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2ー6 8歳 2学期と文武祭の準備

3話目です。


2ー6 話です。


夏休みも終わって………ハリー校長との攻防戦が………あ、全体攻撃は無理です(笑)


そして勧誘されるフリート君。


ハリー校長、この杖使ってもいいかな?

2ー6


夏休みも終わり2学期が始まった。

早速1ーSの教室に仕掛けられていたトラップの解除を………ウ~ン、その前に教官室に行ってガイア教官に教室の現状を説明すると頭を抱えて………取り合えず校長を捕獲しに出て行った。


教官が校長の捕獲しに行っている間にできるだけトラップの解除をすることに。

まさかとは思ったが夏休み中、教室にこれでもかってトラップの数々を仕掛けるか?

〔ここまでトラップ(15種類、20ヵ所)を仕掛けたって暇なのかな? 〕


クラスのみんなが登校してきたが説明して安全地帯として最初に解除しておいた教壇前のスペースに待ってもらい黙々と解除していった。

〔何とか授業時間までには解除できたよ 〕


もっともこの後、ガイア教官が校長を捕まえて白状させた内容にもう笑うしかなかった。

まさかの全学年の全教室にトラップを仕掛けたってどうするの?

〔この後、全学年の教室で阿鼻叫喚の騒ぎになっていた 〕


結局この日は校長のイタズラデイとして学校は出席扱いにはなるが開店休業状態になった。

校長は校内引き回しの刑になっていた。

〔校長がヤラカシタ場合の恒例行事だそうです 〕


僕達1ーSクラスでは、自習状態になってたが、クラスでの話題は文武祭の話になっていった。

ぶっちゃけこの文武祭は地球でいう文化祭と武道大会が合わさったもので毎年11月の頭に開催されている。


文化祭は中等部からクラスで何かをしないといけないらしいが初等部は基本ガヤで良いらしいが問題は武闘大会の方だった。

武闘大会は武術部門と魔法部門に別れて1vs1の対決あって各々のクラスで代表を選抜して出ることになっていた。

〔ウ~ン、出たくは無いが………… 〕


クラスの皆さんで誰が出たほうが良いのかと話になってのだが、何故か僕がどっちに出たほうが良いのかの話になっていた。


「問題はフリート君は武術も魔法もすごいので両方出れば良いのですが、基本1人1種目なのでどちらかですね 」


「じゃ、魔法戦の方に出して武術戦の方はマックが出れば問題ない? 」


「それなら武術戦の方に出して魔法戦の方はシャルロット様が出たほうが良いと思うよ 」


「イヤ、それだとシャルロット様の相手になる人はやりづらいから他のクラスからクレームが来そうよ。なら武術戦の方にメモリさんを出すのは? 」


「え、私よりマックかカイルを出すのが王道? 」


「まてまて、それならフリート君はどちらに出たいのか聞いておこうよ。フリート君はどっちがいいの? 」


「………面倒なので、出たくないです……… 」


「………ねぇ、このクラスで出たい人はいる? 」


華麗にスルーされてしまった! ………誰も出たくないらしい。

どうするんだ、これ?


「………ガイア教官はどう思いますか? 」


「………みんなが出たくないのはわかるが、フリートは出ないと不味いだろう。総代は出ないと色々と言われるぞ。もっともフリートに敵うヤツはいないだろうし………どうするフリート君 」


出るのが決定って酷くないか?


「わかりました、どちらかには出ますよ。で、どっちに出ます? 教官殿 」


「………俺が決めるのか! ………ウ~ン、困ったな……… 」


結局、僕が魔法部門、マックが武術部門に出ることになった。

ま、シャルロット様を出すわけにもいかないって事になったが。

〔シャルロット様は出たかったらしいがクラスの皆さんに止められて渋々だったが 〕



とある貴族の屋敷にて………


「何だと、塩が売れないとは何だ!? 」


「ハ、現在、商会で売っていた塩ですが、王都では全く売れてません 」


「どうしてこうなった! 」


「それは………例のポーツマツ塩のせいではないでしょうか。価格も我々の半額、塩の品質も最高級の塩となれば誰でも買います。我々の塩は品質も悪く、しかも5%ほど砂が混ざってますし……… 」


「それはお前達がやったことだろう! で、どうするんだ。このままだと塩はポーツマツ塩となって我々は在庫の山を作る事になるぞ! 」


「今の所、ポーツマツ塩が出回っているのは南部諸侯と王都周辺に限定されてますが………例の輸送船が完全に就航しますと恐らくは……… 」


「ク、その為の輸送船だったか。あの報告は本物だったとは 」


「報告とは 」


「バーミンガムの連中が画期的な船を作ってるとの報告でな、何でも海峡を通過できる性能があると報告があったが………誰も信じなかった。イヤ、ロジャーはあり得ると言っていたがダニエルはあり得ないと言い切ってたが………さてどうしたものか 」


「そのダニエル様ですが、領都では余り良い噂が……… 」


「何だ、はっきり申せ! 」


「は、どうも領内で暴れている、やりたい放題にしてると………各町村の者達から陳情がありまして………このままだと領内の生産力が……… 」


「ダニエルがそんな事をするわけなかろう。大方取り巻きがダニエルの名を語っておこなっているのであろう。おい、騎士団長に申し付けよ。いつものように処分せよと 」


「ハ、仰せの通りに 」


「後、ダニエルには、王都の屋敷まで来るように申し付けろ。話が有るとな 」


「ハ、仰せの通りに 」


「塩の件は、今の在庫を領内で売り切れ。そして新規に作る塩は品質を上げて混ぜ物も無しで価格もあのポーツマツ塩より安く売れ! 」


「侯爵様、それでは大赤字になります 」


「それを何とかするのがお前達の仕事だろう。バーミンガムの奴等ができて我がマンチェスター侯爵家ができない訳が無かろう。すぐにかからんか! 」


家臣達が慌てて出て行った後………


「全く使えん家臣どもめ。しかし何故急にあの忌々しいバーミンガムで何が有ったんだ? 」


「それで我々に調査をしろと? 」


後ろの物陰から黒装束のいかにもの人が出て来た。


「聴いていたのならわかっているのだろう。で、実際はどうなんだ 」


「は、先程の報告通りでした。奴等がチョウカ海峡を逆進したのは間違いないですね。堂々と我々の"目"の前を通ったと報告してきましたし。間違いないですね 」


「一体どうやっているのかわかったか! 」


「今の所調査中としか………ただポーツマツ村に潜入しようとした"目"が軒並失敗又は捕まってます 」


「おい、私の事がばれてないだろうな 」


「侯爵閣下、バレていたら王家からなにかしら言われますよ。問題無いですよ。調査に行く連中は我がギルドの名前しか出ませんよ。まさか海賊ギルド"スペクター"がマンチェスター侯爵家と昵懇で裏で色々とやってるなんて誰も思わないでしょう。ク、ク、ク、…… 」


「おい、黙れ。聞いてる奴が居たらどうするんだ! 」


「それは何時ものようにですよ、侯爵閣下 」


「では、塩と船の件を調べて報告せよ 」


「御意 」


「一体、バーミンガムで何が…………… 」


海賊スペクターのスパイがポーツマツの調査をしている! とバーミンガム辺境伯爵軍では把握していたが、バックに大物がいるようでなかなか尻尾がつかなかった。

その為、ポーツマツの警備が更に強固になっていくことに。



10月中旬のある日


「で、カリーナ姉様何を企んでいるんですか? 」


「だから、ちょっとフリート君にお手伝いをしてほしーなと 」


「私からもお願い。ただ、服を着て歩くだけだから………ね♪ 」


「だからって何で僕が女性の格好を、しかもドレスを着ないといけないんですか!? 僕は男ですよ! 」


「「だから良いのよ♪ 」」


今、カリーナ姉様とステファニー第1王女様から何故かモデルの依頼をされているフリートです。

二人の後ろには高等部魔法科1年S組のお姉様達もいて恐いです。

〔皆さん、目が血走ってるし……… 〕


「フリート君は小さいし可愛いし今回のモデルにピッタリなのよ。お願い! 」


「「「「「「「「フリート君お願い♪ 」」」」」」」


「無理ですよ、その日僕は武闘会魔法部門に出場予定でその日は会場に居るので……… 」


「え、そうなの。聞いてませんよそんな事! 」


「あら、それならシャルロットに代わりに出るように言わないと♪ 」


「だから試合にシャルロット様を出すわけにはいかないでしょう。何か有ったらマズイでしょう 」


「まぁそうね。1年生同士だと手加減が難しくて大変なのよね 」


「まぁフリートなら余裕でしょうけど。 ………あ、それじゃどうしましょう。日程はどうなってたかしら? 」


姉様達魔法科1年S組は、衣服の製造販売見たいな事をするのにモデルとして僕を確保しに来ていたらしい。

何でも小さい子供服を販売するらしいって、ほぼカリーナ姉様とステファニー様の趣味らしいけど反対は無かったのか…………無さそうですね。


「仕方ないわね。そうだ! 私たちの作った衣裳を着て出なさい! 魔法部門に♪ 」


「姉様、それこそ無理でしょう。しかも知っているでしょう、僕の戦闘スタイルを! あんなヒラヒラの衣装では勝てる試合も負けてしまいます 」


「そうかしら? フリート君なら縛っても勝てそうだけど? その辺はどうかしら、カリーナさん 」


「ウ~ン、その辺はどうなのかしら。審判でもある教官に聞きに行きましょう 」


「イヤ、僕は着ませんよ。って聞いてます……… 」


結局、姉様達1年S組のお姉様達は主任審判の所に聞きに行ってしまった。

なお、お姉様達は、通りすがりに僕の様な男の子に片っ端に声をかけてスカウトしていた。

〔マジにガイア教官に相談しておこう 〕


結論としては文武祭は2日あって武術、魔法部門は初日に初等部と中等部の試合、2日目に高等部の個人戦と団体戦の試合があるそうなので、2日目に着せ替え人形になることが決定してしまった。

僕は逃げるために母上に相談したが、たまにはカリーナ姉様に協力しなさいと言われ、キャロル姉様に相談すると、"その手が有ったか! "と、何故か悔しがっていたり、ウイリアム兄様には、"諦めろ "と言われてしまう。

〔試合に衣装は流石にダメで姉様達はガッカリしていた。ほ、良かった♪ 〕


さて、魔法部門で出るのだから………例の杖でも使ってみようかな。

もっともあれは反則になるかな?


ま、教官に聞きに行きましょう。

反則なら長杖っぽいのを使えば良いかな。



そして文武祭前日、当日に使う武器、魔法具の事前点検です。

勿論、武術部門は剣や槍等の武器は木製の訓練用、魔法部門は基本杖又は使用魔法具のチェックが義務付けられている。


もっとも検査は厳重で前日に道具を預けて当日に本人に渡す様だ。

一応、僕は根に近い長杖と特殊槍杖の試験モデルを持ち込んでみた。

〔見たこと無い武具? 杖? を見て教官は驚いてるね 〕


担当の教官はなにこれ状態で他の教官に聞きに行ってしまった。

他の教官(武術部門)は珍しげに見に来るし、他の出場者は驚いていたりしていた。

〔全く新しい武器? 魔道具? なので 〕


奏功してると何故かハリー校長が登場?

おもむろに僕の武具を見ていた。


「………ぼう、これはおもしろいのう。フリート君、これはどの様に使うのかな? 」


「え、ここで説明するのですか? 流石に……… 」


「オッホン。それもそうだのう。では校長室で聞こうかのう。よろしいか 」


結局、担当の教官はどうぞどうぞと言ったので校長室に行くことに。


「ほ、ほ、ほ、全く魔女の息子はとんでもない物を作りよって。この杖は各種魔法弾が撃てるだろう、違うか 」


今回僕が持ち込んだ槍杖? がこれ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


[試作特殊短槍杖(ランスロット)サウス5型]

[試作ミスリルランスロット]をコンパクトにし、改良した特殊短槍杖(50cm)

各種魔法弾を打てるように回転式シリンダーに各属性魔法弾体触媒をセット

回転させることで任意の魔法弾を発射できる(最大5種類)

魔法弾体触媒を変える事で魔法弾の種類も変えられる

先端に本来は特殊銃剣が付いているが今は木製の訓練用ナイフが付いている


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そこには大型拳銃? に長めの木製銃剣? が付いた謎の槍杖があった。


「良くわかりましたね。実際には火、氷、土、風、光の魔法弾が撃てますよ。カートリッチを替えれば他の魔法弾も撃てますよ。流石破産校長♪ 」


「破産は余計じゃ。もっともワシのトラップを見抜いている時点で魔道具の製作はお手の物なんじゃろう。しかもお主だろう、あの船の真の設計者は! 違うか? 」


「………校長、王様は何と言ってました 」


「王には好きにやらせておけと言われてしまったわ。もっともワシも一枚噛ませてほしいの 」


「それはお断りします。開発もギリギリですし校長に頼むこ………あ、有るかも♪ 」


「なんじゃ、有るのか 」


「確認しますが校長は時空魔法は使えますよね 」


「ウグ、何故その事を? 」


「噂になってますよ。時空魔法を持ってないと説明が付かないと。亜空間スキルを持ってますね 」


「ム、ム、ム、……… 確かに持っておる、スキル[亜空間収納庫]、このスキルのお陰で荷物運びをやらされてのう、面倒で代わりに初代国王様が持っていた[マジックバック]という鞄を再現できないかと研究していたんだが気がついたら破産しとったわ。参ったのう、あはははは 」


「ヘエ~、初代国王様は作ったのかな? それで現物は有るんですか? 」


「ワシが1つ持ってるぞ。ちょっと待て。え~と、この辺にあったはずだよな………お、あったあった 」


校長は何もない空間から小さなバックを取り出した。

本物の時空魔法の使い手がいるとは………


「この小さなバックがマジックバックでこの中にはポーションを最大495本入れられるらしい。実際にはそんなに入れたことが無いがのう 」


マジックバックを[神眼]で見てみると………なるほでねぇ、材料が特殊では作れないよね。


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マジックバック(ポシェットタイプ)

ポーション瓶など小物を入れておく為のマジックバック

ポーション瓶ならば、5種類99個づつ収納できる

中にいれると時間が止まっているので傷まない

バックの口の大きさ以下の物しか入らないのでポーション瓶位しか入らない

なお、この手のバックを作る場合には、特殊加工した革と時空属性の魔石が必要


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確かにマジックバックだった。


「小さいバックですね。 ポーション瓶専用ですか 」


「良くわかったのう。当時はポーション瓶などを入れて使っていたらしいのう。もっとも当時は初代国王様が大量に作って当時の騎士団員に団員の証と言って配った物の1つだそうだ。今、現存してるのはこのバックを除くと王家で少数あるらしいが民間に回ったものはどうなったかはわからんのう 」


「恐らくは大手の商会何かが持ってますね。その辺はその商会次第でしょうけど 」


「それで、このマジックバックを[鑑定]して見てどうじゃ、何かわかったかのう 」


「え、バレました? ま、ハリー校長も持ってますよね、[鑑定]位は 」


「ホ、ホ、ホ、勿論持っとるぞ。もっとも持ってないとワシのトラップを見抜いて解除できないだろうし、しかけ直すのもできないだろう。それとお主も時空魔法の適正が有るようだしのう 」


「………まぁ持ってもすね。それでお願いがあります 」


「わかっておる。時空魔法を教えろじゃろう 」


「お願いできますか。何せ市内のイングスランド大図書館にも時空魔法の資料が全く無いものでして、………まさか! 」


「ホ、ホ、ホ、その通り、ここの図書館の閲覧禁止エリアにあるぞ。ま、文武祭が終わったら案内するかのう。この武具は………ま、使用しても良いだろう。そのもう1つの杖? だと相手がかわいそうな事になりそうだからのう 」


校長は見抜いているね。

何せこの長めの杖? の性能は………


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[風棍杖]

トレント材の中心にミスリルを通した見た目棍棒にみえるが一応長杖

風の術式を組み込んでいるため風魔法なら+補正がかかる

棍棒としても使えるので遠近両用の武器とも言える


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


確かにこの武器? だと魔法戦だとこちらが有利になるかもね。

〔一応、ポーツマツ村内の見回り用に開発した棍棒? 長杖? だからね 〕


「校長、サウス5型が壊れない限りは風棍杖は使いませんよ。ま、相手次第かな? 」


「ホ、ホ、ホ、そうしておくれ。恐らくはお主が初等部トップじゃろう。楽しみだのう 」


「期待されても………あくまで勝負は水物ですからね 」


「わかっておる。ま、勝てばエキシビションで2日目で高等部の猛者と公開模擬戦が出きるぞ。だから下克上を見せて欲しいのう 」


「え、聞いてませんよ! 勝てませんよ 」


「………そうかのう。フリート君なら校内トップになりそうじゃないかのう 」


「勝てそうもない勝負はしたくないです 」


結局、僕の武具は、校長に預けて当日に望む事になった。

〔………出たくないです 〕



②〇〇〇〇〇〇

………ハリー校長、全体攻撃(全学年、全クラス)はやめてください。

〔イタズラを受けた全生徒の心境 〕


Q、ハリー校長の学内引き回しって?

A、校長をロープでグルグル巻き(簀巻き)にしてそのまま引きずって構内を1周(ひどい場合は3周)して引き回す刑です。(国王様公認! )


因みに、今回は3周していました。

〔アンシンシテクダサイ、コレグライデ校長ハシニマセン! (ヒント、校長の属性は? ) 〕


明日も投稿しますね。

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