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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
2章 二人の美少女とデート
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2-1-5   昼時に俺の目の前で栗栖と生徒会長のバトルが始まる

「ちょっとどういうこと麻衣!?」

「何で伊良湖と!?」



ホームルーム開始のチャイムが鳴るなかクラス連中が栗栖に詰め寄る。


俺は栗栖に詰め寄るやつらによって栗栖と引き剥がされる。

俺はその勢いでそいつらの間を掻い潜り自分の席へと座る。


少しして担任の先生が席に座れと言って生徒を散らして

席につかせながら入ってきた。



その後授業の合間に栗栖はいろんなやつにどういうことと聞かれていた。

俺に話しかけてくるやつや近づいてくるやつは栗栖の宣言の後でも相変わらず一人もいない。

別にいいけど。



時間は過ぎて午前中の授業がすべて終わった瞬間。

俺は食堂へと超スピードで向かう。

そして食堂の隅でかけうどんをすすっていると前の席に誰かが座る。



「あら健一郎くん。奇遇ね」

「とぼけないでください生徒会長。俺がここにいるのわかってて来たのでしょう」

「あら、ひどいことを言うのね」



俺の前に座ったのは綾瀬先輩だった。



「で、どうしてここに?」

「一緒に食事でもと思って探してたの」

「そうですか。どうぞご自由に」



俺が少し辛辣に返事すると綾瀬先輩は悲しそうな顔をする。



「そんなに私と会うのが嫌かしら?」



と、綾瀬先輩に問われる。




すると今度は俺の右前にまた誰かが座る。



「健一郎、何生徒会長と話してるのよ」



そこに座ったのは栗栖だった。



「何か話してたわけじゃない」

「ふーん」



栗栖は不機嫌そうにする。



「あら、あなたはお呼びではないのだけれど」

「アンタだって健一郎に呼ばれてないじゃない」



綾瀬先輩と栗栖が食堂でいがみ合いを始める。

食堂にいた生徒がこちらに視線を向け綾瀬先輩と栗栖のいがみ合いを見始める。

・・・・・・・・・・・・・。



二人が言い合う中俺はうどんを食べ終わり席を静かに立つ。

返却口に食器を返そうとすると



「「どこに行くの」」



と二人に止められる。



「食器返しに行くだけだ」

「「すぐ戻ってきて」」



と言葉に言い表せない顔で二人が俺に言う。

が、恐らく俺が戻ってきたときには言い合いが激しくなってると思いその顔に臆せず



「言い合いをやめる気がないだろうからこのまま置いて帰る」



と言うと



「一時停戦にしましょう」

「そうね」



と言って二人はそこであっさり言い合いをやめる。

周りにいた生徒が「何だ」という顔で綾瀬先輩と栗栖の野次馬をやめる。

が、



「健一郎くん、一緒に残りの時間を生徒会室でしっぽりと過ごしましょう」

「健一郎、アタシと一緒に二人きりになれるところに行こう」



と二人が俺に言うせいでまた周囲に人が集まり始める。



「断る」



と俺は二人に言った後脱兎の速さで食堂を出る。

その後二人には見つけられない場所で昼休憩を過ごし午後の授業が始まるギリギリに教室に戻る。

もう聞くこと聞いたのかクラスのヤツらは午後の中盤あたりから栗栖に質問してこなくなった。



そして午後の授業が全部終わり放課後になった瞬間



「あの後どこに行ってたの」



と、栗栖が怒った顔であの後どこに行ってたのか俺に聞いてくる。



「ちょっとね」

「ちょっとって何」

「一人になれるところに行ってた」



俺がそう答えると栗栖はしまったという顔をする。



「ああ、ゴメン。もしかしてアタシが生徒会長と言い合って周りの注目を集めちゃったから?」

「・・・・・・・・」

「そうなんだ。ゴメンね伊良湖のこと考えないで熱くなっちゃって」




俺が栗栖の質問にどう答えるかためらった瞬間栗栖に謝られる。



「アタシのせいでいろんな人から好奇の目で見られるようなことしちゃったもんね」



と栗栖が自分の行動のせいだと言い始めたので



「いや、あれはそうじゃない」



と俺はそれが原因じゃないと伝える。



「ううん、でも結局伊良湖をあの場から逃げ出すほど困らせるようなことをしたのは事実だから、謝らせて。今日はゴメン」



と栗栖が言うので



「いや、俺こそあんなことして悪かった」



と栗栖に謝る。



「じゃ、これでおあいこだね。なら下駄箱まで一緒に行こ」

「ああ」



俺は栗栖がそう言うので一緒に下駄箱まで行く。



「アタシ今日バイトあるからここで。じゃあまた明日」

「そうか。また明日な」



下駄箱で栗栖と別れ駐輪場まで行く。



するとそこには綾瀬先輩がいた。

なんでここに生徒会長が!?

そんなことを思った矢先綾瀬先輩は俺の姿に気付きこちらに近づいてくる。


そして綾瀬先輩は俺の目の前まで来た直後俺の両肩をつかみ、



「健一郎くん。今週土曜日の予定は空いてるかしら」



と俺に聞いてくる。土曜日は・・・・・・・はバイトだから駄目だ。



「すみません、その日は一日バイトです」

「そう、なら日曜日は?」

「日曜日もバイトです」



俺は正直に今週の休日は予定が詰まってるというと綾瀬先輩は考えだす。



じゃあ・・・・・・・金曜日、放課後デートしてくれないかしら」



数分して生徒会長からそんな提案をされる。

バイトはその日入ってないのでいいですよと俺は綾瀬先輩に言う。



「金曜日なら大丈夫ですよ、綾瀬先輩」

「よかった。じゃあ今週の金曜日放課後は私とデートね。忘れないでよ」

「はい」



と俺は綾瀬先輩に返事する。

とその時、綾瀬先輩が俺の肩を突然引っ張り



「ん」



俺の唇にキスをする。

少しして唇は離れ、



「お姉さんや栗栖さんとはしたのに私とはしないというのは不公平でしょう?」



と綾瀬先輩がキスをした理由を言う。



「ちゃんと約束したからね。すっぽかしたら許さないわよ。じゃ、金曜日ね」



と言って綾瀬先輩は特別教育棟へと去っていった。

俺、一週間もしないうちに3人の女性から唇にキス・・・・・・・・されてしまった。

俺はそのことが頭から離れないままバイトへと向かった。

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