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デタラメ学園  作者: 鴉α
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第4話[差異恭之助]

「蛇乃怒ってる?ごめんね恭子ちゃんばかり可愛いって言って、蛇乃もすごく可愛いよ。だから怒らないで、ねっ。」

許します。

そう心の中で叫び、蛇乃の表情が緩くなる。

達子ってば本当に可愛い。

大好き。

愛してる。

達子への愛を必死になって抑え、蛇乃はパスタを頬張った。

食事を終え、デザートのパフェを食べ終えた三人はゲームセンターに向かう。

初めてのゲームセンターに興奮する恭子。

クレーンゲームに目をやると人気ゲームのぬいぐるみがあった。

「あれは騎士クエのキャラのネネナネネ。」

大人気RPGゲーム騎士クエスト。

ゲーム内の商人から仲間を買い冒険するゲーム。

購入した仲間一人一人にエンディングが用意され、ネネナネネもその仲間の一人。

そして達子はあまりそのゲームが好きではなかった。

「恭子ちゃんもそのゲームするんだ。」

どこか冷めた達子にうんと言って頷く恭子。

クレーンゲームにお金を入れてネネナネネのぬいぐるみを取ろうとする。

「やめときなさい。こういうのは設定とかされているから一定の金額までいかないと必ず取れないわよ。」

そう注意する蛇乃。

だけど恭子はやめない。

「初めてだし、一回くらいは何か取ってみたい。」

そう言う恭子に蛇乃はため息を吐きながらも500円でプレイした方がお得だからと言って100円玉五枚を入れるよう恭子に勧める。

「恭子ちゃん頑張って。」

横で達子が応援する。

最初の一回目は取れなかった。

蛇乃に言われ500円を入れた二回目、見事にぬいぐるみをゲットする恭子。

達子はすごいと言い、蛇乃は驚いた。

「きっと、ぬいぐるみだから簡単に取れたのね。」

そう言って恭子を止めて辺りを見回した。

「ほら恭子、あそこに騎士クエのミミミのフィギュアがあるわ。」

そう言って別のクレーンゲームを指さす蛇乃。

恭子はでもと言って自分がやっていたクレーンゲームを見た。

回数は残り五回。

これをやりきらないと別のクレーンゲームに行けない。

そう思っていると、達子が女性店員を呼んできた。

「ここは残った分は別のクレーンゲームに使えるのよ。」

蛇乃がそう言って恭子に教えてあげる。

そしてミミミのフィギュアが置いてあるクレーンゲームに移動する恭子。

取る気満々の恭子を背に蛇乃はニタリと笑う。

ぬいぐるみ程度なら運が良ければ二回程度でも取れる事があるだろう。

だがフィギュアならそう簡単に取れるはずない。

さっきのはまぐれだと言う事を達子に教えとかないと、恭子ちゃんアレ取ってとか言って私の立場を奪われてしまう。

そう考える蛇乃。

結果、恭子はその後1500円使いミミミのフィギュアを手に入れた。

喜ぶ恭子に良かったねと言いながらもどこか冷めた様子の達子。

そんな達子に蛇乃が言う。

「達子って本当に騎士クエ嫌いよね。」

「だって、お金で仲間を買うなんて納得いかないよ。」

そう言う達子に蛇乃がツッコム。

「いや、仲間買わなくても主人公だけでクリアできるから。それに小さい頃、仲間がモンスターに殺されて私に泣きついてきたじゃない。それが原因なんでしょ?」

うっと唸り反論できない達子。

小さい頃、兄達也のゲーム機と騎士クエストを借りてプレイしていた二人。

仲間の少女が魔物の攻撃で死んだ際、悲鳴がセリフとして表示される。

それを見た達子がコントローラーを投げ蛇乃に泣きついた。

「蛇乃、どうしよう。ヒナナちゃんが死んじゃったよ。」

そう言って泣く達子の頭を撫でながらゲームだからと何度も言い聞かせ達子を慰める蛇乃。

あまりにも泣くので、蛇乃はゲームを一旦リセットする。

「ほら達子、ヒナナちゃん生き返ったよ。」

泣き止む達子だが、ゲームが下手なのか何度もヒナナちゃんを殺してしまう。

「もういやぁああぁ。」

それ以降、達子は騎士クエが嫌いになった。

「さて、クレーンゲームも満喫したし、プリクラでも撮りに行こうか。」

強引に話しを終了させ、プリクラコーナーへ向かおうとする達子。

そんな達子が可愛いくて堪らない蛇乃。

達子を先頭に二人はプリクラコーナーへ向かった。

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