第4話[やってやろうじゃない]
アリスと仲良くなってから、翌日の事。
達子は蛇乃に謝罪していた。
昨夜、兄に言われ、達子は反省し今に至るのだが…。
「へ〜、達子の謝罪は横に女を侍らせてするもんなんだね。へ〜、知らなかった。へ〜。」
達子にべったりのアリス。
「いや、蛇乃ちゃん。そうだ、喉乾いてない?ジュース奢るよ。」
蛇乃のご機嫌を取ろうとするが、達子から離れないアリスを見て、どんどんと機嫌が悪くなる。
「そうね。今はジュースより殺虫剤が欲しいわ。この街灯に群がる虫が如く寄ってくるお嬢様を今すぐ駆除したい。」
アリスを睨む蛇乃。
そんな蛇乃を小馬鹿にしたように笑う。
「私と達子の仲を引き裂こうとするあんたが殺虫剤を被りなさいよ。人の恋路を邪魔するお邪魔虫。なんてね。」
頭にきた蛇乃が席から立ち上がり、アリスを近距離で睨む。
アリスも負けじと睨み返す。
「達子はね、私が最初に唾つけたのよ。勝手に手を出さないでくれる?」
「まあ、達子が可哀想。あんたみたいなのに唾をつけられるなんて。私が綺麗に洗ってあげないと。」
二人がヒートアップする中、達子が止めに入る。
そんな達子の腕を引っ張り、アリスは達子の頬にキスをした。
「私のファーストキス。達子にあげちゃった。」
顔を赤らめるアリスに蛇乃はブチギレ、達子の右頬にキスをした。
「達子、あんなビッチより、私のキスの方が価値あるんだからね。」
顔を赤くする蛇乃。
そんな蛇乃の胸ぐらをアリスが掴む。
「誰がビッチよ。」
「あんたよ腐れビッチ。」
睨み合い、互いのデコをくっつけて押し合う。
互いに罵倒し合う中、蛇乃とアリスの足元にクナイが刺さる。
「二人共、喧嘩はおやめ下さい。」
時雨はそう言うと二人の耳を掴み、脱衣所に向かわせた。
先に脱衣所に向かっていた達子たち。
「アハハ、時雨先生に連れて来て貰ったんだ。」
着替えながらも文句を言い合う二人。
「でも警部先生がお休みだなんてどうしたんだろうね。まあ、一日に体育が二回になったのは嬉しいけど。」
達子が恭子達とそう話している隣でアリスは蛇乃に勝負を仕掛けた。
「いい、勝った方が達子の使用済み体操服だからね。」
「フッ、流石お嬢様、考える事が違うわね。」




