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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
5章 文化祭と夏祭りと海水浴と
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5-3-3  俺は綾瀬家で思わぬ人に来訪を歓迎される

7月もあと数日で終わるというころ。

夏休みが始まったまさにその日。



「おはよう、健一郎くん」



チャイムが鳴り玄関まで出るとその前には綾瀬先輩がいた。

夏休み前に約束した通りに綾瀬先輩は来た。



「健一郎くん。準備はできてるかしら?」

「ちょっと待ってください」



俺は自分の部屋まで戻り今日のために準備した夏休みの宿題と勉強道具一式を入れたバッグを持って再び玄関に行く。



「お待たせしました」

「それじゃあ行きましょうか」



俺が玄関を出て綾瀬先輩の車に向かおうとしたとき姉に引き留められる。



「待って。健くん、行ってきますのキスは?」



姉が綾瀬先輩が近くにいるにも関わらずキスをせがむ。

俺はどうしたらいいか考えていると姉が再度キスを望む。



「ほら、行ってきますのキス。して」



綾瀬先輩が鬼の形相で自分をにらんでいるのをお構いなしに姉は俺にキスをねだる。



「行ってきますのキ・ス」



俺は姉がこうなったらするまでやめないのは今までの経験でわかっている。

なので綾瀬先輩が見ている前で俺は姉とキスをする。

すると姉は突然



「んちゅ、れる」



俺の口の中に舌を入れ始める。

そして姉は綾瀬先輩に見せつけるように俺とキスをする。

数分後、互いの口から糸を引くほどの濃厚なキスを終えて姉は唇を離す。



「いってらっしゃい」



姉は俺とのキスを終え綾瀬先輩に勝ち誇った顔をしながら俺を送り出す。



「い、行ってきます」



とても気まずい気持ちになりながら俺は姉の言葉に返した後綾瀬先輩のほうを向く。



「健一郎くん、行くわよ」



綾瀬先輩のほうを向くととても不機嫌な顔と声で綾瀬先輩は俺についてくるように言う。

そして俺が綾瀬先輩が乗ってきた高級SUVに乗った瞬間、綾瀬先輩は俺の顔を無理やり引き寄せキスをする。



「綾瀬先輩」

「健一郎くんが私の前で別の女とキスをするのが悪いのよ」



そう言って綾瀬先輩はまたキスをする。

綾瀬先輩は少しの間俺の唇を貪った後



「私の前で他の女とキスしないでほしいわ」



と嫉妬を多分に含んだ声で言う。



「すみません。

言い訳でしかないですが、姉さんはああなるとするまで言い続けるんです」

「健一郎くんがしてくれるまでひたすら要求し続ける、そういうことね」

「はい」



綾瀬先輩は俺の言い訳めいた言葉に考えるそぶりをしながらボソボソと独り言を言う。



「綾瀬先輩?」

「ハッ!な、何でもないわ。行きましょう」



綾瀬先輩はそう言って車を発進させる。



「今日はピックアップトラックじゃないんですね」

「バイクを載せる必要がないならあんな大きい車に乗る必要なんてないわ。

この車のほうが圧倒的に運転しやすいもの」



綾瀬先輩は俺と会話しながらもスムーズに運転してく。



「そうそう、私の家に着いたらまずはお父様と挨拶をしてほしいの」

「え?それってどういう」

「お父様がね、健一郎くんのことを話したら是非会ってみたいと言うのよ。

いいかしら?」



そんないきなり言われてもな。

話すらしたことがない人間にいきなり会えだなんて。



「それはどうしてもですか?」



綾瀬先輩に訊くとええ、と綾瀬先輩は答える。

どうにも危険なにおいがプンプンするが・・・・・・・・・

だがいずれは絶対会わなければならないだろうからな。

ええいままよ。



「わかりました」

「了承してくれるのかしら?」

「はい」

「ありがとう、健一郎くん」



綾瀬先輩のその突然のお願いから数十分。

住宅街の中にあるやたら無駄に大きい家の入り口にある門の前に車が止まる。

するとすぐに自動で門が開いていく。しゅごい。


門を通過してまた数分走ったところにある玄関前の駐車スペースに綾瀬先輩が車を止める。



「着いたわ。さ、降りて頂戴」



そして綾瀬先輩が車から降りるのと同時に俺も降りる。


綾瀬先輩が家のドアの横にあるパネルに手を置くとドアのロックが解除される。

生体認証でカギが開く家なんて初めて見たぞ。



「入って、健一郎くん」



綾瀬先輩に促され家に入ると玄関に一人の男がいた。



「待ってたよ。伊良湖健一郎くん」

「紹介するわね。私の父の綾瀬典史よ」

「よろしくね」



そう言って男が手を差し出してくる。

え!?ああ!

そうか。綾瀬先輩が車の中で言ってた父親ってこの人のことか。


てか綾瀬典史って聞いたことがあるぞ。

確かレーシングライダー現役時代は違反ギリギリのかなりダーティなライディングをすることで有名なライダーだったはず。


別の意味でレースの世界で有名だった人が綾瀬先輩の父親だったなんて。

ますます何かヤバいにおいがするぞ。



「よ、よろしくお願いします」



そう思いながら俺は恐る恐る典史さんと握手をする。



「うん。今日はうちに来てくれてありがとう。ゆっくりしていってね」

「は、はい」



典史さんはそう言って玄関から去っていく。



「私の部屋は2階にあるの。ついてきて」



綾瀬先輩がついてくるように言うので俺は綾瀬先輩の後ろをついていく。

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