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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
5章 文化祭と夏祭りと海水浴と
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5-3-2  俺は綾瀬先輩にうちに来ないかと誘われる

「夏休みは何か予定があるかしら?」



7月下旬。

期末試験直前のある日の昼休み。

綾瀬先輩は昼休みが始まった直後俺を教室からさらっていった。

綾瀬先輩は俺を生徒会室に俺を連れ込んだ瞬間俺にそう聞いてくる。



「まぁいろいろとあります」

「そう・・・・・・・ちなみに初日にどこか行く予定は?」

「初日はありませんね。ひたすら課題の消化ですね」



綾瀬先輩は俺の予定を聞いた瞬間



「へぇ。ねぇ健一郎くん。夏休み初日、うちに来る気はないかしら?」

「ありません」



俺は綾瀬先輩の誘いをきっぱり断る。

夏休みくらい好きにさせてくれ。

そういう意思を多分に込めて突き放す。

しかし綾瀬先輩は俺にしつこく食い下がる。



「私が手取り足取り勉強を教えてあげるから」



綾瀬先輩が言い寄ってくるが俺の答えは変わらない。



「お断りします」



嫌なものは嫌だ。

夏休みは絶対平穏な毎日を過ごすと決めているのだ。

たまには誰にも会わない日々を過ごしたい。


それでも綾瀬先輩は俺にうちに来いと迫ってくる。



「私の家に来たことないでしょ?私がどんな家に住んでるか興味ないの?」

「別に」



俺はそれでも綾瀬先輩の誘いを延々と断り続ける。

すると綾瀬先輩は俺の両手をつかんでくる。



「そこまでして私の誘いを断るのはどうして?」

「知ってどうするんですか、そんなこと」



俺が冷たく突き放すように言うと綾瀬先輩は俺の両手を自分の胸の前に持っていく。

そして悲しみに満ちた顔と目で俺に理由を尋ねてくる。



「私にとっては大事なことよ。

どうして私の家に行きたくないのか。

その理由を教えてくれないかしら?」



綾瀬先輩はすがるように俺に聞いてくる。


・・・・・・・・・・・・・。


どうしてそこまで綾瀬先輩が俺が家に行きたくない理由を知りたいのか。

知る必要性など皆無だというのに。

これも俺のことを好いているがゆえなのか・・・・・・?


だが、例えそうだとしても、それでもせめて夏休みの最初の1週間くらい誰とも会わず一人で好きなことをしたい。

なので綾瀬先輩には正直にそう言って納得してもらおう。



「たまには一人で過ごしたいんです」

「一人でいるときに寂しくなったりしない?」

「いえ、別になりません」



綾瀬先輩の質問にまた正直に答える。

すると綾瀬先輩は俺の両手をぎゅっとして俺の目をまっすぐ見据えて再度尋ねてくる。



「本当にその1日だけでいいの。

その日1日来てくれたらそれでいい。

そこから1週間は連絡も何もしないから。

それでもダメ、かしら・・・・・・・・・?」



う。

そこまで言われると断れない・・・・・・・・・・・。

そう思った俺は綾瀬先輩のその提案を了承する。



「わ、わかりました。

夏休み初日、綾瀬先輩の家に行きます」

「本当?ありがとう。うれしいわ」



綾瀬先輩が俺が家に来るという回答をしたことに目を輝かせて子供のようにはしゃいでいる。

綾瀬先輩のその反応を見て俺は綾瀬先輩のこの反応も俺に対してわずかながら好意があるからなのか?

とふと思う。



「で、初日の何時に迎えに行けばいいかしら?」

「む、迎えに?ええと、そうですね・・・・・・・」

「日が昇った瞬間に来てもいい?」



えっと、今日の綾瀬先輩なんだかキャラがすごい違うんだが。

いつものクールな雰囲気が俺の回答を聞いた瞬間から全くなくなっている。

なぜに・・・・・・・・そして迎えに行くことが前提なのか。



「それはさすがに。9時くらいでしたら」

「わかったわ。9時に迎えに来るわね。ちゃんと準備しててね」



綾瀬先輩がルンルンという感じになっているところで午後最初の授業の予鈴が鳴る。



「綾瀬先輩、予鈴鳴りましたし俺はこれで失礼します」

「ええ。午後の授業も頑張ってね」



俺は綾瀬先輩に一言言って生徒会室を後にする。

その日の授業も何事もなく無事受け終わる。

そして期末試験も無事学年トップレベルの成績を取って終業式に臨んだ。

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