きにさせてもらうから」



ん、1日だけでいいんだな?

口に出せば確実に藪蛇だから絶対言わない。



「で・・・・・・栗栖はお、俺に何をするつもりだ!?」

「ふふ、それは後のお楽しみ。じゃ、アタシ今日はバイトだからこれで~」



栗栖はかなりうれしそうにしながら空き教室から出ていく。

俺は一体栗栖から何をされるのか。

それに戦慄しながらその日を過ごした。


そして少し時が過ぎて金曜日。



「伊良湖」



俺は栗栖に昼休みに一人自分の席でスマホで調べ物をしていたら話しかけられる。



「あの勝負の勝者権利、今日使うから」

「そ、そうか。で、俺に何をしようと?」

「ふふ、今回の権利を使用してこれをしようと思うんだ。

アタシからのお願いを絶対断ってはいけない24時間」



ほっ。よかったそんなことk・・・・・・・・・ファッ!?



「な、なんだ、そりゃあ!?」

「今言った通り。24時間アタシからのお願いを絶対断ってはいけないっていうものだよ」

「一つ訊くが、その24時間、スタートはいつだ?」



栗栖は俺の質問にしばし考え込む。



「今日18時から24時間とする」



と、栗栖は真面目な顔で権利の行使開始時間を宣言する。

待て。今日はバイトが。

土曜日は店の都合で休みだからないが・・・・・・。



「ちょっと待て、今日はバイトが」

「何時まで?」

「20時まで」

「じゃ、20時から開始に変更」



栗栖は何としてでもこの変な24時間企画をやるつもりらしい。

俺は栗栖の執念が渦巻く雰囲気に観念する。



「わかった。20時からだな」

「うん。伊良湖も覚悟を決めたみたいね」

「ああ。で、もし断ったり忘れたりした場合は?」



俺がお願いを聞かなった時はどうなるか質問すると栗栖はあくどい笑顔を見せて



「その時はその都度考えるけど、基本的には断ったりしたお願いよりさらにきついお願いをするから」



とさらっと答える。



「ぐ、わ、わかった」

「じゃ、20時スタートだから忘れないでね~」



栗栖がそう言って俺の目の前からいなくなった瞬間昼休憩終了の予鈴が鳴る。



「やべぇよやべぇよ・・・・・・・・」



俺は一体栗栖からどんなお願いをされるのか。

その恐怖を抱えたまま俺は午後の授業を受け終え、それを忘れようとバイトに勤しんだ。

が、それを忘れることは叶わずむなしくも絶対お願いを断ってはいけない24時間がスタートする。

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