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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
7章 はっきり自覚した自分の気持ち
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7-2-6 俺と姉は両思いになったが





俺は、ついに姉に告白した。

姉のことが好きだと。


俺がここで告白した理由。

それは綾瀬先輩の家で同棲生活をする中で気づいてしまったからだ。

姉の存在の大きさに。


綾瀬先輩の家で過ごし始めてすぐくらいから姉がいないことに心にぽっかりと穴が開いたように感じるようになった。

綾瀬家で日々を過ごすうちその感じはどんどん大きくなっていきやがて姉を失ったような感覚に陥った。

それが喪失感だと気づいたのは2週間くらいしたときだ。


初めて喪失感というものを味わい、その辛さをこの生活の中で身に染みて思い知った。

それからは綾瀬先輩にキスされても抱き着かれても何も感じなくなった。

代わりに姉と触れ合いたい、キスしたい、何より会いたいという気持ちが日を追うにつれて強くなっていった。


今日玄関で姉の姿を見た瞬間心が満たされうれしい気持ちでいっぱいになった。

姉からキスされたとき今までにないくらいに気持ちが高揚した。

姉と久々のキスをしたことで俺の心の中に"好き"という感情が芽生え、好きという気持ちが唇を重ね続けるたびに加速度的に増えていった。

そしてその気持ちがキスする中ついに心の中で爆発した。


そして気づいたら姉のベッドの上に寝ていたのに気づき少し周囲を見回した時俺は思った。

姉にこの気持ちを告げるから二人きりになってる今しかないと。

そう思ったので俺はまだ心臓のどきどきが止まらない中あのタイミングで姉に告白した。


姉の告白の返事を聞いて姉がまだ俺のことを好きでいてくれていることに喜びを隠せない中姉が俺に尋ねてくる。



「ねぇ健くん」

「はい」

「わたしたち、お互いに好き合ってるってることが今日わかったでしょ?

だったら今からわたしは健くんの彼女、健くんはわたしの彼氏ってことだよね」



俺は一瞬姉の言葉を肯定しようとした。

だが綾瀬家との契約のことを思い出し俺は肯定するのをすんでで止める。



「そうです、と言いたいですが今はまだ姉弟でいましょう」

「え?なんで?わたしは健くんのことが好きで健くんはわたしのことが好きなんでしょ?なら」

「俺と姉さんがここで恋人の関係になったらもし綾瀬家にそのことがばれたときのことを考えると」



姉が俺の言葉を聞いて何かに気づいた顔をする。

俺が言いたいことを姉は察してくれたみたいだ。



「そうか、確かにそうだね。

あの家が健くんを無理やりあの子と同棲させた理由を考えると健くんが他の女と恋人関係になった、しかもその相手が義理の姉なんて知ったら全力でうちを潰しにかかるね」

「ええ。

ですから同棲が終わるまではあくまで姉弟のままでいましょう」

「うう、せっかくお互いの気持ちを確認し合えたのに」



姉がしょんぼりした顔をする。

だがしかしこれは後々のためだ。



「とはいえ、これまでに姉弟同士でありながら恋人みたいなキスをするところも見せつけたことも何度かありますからね。

今更恋人同士になってそれらがやるようなことをしても"そういう関係"になったとは疑われにくいと思います。

そういう行為をしてるのを見られて疑われたらとにかく"姉弟でのスキンシップとしてしてるの知ってるでしょ"みたいなことを言えばある程度はごまかせるでしょう。

ですから私達はまだあくまで姉弟ということでいましょう」

「うん、わかった。そうしよう」



俺の説得に姉はなんとか納得してくれた。

姉が納得してくれたところで俺は次の言葉を言う。



「姉さん。

綾瀬家での同棲生活が終わって帰ってきたら俺と結婚してください」

「はい、喜んで。

でも健くん、姉弟の関係から恋人同士の時間をすっ飛ばしていきなり結婚しちゃうの?」



俺は姉に畳みかけるように結婚を申し込むと姉はあっさりOKしてくれた。

しかしその後に姉が言ったに俺は言葉を詰まらせてしまう。



「え?そ、それはその」

「ふふ、ごめんね。いじわるなこと言っちゃった。

そうだね、恋人同士の時間は結婚した後にまとめて味わおうよ」

「はい」



俺が姉の言葉にほっとしたのも束の間、姉が突然真剣な顔をする。



「そういえばさ健くん。

わたしたち姉弟になって1年以上たったでしょ?

で今日両思いなのを確認したでしょ?

なのにいつになったらわたしに対して丁寧語や敬語を使わずに話してくれるの?」



姉の突然の質問に俺ははっとする。

今までくせだからという理由と元々他人同士だからということもあって姉とはそういう言葉で会話してきた。

前にデートに行ったときにそういう言葉遣いを禁止にしたということはあるがあれはあくまであの時だけだった。

今からすぐにというのは難しいものがと思っていると姉は更に言葉を続ける。



「ねぇ健くん。

姉弟そして父母ってさ、そもそも自分から見たら対等な関係の人なわけでしょ?

で、恋人も夫婦も互いに対等な関係なわけでしょ?

ならどこにも敬語や丁寧語を使う理由がないよね?

だから今日からは普通の言い方でわたしと話すこと。いいね?」



姉が確認するような口調で言う。

俺はそれになんとか姉が求める言葉遣いで姉の確認に応じる。



「わ、わかった。

これからはその、姉さんや父さん母さんと普通な感じで話すよ。

でも今までのくせで丁寧語になったりすることもあると思う。

その時は勘弁してくれ」

「うん」



姉が俺の言葉にうれしそうにうなづく。


こうして今日、俺は姉と姉弟でありながら両思いになった。

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