表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/28

3ー1 10歳 夏休み♪ そして………

今月も6話投稿予定ですのでよろしくお願いいたします。


3ー1話です。


10歳の夏休み………いよいよかな?


その前に………

3ー1


ども、初等部3年生のフリートです。

夏休みになりました。


え、夏休みまでどうしてたって?

いつもの通りハリー校長との攻防戦&図書館の禁書エリアの探索、勿論テストも無事終ったよ。

〔いつもの様に一部青い顔をしてる人もいたけどね〕


兎に角、貨客船クイーン・メリー号でバーミンガムまで船旅です。

そして今回も付いてくるいつものメンバー+姉様軍団+第2王子コンビ………。

〔ほんとに愉快な仲間ですね 〕


最近は海賊退治を王国海軍、バーミンガム海兵隊、エジンバラ海兵隊(新設)合同でやってるので被害は減ってるそうです。

もっとも相手も襲って来る場合も在りますが基本、返り討ちになってます。

〔ま、逃げ切れるし追い付くしですね 〕


バーミンガム港に着いて、バーミンガム城に向かいます。

早速、カイに会いに行く姉様軍団♪

〔まぁ、わからなくも無いけど……… 〕


ま、いつもの事なので気にしてもしょうがないのでプールに向かうと………エ、増えてないか?

カイ以外にあれは………川イルカの親子かな? ………2頭いるけど………何でいるの??

〔いつの間に? おや、あそこに母上がいるよ? 〕


「母上、あの子達はどうしたのですか? 」


「フリート、お帰りなさい。この子達はカイちゃんが保護してきてそこのオチビちゃんをここで生んだのよ♪ 」


何でもカイがいつもの漁に行ってたら母イルカが怪我してたのでここに連れてきたので母上が魔法で治療。

そしたら母上がテイムしてしまって飼うことに。

〔名前はサクラと付けたそうです。サクラの花が咲いていたそうなので……… 〕


そして2日位経ってご飯をあげようとプールに来たら………子供のイルカが居たそうです。

サクラの娘だったので母上がそのままテイムしていた。

〔ちびっ子の名前はチェリーでした。サクラの花の実がチェリーだからがだそうです……… 〕


カイに確認したら魚を捕ってたら怪我をしていたこのイルカさんを発見、母上に治療してもらう為に連れて来たとの事。

勿論、妊婦さんだとはわからず(笑)


チェリーちゃんはカイの妹ポジションに収まったらしくお兄ちゃんと慕われているらしい。

ま、かわいいは正義ですね。

〔そしてメロメロになっていた姉様軍団の4人+シャルロット様とメル達 〕


そして3日後、いつものように陸路にてポーツマツ街まで行きました。

勿論、みんなでウォータージェットボート遊びです。

〔機密保持の為、ポーツマツにて海兵隊が厳重に管理しています 〕


ポーツマツ街に着いたら丁度クイーン級貨客船3番艦が完成していた。

艦名はクイーン・メアリー(王様のおばあちゃんに当たる人)になった。

〔シャルロット様の曾祖母に当たる人 〕


その試験航海に便乗してシード島に行くことになった。

シード島は丁度種子島位の大きさでポーツマツ街の南方60kmの所にあってサトウキビの産地でもあった。

〔砂糖はバーミンガムの特産です。勿論、砂糖精製の魔導具も作ってあるよ(配置済みですよ) 〕


現在、ポーツマツ港ではロンドン級貨物船を小型化した離島交通用の小型貨客船の建造が始まっていた。

規準コンテナを10個と乗客50人(最大)が載せられる船を作っています。

丁度、ロンドン級7、8番艦が完成したので空いたドックで建造中でした。

〔一応、完成は冬になるかな? 初めて作ってるからね 〕


それとクイーン・メアリーが完成して空いたドックでは、新たに新造の新型艦(ポーツマツの後継艦)の建造が始まっていたが、その話は後に。


朝に出たクイーン・メアリー号は昼には、シード島に到着した。

シード島のシード港は、しっかりと完成していて早速、ポーツマツから持ってきたコンテナを下ろす作業が始まった。


「ヘェ~、あそこはサトウキビの畑かな? 」


「おぉ若様、お久しぶりです 」


「あ、トク爺、久しぶり。相変わらず真っ黒ですね(笑) 」


「何をおっしゃる若様。おぉ、お嬢達も益々お綺麗になられて 」


「あ、お爺、生きてた! オッカシイナ、まだ元気だよ? 」


「変ね。暑いところだから溶けたか、干からびたかと思ったのに? 」


「なんの、ここは飯もうまいし気温も丁度よいし、何より仕事が忙しくて歳をとるのも忘れてしまいますわ、ワハハハハ! 」


「それは何よりです。あ、そうそうご紹介しますね。こちらはイングスランド王家のリチャード・フォン・イングスランド第2王子殿下です。そしてこちらがステファニー・オブ・イングスランド第1王女殿下、ソフィー・オブ・イングスランド第2王女殿下、シャルロット・オブ・イングスランド第3王女殿下です。そしてこちらがエジンバラ辺境伯爵家のマキシム・フォン・エジンバラ様とメモリ・オブ・エジンバラ様、そしてこちらがイングスランド冒険ギルドマスターのご子息のバスター・ガーランド様です。そしてこちらが当シード島代官のトクゾー・ナイト・シード騎士爵様です 」


「エェ~、王子様に王女様ですか!? これは失礼いたしました。私が当シード島を管理しています代官のトクゾー・ナイト・シード騎士爵です。以後お見知りおきを 」


「あぁ、そんなにかしこまらなくても良いですよ。私がリチャード・フォン・イングスランドです。今回はお忍びで来てますのでお気になさらずに 」


「私がステファニー・オブ・イングスランドです。よろしくお願いいたします 」


「私がソフィー・オブ・イングスランドです。よろしくお願いいたします 」


「私はシャルロット・オブ・イングスランドです。よろしくお願いいたします 」


「マキシム・フォン・エジンバラです。今回はよろしくお願いいたします 」


「メモリ・オブ・エジンバラです。よろしくお願いいたします 」


「バスター・ガーランドです。この中では平民ですのでお気になさらずに、騎士爵様 」


「何、ワシも元々平民からの成り上がりじゃから気にするな、若いの。それに似とるの、ライルの奴にそっくりだな。元気にやっとるか? 」


「エ、父をご存知なのですか? あ、まさか貴方はバスターズの壁? 」


「ほう、懐かしいのう。ワシの渾名を知ってる奴が居たとわな……… 」


「何だい? バスターズの壁って? 」


「僕の父、ライル・ガーランドがリーダーが組んでいたパーティーで冒険ギルドランクSのチームで、確かラージシールドと片手斧の壁戦士でどんな魔物の攻撃を軽く受け止めてチームを守りきったバスターズの壁、トクゾーさんってあなたの事ですよね 」


「………ホホ、そう言われれいた時もあったのう………もっとも地竜に盾ごと綺麗に吹き飛ばされてその時の戦いでチームの半分が怪我をしてのう、私もこの通り左腕を大怪我して………それで皆自信が無くなってのう、チームは解散、わしはバーミンガム辺境伯爵様に拾われて領軍の騎士に盾術の指導を暫くしていて偶々休暇でこの島に来たときにここの元代官の不正を見つけてのう………ま、後はここの代官の職を押し付けられてのう……… 」


「本当は父上にこの島の様子を見に行かされて思いっきり不正をしていた代官をボコって島民の為に代官を志願したくせに。トク爺、照れなくても大丈夫だよ 」


「若、勘弁してください。こうして楽しく働いていますからそんな恥ずかしい事は言わんでください 」


こうしてシード島に無事に上陸して早速、島内を案内してもらう事に。

先ずは、サトウキビ畑に行くことに。




砂糖の精製工場を見学していたらトク爺の部下が駆け込んできた!


「と、トク代官様、大変です! 」


「どうした? 何を慌ててる? 」


「漁船が1隻潮に流されまして魔の島に流されました! 」


「何だと! あれほど近づくなと言ってたものを………救助隊は出たのか? 」


「現在、救助隊は別件で島の東側で救助作業中です。なのですぐには向かえません! 」


「………まずいのう。他に出せる船が無いのう……… 」


「トク爺、魔の島とは? 」


「………若、魔の島とはこのシード島の西20km沖にある島なんですが、魔物が蔓延っている無人の島なんですが潮の流れの関係で漁船が流されるポイントが在りまして注意しないと流され、島の岩礁に入り込んで、船がぶつかって破損、自力ではこちらに戻れなくなってしまうんです 」


「それで救助隊を作りたいから例の装置を欲しがったんですね 」


「エェ、魔の島に安全に行くには自力航行できるあの船は必要ですから 」


「フリート君、何を作ったの? 」


「今ある中型漁船に魔導ウォータージェットボートの機関を付けた船? かな。試作品を付けた船をトク爺に預けてテストしてたんだよ。………そうすると急いだ方がいいかな? 」


「そうじゃった! 救助船は急いでも明日になってしまうのう……… 」


「トク爺、任せて。今の話は聞きましたね 」


僕は後ろにいた護衛の1人に話しかけた。


「ハ! 」


「では、沖にいるポーツマツに連絡、上陸挺を1隻と海兵隊1個小隊を載せてこちらに来るように連絡を! 」


「わかりました! 」


「若、今の若いのは? 」


「彼は私の護衛でサム海兵隊第1中隊第3小隊長です。実は強襲揚陸艦ポーツマツが護衛で沖に展開してますので。勿論、王子、王女様の護衛が任務ですけどね 」


「何と、それは………よろしいので? 」


「私からも言わせてもらう。国民を守るのが我ら王族の務め。気にせずに任せてください 」


「あら、珍しい。リチャードが良いことを言うなんて! 嵐が来なければ良いのですが……… 」


「ステファニー姉様、確かに………リチャード、大丈夫ですか? 」


「姉様方、そこまで言っては………確かに、ラシクナイデスケド? 」


「ク、言い返せない! 」


「まぁ、あなたもやっと王族の務めの意味がわかってきた様ですね。姉としては嬉しいですよ 」


「そうね。じゃないとお兄様に追い付きませんよ 」


「何か姉様達に誉められると後が恐いなぁ 」


「「何が恐いのかしら? 」」


「イエ、ナンデモナイデス(汗;) 」


「兎に角、港まで行きましょう。皆さんはどうしますか 」


「「「「「勿論、行きますわ(行くぞ) 」」」」」



港に行く途中、カラフルな魔法の星が光った!


「何ですの、あの光は!? 」


「あれは信号弾の魔法でああやって順番に色別に打ち上げて連絡をしてるんですよ。勿論、王国海軍、バーミンガム海兵隊、エジンバラ海兵隊共通信号ですけどね 」


「なるほど、これは便利だね。これなら連携もできますわね 」


「もっとも近ければ特殊なライトを照らして知らせる事もできますけどね 」



暫くして沖から船が向かってくるのが見えた。


「おや、何か沖から来ましたのう。あれは何ですか若 」


「ポーツマツ搭載の上陸舟艇ですね。あれで海兵を上陸させることが可能ですね 」


「ほう、良いものですね若………(ジー)……… 」


「………トク爺、後でこの島にも配備できるように父上には、話しておきますよ。だからあんまり装備を見せたくないんだよな、トク爺には 」



港の漁船専用岸壁に到着した上陸舟艇には、第1小隊が載っていた。


「まさか師匠が直属の部隊を引き連れて来るとはね。どうしたのですか? 」


「指揮官として気になりましてね。若がまた無理なことを言うかも知れませんしね 」


「(チ、気づくとは………)アラン司令、勘が冴えてますね。勿論、僕が指揮を取りますよ。良い訓練になりますしね 」


「そして報告をして我々も怒られるですか? バーミンガム辺境伯爵様に! 」


「ウ、そこは僕の「ダメです! 」………え~とダメ? 」


「………ハァ~、仕方ない、私が同行しますので無茶な事はしないで下さいね 」


「アラン、諦めろ。若の性格を知ってるだろう。ワシも行くから任せなさい 」


「………ハァ~、トクゾー師範だから余計に心配なんですよ。全く 」


「アラン、どう言う事かな? 」


「………兎に角、詳しい話をお聞きします。島の海流の動きに関しても聞きますよ! 」



魔の島に向かう一行。


「何でマックまで来るの? 」


「イヤ~楽しそうだからね(笑) 」


「そんなわけあるか! ………まぁ、仕方ないな 」


「若、心配ですけど一応護衛も付けますよ。トムとラル、お前たちはマキシム殿の専属で護衛をする事。一応エジンバラ海兵隊からの出向中のお前達が適任だからな! 」


「「ハ、了解です。マキシム様、よろしくお願いいたします 」」


「アラン師匠、研修は順調のようですね 」


「エェ、彼らは優秀ですね。エジンバラ辺境伯爵様も本気で鍛え上げてほしいと依頼されましたから。我々の訓練にもついて来てますよ 」


「ヘェ~、すごく優秀なんですね。マック良かったな♪ 」


「そうだけど………参ったな、僕も鍛えておかないと不味いな……… 」


「ま、そこはガンバレヨ(笑) 」


「そこは一緒に鍛えようだろ! ………そう言う事だから一緒に鍛えよう♪ 」


「お、ソロソロ魔の島に付きますぞ。周辺注意じゃ! 」



この魔の島、引き込む様な潮の流れが有るが勿論、離れる流れもある。

島の唯一安全に浸入できるのはその排出される流れに逆らって浸入する方法しか無かった。

〔今までは定期的に脱出用の小舟を島の海岸に持っていってそれに載って脱出していた 〕


トク代官はポーツマツを見たときに中型漁船クラスの船をバーミンガム辺境伯爵様に要求(お願い)してきた。

父上も無下にもできないので、フリートに丸投げしていた。

〔ま、テストするためにちょうどよかったしね 〕


「一応桟橋も作ってはあるのじゃが……… 」


「トク爺、わかってるよ。こいつは砂浜に直接乗り上げられるから問題ないよ! 」


「エ、そしたらどうやって戻るの? 」


「そこはお楽しみかな(笑) 」


「若、居ましたぞ! 不味いな、魔物に追いかけられている! 」


そこには魔物(2mクラスの蟹の魔物? )が船員3人を追いかけていたが蟹自体が遅かったので逃げ切っていた。


「おい、こっちにこい! 」


「(ハアハア)ワ、わかった! 「「助けてくれ~! 」」」


「相手は蟹だから火魔法で攻撃、その後バトルハンマーでとどめをさすぞ! 今夜は蟹鍋だぁ! 」


「「「「「「「「「「オウ! 」」」」」」」」」」


上陸舟艇は、砂浜に乗り上げたと思ったら前の扉を倒していた。

海兵隊員達は駆け出して、蟹に向かって攻撃を始めた。


「何だろう、何時からこんな連中になったんだろう? 」


「………(オマユウ)………フリート君のせいでは? 」


「ナ、何デ? 」


「だって訓練中のフリート君のノリと似てるよ♪ 」


「………マック、終わったらたっぷり訓練に付き合ってね(ニヤリ) 」


「………良いけどね。お、もう倒したみたいだね。蟹の魔獣でも見に行こうよ! 」



蟹の解体ショウも終わり上陸舟艇に積み込みも終わった頃。


「しかし何でこんな潮の流れが有るんだろうね? まるで沖にいる獲物を取り込んでるみたいな? 」


「!………確かにのう。この島は、昔からいろんな伝説が在るらしいのう 」


「トク爺、例えば? 」


「ウ~ン、ワシが聞いた話だと、この島にはダンジョンが在って外から人を取り込むためにこの海流で呼び寄せて………なんて話が有りますのう。実際はダンジョンなんて発見されてませんのう 」


「その根拠は? 」


「若、これは3年前の話ですが………ワシがシード島の代官になった頃の話ですが、一度この島の調査をしましてのう、まぁ外周部分ですがそれらしい入り口も無かったし魔物も外周部分にはさっきの蟹とグリーン大トカゲ(体長5m級のイグアナ? )とかグリーンスネーク(体長5m級のヘビ? )、そのエサらしいホーンラビットとスライム? がいますね 」


「また何で調査を? 」


「もしダンジョンがあれば資源が取れるからのう、シード島の財源にもなるからのう。なにせ前の代官がのう……… 」


「あ、そうだね。あの代官は、良くもあれだけの不正ができたよなって位やってたらしいしね 」


「確かにあれは酷かった。私も査察に付き合いましたけど………思い出したくは無いですね 」


私は話を聞いていたが何故か違和感を感じて島を[神眼]にて見てみると………エ、この島は………。

ウ~ン、どう説明しよう。


「………トク爺、恐らくだけど、たぶんダンジョンみたいなのが在るかもね 」


「ナ、なんですと!? ダンジョンが在ると言うのですか、若! 」


「若、調査をして発見できなかったのにダンジョンが在るとはどう言う事なんですか? 」


「フリート君、どう言う事? 」


「マック、魔法学の授業の一貫でダンジョンの話をしたよね? 」


「あぁ、ダンジョンの生態とか………あ、そう言う事か。確かにそう考えればそうだね


「若、ワシにわかるように教えてほしいのう 」


「トク爺、元冒険者らしくないですよね。ダンジョンの種類と言ったら? 」


「種類? ……………まさか、この島自体がダンジョンだと!? 」


「そうだね。この島がフィールドタイプのダンジョンみたいだね。そして出入口もあの謎の海流だとしたら? 」


「確かに辻褄は合いますのう………そうするとこの島の中心部には……… 」


「そう、恐らくは島の中心部にはコアがって言ってもあの山自体がダンジョン迷宮? とは限らないけどね。それこそダミーかもね(笑) 」


「ではどうしますか? このまま放置とはいかないでしょう? 」


「確かにね。………調査をしますか? 若 」


「そうだね。一旦戻って皆さんと相談かな? ………あ、 」


「どうしました? 若 」


「こんな楽しいことをあの人達が黙ってるかな? 」


「「「あぁ、なるほどね。どうしましょう 」」」


こうして一旦戻って出直す事になった。




2日目………3隻の上陸舟艇が魔の島に向かっていた。

選抜した海兵隊3個小隊と陣地構築資材コンテナ3個と建築工兵1個小隊と………


「で、何でついてきたの皆さん……… 」


「それはこんな楽しいことをほっとく人はいないのでは? 」


「「「そうそう(笑) 」」」


「ハァ~、殿下とバスター先輩はわかりますけど何故に付いてきたのメルにシャルロット様? 」


「「え、そうかな? 良いじゃない、楽しそうだしね(笑) 」」


「いいのですか? リチャード殿下 」


「そこは護衛のフリート君の見せ場では? 」


「………だから危険なのは………ハァ~、もうしょうがないか。とりあえずは陣地構築までは船に残ってもらいますよ。マック、メル、よろしく! 」


「「わかったわよ! 」」


「エェ~、そんなぁ 」



砂浜に上陸後、先ずは昨日の結果を見ておく。

うん、取り込まれた後はないね。

〔帰り際、蟹の残骸を森と海岸の境目に残して取り込まれたかどうかを見るために 〕


「取り込まれた後は無いけど……… 」


「食い散らかされたね……… 」


「蟹ですか? 」


「恐らくは……… 」


「ではさっさと陣地を構築しますか。工兵隊やるぞ! 」


僕たちは先ず森を伐採して倒した木は丸太にしていき、平地部分を広げて行く。

更に土魔法で切り株を抜いていく。

〔基礎工事は大切です 〕


平地部分ができたら土魔法で地面を固めていき、上陸舟艇に搭載していたコンテナ3個を運び込む。

コンテナは輸送用馬車に載せたままなのでここまで押してきます。

〔勿論、無魔法の身体強化魔法で押してきます 〕


コンテナの中身は陣地構築セット(フリート印)が入ってましてこれを組み立てればアッと言う間に前線陣地(1個中隊用 )が出来上がる。

後は陣地を土魔法で囲むように土壁で作れば完成する。

〔これで魔の島にバーミンガム辺境伯軍駐屯地の完成です……… 〕


「若、いくらなんでも普通は高々半日でここまでの砦はできませんよ 」


「まだ伐採した木で杭と砦門を作らないと完成ではないのですが……… 」


「イヤ、これでも充分な砦ですぞ! 全く若だからかのう 」


「それに港も作らないとね。あ、工兵隊は大丈夫かな? 」


海兵隊工兵隊はへばっていた。

彼らは優秀な土魔法使いで編成された部隊なんだけどねぇ


「あの~若、若と比べては彼らがかわいそうですよ 」


「確かにかわいそうだのう。確かに……… 」


「「「そうそう♪ 」」」


「「え、そうなの? 」」


「………じゃ僕は手伝わない方が……… 」


「「イヤイヤ、手伝ってください 」」


「「「「「「フリート副司令、お願いします! 」」」」」」


「「「「「エェ~! フリート君ってそうなの? 」」」」」


「あ、………ないしょだからね! 後お前ら後で魔力上げの訓練な! 」


「「「「「「ア、マズッタ! 」」」」」」


こうして今日は砦の中でお食事会とお泊まりです。

上陸舟艇は2、3号挺は追加の海兵隊員と追加のコンテナを取りに、1号挺は一応脱出用に残しています。

〔建築中に襲ってきた蟹を肴に蟹尽くしパーティです 〕


皆さん交代で食事をします。

思ったより蟹は美味しいです。

〔後に蟹の甲羅で鎧を作ったら革鎧より硬く鉄鎧より硬いが軽い、蟹アーマーができることに(海兵隊の装備に♪ ) 〕


今夜は早く寝ましょう。

勿論、姫達専用(お付きの女性海兵隊員と一緒 )にコンテナハウスを1つ使用します。

〔コンテナ自体が宿舎兼砦壁になってます 〕


明日はいよいよ島の探検です。



③〇



バーミンガム特殊海兵隊編成表【極秘】


基本は3単位制を導入


分隊(最小人数の部隊) 3人

小隊 分隊が3部隊+指揮官と副官 11人

中隊 小隊が3部隊+指揮官と副官と本部小隊9人 44人

大隊 中隊が3部隊+指揮官と副官と本部小隊9人 143人


師団 大隊が3個部隊+工兵1個大隊+指揮官と副官3人と師団司令部24人 600人


現在、バーミンガム特殊海兵隊は2個師団を編成中(現在、第2師団編成中)

海兵隊本部はポーツマツ軍港


海兵隊総司令官はアラン・ナイト・ポーツマツ騎士爵(出世してポーツマツ騎士爵を襲名)

〔副司令の中には、フリート君が名誉副司令として名がある(秘密) 〕



③〇

カイくんの妹分登場♪

小さいイルカはカワイイですね。


そして魔の島に救助ミッション? です。


蟹は美味しいよね。(ジュルリ♪)


そしてバレるフリート君の裏の顔?


明日は探検だぁ~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ