第4話[やってやろうじゃない]
「達子ちゃん大好き」
そう言って血子は達子に抱きつき、達子の体に頬擦りをした。
しばらくしてアリスの所へ戻り…。
「はい、やってみて。」
「できるか。」
アリスが盛大に突っ込んだ。
昼休みが終わり、午後の授業を終え放課後になる。
道場で部活をする中、蛇乃がアリスに勝負を挑んだ。
ハナに世界最強の座を譲ったとはいえ、実質蛇乃が世界最強。
当然、お嬢様のアリスが勝てる訳が無い。
そう思い、達子が止めようとするが、恭子がそれを止めた。
油断してたとはいえ、アリスは私を投げ飛ばした。
何かあるに違いない。
じゃなきゃ、私が雑魚キャラ扱いになっちゃう。
涙目になる恭子。
そんな中、蛇乃が達子を安心させる。
「大丈夫、手加減するから。」
そう言って笑顔を向ける蛇乃にアリスは竹刀を使っていいか尋ねた。
「大丈夫だよ。デストロイ杯では全ての武術が認められてるから剣道やフェンシングなど武器を使った武術もオッケーなんだ。」
それを聞いたアリスが倉庫から竹刀を取り出し、構えた。
「防具、つけなくていいの?」
アリスの言葉に蛇乃が笑って答える。
「そんな物必要ないわよ。それよりあんたの方が必要なんじゃないの?」
「そう、わかった。」
そう言うとアリスは集中する。
朱莉の始めと言う合図と共にアリスが動き出した。
蛇乃の拳を竹刀で叩き、そのまま流れ様に胴体、頭という順で叩く。
見事なまでの動きに達子たちはアリスに拍手を送った。
床に倒れる蛇乃を無視して、達子に抱きつくアリス。
「見てた?私、勝っちゃった。」
「あの蛇乃を倒すなんて凄いよ。」
達子に褒められ喜ぶアリス。
蛇乃は立ち上がり、再戦を要求した。
「えっ、普通に嫌なんですけど。それに、私も手加減した方よ。いつも持ち歩いている特殊警棒なら、あなた死んでいたわよ。」
それを聞いた蛇乃は腹を立てる。
幾ら再戦を要求しても断られ、蛇乃はイライラしながら血子の所へ向かった。




