第3話[達子大ピンチ]
午前授業を終え、食堂で昼食を済ませた三人は教室へ向かっていた。
その道中、真面目田が外を掃いてる姿を見て達子は立ち止まる。
「あれって….。」
達子がそう言って指をさす。
掃除の時間にはまだ早い。
誰がどう見ても学校の為に頑張っているいい生徒だ。
蛇乃は舌打ちをして眉間にシワを寄せる。
「へぇ〜、今の時間から掃除なんて真面目な生徒ね。」
恭子の言葉が蛇乃をイラつかせる。
思いっきり頭を叩いてやりたい。
そんな衝動を抑え、蛇乃は笑顔で二人に言う。
「偉いわね。それじゃ行こうか。」
この場から早く立ち去りたい。
そう思い蛇乃が一歩進む。
「待って。」
達子の言葉に蛇乃は立ち止まる。
はぁ、やっぱりね。
どうせ真面目田を手伝いたいって言うでしょ。
達子なら絶対にそう言うもの。
そう思い笑顔で達子にどうしたのか聞く。
「ねぇ、私達も手伝わない?」
いいよと答えそうな恭子の太ももを思いっきり抓る。
「達子、私達も暇じゃないんだよ。恭子も昼休みを利用して部活の練習したいだろうし。ねっ、恭子。」
恭子に笑顔を向ける蛇乃。
その笑顔の意図を汲み取れない恭子は素直に掃除を手伝ってもいいよと答えようとする。
その都度、恭子の太ももを抓りうやむやにする蛇乃。
「いったいなぁ、いい加減…。」
蛇乃は恭子の口を塞ぎ、恭子を睨みつける。
「いい加減察しなさいよ馬鹿。あんまり馬鹿だと殺すわよ。」
そう言って蛇乃は恭子を脅し無理矢理、昼練したいなと言わせた。
「ほら達子、恭子もそう言ってるでしょ。私達も部員何だから、恭子のサポートしないと。」
パンと手を合わせ笑顔で言う蛇乃。
達子は俯きでもと呟く。
「そう、わかった。恭子のサポートは私が何とかするから達子は手伝ってあげたら。」
顔を上げて蛇乃にお礼を言う達子。
「蛇乃の優しい所、私大好き。」
そう言って達子は真面目田の所へ向かった。
「じゃあ、私達も昼練に行こうか。」
そう言って歩き出す恭子の髪を掴み恭子を止める。
痛いと言って文句を言う恭子を蛇乃は睨みつける。
「昼練?何言ってんのよ馬鹿。達子の様子を見るわよ。」
そう言って蛇乃は恭子を無理矢理付き合わせ、物陰から達子の様子を伺う事にした。




