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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
1章 二人の美少女と接点を持つこととなったきっかけ
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1-1-6   俺は姉に突然デートに誘われる

11/2改訂


話の内容が変わらない程度に改訂を行いました。

チュン チュン



・・・・・・・・・・・。

日差しとスズメの鳴き声で俺は目を覚ます。

・・・・・・・ふぅ。

俺は起きた瞬間昨日の出来事を思い出して深いため息をつく。


昨日は本当に色々な意味で大変だった・・・・・・。

あの後数時間にわたって俺は姉に様々なスキンシップをされた。

それはそれはどれもこれもとても激しいものだった。


いったいなぜ姉は昨日あそこまで俺にスキンシップを求めてきたのか。

そして自分から俺にスキンシップをしてきたのはどうしてなのか。

俺とイチャイチャすることにあそこまで固執した理由はいったい何だったのか。

その理由を起きたばかりで未だほとんど眠っている脳みそで考える。


昨日の姉の行動の理由について考えているとのどの渇きが急速に襲ってくる。

理由を考えるのはここまでにしてのどを潤すため下へ水を飲みに行こうと起き上がろうとする。


だが俺の体の左半分にかなり重い何かが載っていてその重さのせいで起き上がろうにも起き上がれない。

いったい俺の左側に何があるのかと思って見てみるとそこには寝息を立てている俺の姉がいた。


姉が俺の体の左半分に自分の体をうつぶせで横たわるようにして載せている。

そして抱き枕に捕まるように俺の体に抱き着いて両脚を俺の左脚に絡ませて眠っている。


なるほど、そのせいで起き上がることが出来ないのかと納得する。


さて、今俺に抱き着いている姉を起こさずにどうやって下に降りるか考えていると部屋のドアが不意に開かれた。



「静、そろそろ朝食の時間だから起きなさい。

あっ・・・・・・ふふ、昨日はお楽しみだったようね」



母はとても楽しそうにこっちを見ながら

自分の期待通りになったとでもいうようにそんなことを言ってくる。

俺は母に昨日のことについて質問をする。



「・・・・・・・・母さん」

「っ!ど、どうしたの?」

「何で昨日姉さんが俺を襲うのを止めなかったんですか?」

「何でって、止める理由がなかったからよ」



母は俺の質問に対しあっけらんとそんなことを言う。

止める理由がなかったというのは一体どういうことだ?

母の俺の質問に対する答えがどういうことなのかいまいちよくわからないため俺は母に言い方を変えて姉を止めなかった理由を質問する。



「自分の娘が息子を襲ってるんですよ?

親ならどんなことがあっても全力で止めるのが普通だと思いますが?」

「だって二人が愛し合ってるところを邪魔して馬に蹴られて死にたくないもの。

それにね、あなたたちは姉弟だけど全く血がつながってないでしょ?

あなたたちが仮に恋人同士の関係になったとしても別に何か問題があるわけじゃない。

だから私は一切止めはしないわ」



姉弟が恋人同士になることに対して全く口を出さないというのは親としてどうなんだ。

そう思うが今はとにかく姉に抱き枕にされているという状況から解放されることが優先のためそれ以上は考えないことにした。



「・・・・・・・・・そうですか。

で、姉さんは私が起こします。

起こしたらすぐ下に降ります」

「そう。なら頼むわ」



そういって母が下へと降りて行った。

さっきまでどうやって起こさずに下に降りるか考えていたがすでに姉を起こさないといけない時間ならそんなことをもう考える必要はない。

というわけで、今から姉を起こしますか。



「起きてください、姉さん」



俺が姉の体をゆすりながら呼びかけると

姉は細く目を開けてゆっくりと体を起こす。


姉を起こしたときに思い出したけどそういえば俺、姉の部屋で一晩を過ごす羽目になったんだよな。


そんなことを考えていると姉が寝ぼけ眼で俺に挨拶をする。



「おはよう、健くん」

「おはようございます、姉さん。

もう朝食の時間ですから一緒に下に行きましょう」

「は~い」



姉がすごく眠たそうに返事をする。

姉と一緒に俺は下に降りる。


下に降りてリビングに行くと父がすでに椅子に座っていた。



父の名は伊良湖 巌。

背は俺よりはるかに高くいわゆる巨躯と呼ばれる体格だ。

肌は浅黒く体のあちこちに怪我の跡が垣間見える。

筋肉がかなりついており恰幅もそれなりにある。

年齢はそこそこいってるはずなのだが年齢を一切感じさせないかなり若々しく見える容姿だ。



そんな父が俺の姿を見て挨拶をする。



「おう、健一郎、静。おはよう」

「おはようございます」

「おはよう、お父さん」



父は俺と姉に挨拶した後すぐに自分の部屋へと戻っていった。

どうやら俺と姉が起きたかと元気かどうか確かめるために朝食を食べた後もリビングに残っていたらしい。

俺は姉と一緒にリビングにある食卓の椅子に座り朝食をとる。


朝食をとり終わり、自分の部屋でマンガを読んでいると部屋の扉をノックする音が聞こえる。


俺はすぐに返事をして扉を開ける。

扉を開けると部屋の前に姉がいた。

姉は俺の目を見つめながら突然



「健くん、今からわたしとデートしよう!」



と言い出した。

主人公が家族の人間を姉さんとか母さんとか呼び出した理由は

1章終了後に投稿予定の番外編にて書く予定です。





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確認次第修正を行います。

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