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デタラメ学園  作者: 鴉α
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第6話[イケメン転校生現る]

その頃蛇乃は達子の所へ向かう途中に過去の事を思い出していた。

小学生の頃、色々と罪を犯した。

嘘をついたまま達子と付き合い続けるのは辛いか。

恭子の言葉を聞かなければ過去の罪に罪悪感を抱く事も無かっただろう。

だが同時に罪を重ねずに済んだ。

恭子のおかげで私は変われたかも知れない。

これからは罪を重ねる事無く、正しく生きて達子と付き合って行こう。

待ち合わせ場所に着く。

達子と血子と麗が居た。

何やら言い訳をしているが関係無い。

私は蛇乃が大変なんだと伝えた。

重傷で保健室で寝ている事も話した。

すると達子は血相を変えて走り出した。

「待って、待ち合わせか何かしてたんじゃないの?」

嫌な質問だろう。

私は恭子から聞かされてジョンを待っているのを知っているのだから。

「そんなの関係無いよ。恭子ちゃんが大変なんでしょ。ほら、蛇乃も行くよ。」

そう言って私の手を掴み走り出す達子。

友達の為にいつも全力な達子が大好き。

本当に愛おしい。

恭子の言葉が頭に過ぎる。

嘘をついたまま達子と付き合い続けるのは辛い。

胸がズキリとして痛む。

ああ、達子。

私が過去にしてきた事を知ったら、どう思うだろう。

私を嫌いになる?

それともこのまま付き合い続けてくれる?

胸の痛みに耐えながら蛇乃は達子の手を握り返した。

過去に起こした罪は何としてでも隠さないといけない。

蛇乃はそう決意してデタラメ学園の保健室へ向かった。


保健室に入ると、達子は恭子の名前を叫んだ。

だが、恭子の姿は何処にも無く、代わりにジョンがベッドの上で横になっていた。

達子の後ろで蛇乃は直江を睨んだ。

冷や汗が溢れ出てくる直江。

そんな直江に怒鳴る蛇乃。

「どうしてこのクズが寝ていて、恭子が寝ていないのよ。あんたまさか、恭子を置き去りにしたんじゃ。」

視線を逸らす直江に蛇乃は続ける。

「どうしてそんな事をするの。私の態度が悪かったから?」

膝をつき涙を流す蛇乃に達子は近づいて背中を摩ってあげる。

直江は罪悪感に押し潰されそうになり蛇乃に土下座した。

リリアも直江に続き土下座する。

そして、謝りながらも状況を詳しく説明した。

「あの後、戻ってみたんだけど恭子さんは何処にも居なくて、行き違いかと思って捜してみたんだけどやっぱり居なくて…。本当にごめん。」

そう言うと直江は頭を地面につける。

だが、蛇乃は直江の話しを信じる事が出来ず許せないでいた。

「恭子は動くのもやっとだったのよ。そんな話し、信じられる訳無いじゃない。」

泣きながら叫ぶ蛇乃。

何も反論出来ない直江。

そもそもジョンが決闘を選んだ場所は人通りの無い場所だ。

もし仮に人通りが多い場所で決闘何てすれば、すぐさま先生達が現れ止められるだろう。

そんな人通りが無い場所でまともに歩けない恭子。

見捨てたと思われても仕方ない。

直江とリリアが必死に謝る中、佐渡が保健室へ入って来た。

「何やってるのよ?」

女の子を泣かせ土下座している二人。

戸惑っている佐渡に達子が状況を説明した。

「ああ、それ。校長が念のためにって恭子の自宅に電話した所、家に帰ってるって言ってたわよ。あの怪我でどうやって帰ったか不思議だわ。」

顎に手を置き不思議そうにする佐渡。

蛇乃は安心して泣き止んだ。

そして助かったと安堵する直江とリリア。

達子と血子と麗は状況が理解できないでいた。

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