第4話[やってやろうじゃない]
「達子ちゃん、退いて。」
怒る麗を宥めながら、達子は血子を注意した。
反省した血子が麗に謝罪する。
「ごめんなさい。確かにババアは言葉が汚すぎたね。おば様の方が良かったのかな?」
すかさず血子の胸ぐらを掴む麗。
慌てて全員で麗を止め、達子は血子を再び注意した。
「血子ちゃん、女性に絶対、ババアだとか、おば様だとか言っちゃ駄目だから。分かった?」
頷く血子。
再び麗に謝罪し、場は何とか収まった。
「血子ちゃん、この子はアリスちゃん。良かったら仲良くしてあげて。」
達子に紹介され、血子は握手して、アリスと友達になる。
ただ、アリスは先程のやり取りを見ていたせいか、複雑な気持ちになる。
あまり血子と関わりたく無い。
その気持ちを察したのか、蛇乃がアリスの肩に手を乗せ、共感した。
それにしても、達子と血子、かなり仲がいい。
アリスが血子について蛇乃に尋ねる。
「ああ、あれね。別に幼なじみとか前の学校が同じとか、そんな事は無いわ。恭子達と同じ、高校からの知り合いよ。」
そう言うと蛇乃は悔しがる。
「なのに、私より仲良さそうにするの。あだ名で呼びあったり、本当に不愉快な存在よ。」
それを聞き、羨ましがる。
あだ名…。
アリスだから、あ〜ちゃんとかかな。
達子だからた〜ちゃん。
いや、た〜ちゃんは男の子っぽいか。
う〜ん、達子達子。
中々思いつかないなぁ。
あっ、タチッピとか良いかも。
フフフ、タチッピ可愛い。
そんな事を妄想しながらアリスは血子を呼び、頭を下げる。
「私を弟子にして下さい。」
何の事かさっぱりわからない血子だったが、その場のノリでアリスを弟子にした。
「なるほど、達子ちゃんと仲良くしたいと。」
しばらく考え、血子は行動に移す。




