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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
4章 激しくなる3人の美女からのアプローチ
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4-1-6   朝から俺は綾瀬先輩にキスされる

「健一郎くん、ここでキスしましょう」

「え?」

「キスしましょう、と言ったのよ」



ちょっと待て、ここは講堂。

しかも今は全校集会中で周りには大勢の生徒。

そんな中でキスなんてできない。



「できません。こんなところで」

「何言ってるの。全校生徒に健一郎くんは私のもの、私は健一郎くんのものってことを全校生徒に今こそ示すのよ」

「何でそんなことする必要があるんですか」



俺が必要性について訊くと綾瀬先輩は当然という感じで



「だってあなた以外の人から二度と言い寄られないようにしたいもの」



と言う。



「だから、今からキスするわよ」



そう言って綾瀬先輩は俺にキスをしてくる。



「ん」



全校生徒が目の前にいる中で綾瀬先輩は俺にキスをする。

最初は普通のキスだったが途中からディープキスになる。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・っていったいこれどういう状況だよ!

どう考えてもこれ夢じゃねーか!

でもなんだかやたら感触は本物に近い。なぜ?



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



と思い目を覚ますと目の前には綾瀬先輩の顔が。



「れろ・・・・・・・・んん、じゅる・・・・・・・くちゅ」



綾瀬先輩がいつの間にか俺の上に乗っかっている。

そして俺に濃厚なキスをして・・・・・・は!?なんで!?



「あやしぇ、ちゅ、しぇんぱ・・・・・・・んん、なにを・・・・・・・・れろ、ぐちゅ」




俺が綾瀬先輩に理由を問い質そうにも綾瀬先輩がキスし続けるため言葉にすらならない。

綾瀬先輩は俺にキスするのをやめようとしない。

そして少しの間綾瀬先輩にキスされた後俺は改めて訊く。



「綾瀬先輩、朝から何してるんですか」

「何って、おはようのキスよ」



部屋にかけてある時計を見ると朝の7時。

今日は日曜日だよな・・・・・・・・・こんな朝早く起きる必要はない。



「ていうか・・・・・・・姉さんが俺の上に覆いかぶさって寝てましたよね?一体どこに」

「静さんなら健一郎くんの右横で寝てるわよ」

「いつの間に・・・・・・・いや、もしかして綾瀬先輩、姉さんをどかしたんですか?」



綾瀬先輩に訊くと



「いえ、一緒に寝始めてからすぐくらいにあなたの上から落ちてたわよ」

「そ、そうですか・・・・・・・・」



いくら姉でも俺の上に乗ったまま寝るのは無理か。

そんなことを思った瞬間



「ちゅ」



突然顔を左横に向かされキスされる。



「伊良湖、生徒会長とキスしたんだから当然アタシともキスしてよね」



頬を膨らませながら栗栖が言う。



「お、おう・・・・・・・・・そうだな」

「健くん、わたしともして」



右横に寝てた姉も俺の顔を自分のほうに向けてキスをしてくる。



「もしかして栗栖と姉さんは綾瀬先輩とキスしてる音で起きたんですか?」

「そ、生徒会長だけキスするってのは癪だし不公平だからね」

「わたしも綾瀬さんがしてるのを見ておはようのキスをしなきゃって思って」



栗栖と姉は俺の疑問に答える。



「さて、朝早く起きたことだし早速勉強するわよ」



綾瀬先輩がそう言うが俺は今日はバイトだ。



「今日はバイトなので勉強会はできません。なのでこれでお泊りはお開きにしましょう」



と俺が言うと、綾瀬先輩が



「試験期間中はアルバイトは禁止は校則でしてないけれどできるだけしないでほしいわね」



と言う。



「バイトだけは試験期間中であってもしないわけにはいかないのです」

「そう・・・・・・・私に止める権利はないからどうしようもないけれどきちんと帰ったら勉強してね」

「はい」



綾瀬先輩はそう言って部屋を出ていく。



「バイト、頑張ってね」



さっきの話を聞いていた栗栖もそう言って起き上がって部屋を出る。

姉も起き上がって急いで下へと向かって行った。



「それでは、私はこれで失礼します。

健一郎くん、バイトした後もきちんと勉強するのよ」

「伊良湖、アタシも帰るけどちゃんと勉強してアタシに負けないようにしなさいよ」



と言って帰って・・・・・・・・ん?待て。

そういえば今まで疑問に思ってなかったが朝帰りで2人の親は何も言わないのか?



「待ってくれ2人とも。そういえば朝帰りになるが親に俺の家に泊まるって言ってるのか?」



そう訊くと2人は



「今更そんなこと訊くの?私はちゃんと言ってあるわよ。

『頑張ってこい』と親に言われたわよ」

「アタシもちゃんと言ってるよ。

『楽しんできな』って言われた」



と俺の質問に答える。

それでいいのか?と思うが今更俺が言えたことでもない。



「そうか。じゃあ気を付けて」

「ええ」

「うん!」



そう言って二人はそれぞれの家に帰っていった。

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