プロローグ
「あと何時間かかるんだこれ...」
そう言い捨て、タブレットの電源を切る。
時刻は23時17分。あと40分もすれば9月1日だ。
それなのに課題の大半は終わっていない。
夏休みあるあるだ、仕方がない。
こんな量を出す学校が悪いのだ、俺は悪くない。
そう理不尽な責任転嫁を脳内でしながらベットに飛び込む。
「ちょっと休憩ー」
あくびをしながら、多分十何とか回目の休憩を取る。
徹夜あるあるだ。
「アイスでも食べようかな。」
ふと思ってベットから身を起こし、階段を下る。
暗いリビングを横目にキッチンへ行き、冷蔵庫を開ける。
「空っぽかよ...」
そう吐き捨て、苦渋の決断でコンビニへ行くことにした。
机の引き出しの中から財布と自転車の鍵を取り出す。
そして、自宅の扉を開き自転車に飛び乗った。
もう9月になるというのに、夏の熱気は未だ退くことなく、蝉の鳴き声が鬱陶しいほどに響いている。
早く涼しくならないかなと思っているうちに、コンビニの近くの交差点についた。
信号は赤く光っていた。
「田舎のこんな真夜中に、誰も通らないよな」
一刻も早く涼しみたかった僕は自転車のペダルを踏み込み、横断歩道を突っ切ろうとした。
すると、右方から轟音を立てながら何が走ってくる。
猛スピードでこちらへ向かうトラックだった。
焦ってペダルを踏み外したその瞬間、目の前が白い眩い光に包まれる。
そして、全身の痛みを感じながら視界が暗転する.....
◇◇◇
---ス。
と--る男は、2025年-月-1日 2-時-4分...秒に死亡した。
男--名は ----レ--デキ--いう。
年齢は--歳。死-は------よる----で--る。
高1作者の初執筆、面白かったでしょうか?
前述の通り小説を書くのは初めてなので
誤字脱字、日本語の間違った使い方があるかもしれません。温かく見守ってください。