第3話[お嬢様は不登校]
「達子、もうお金を見せびらかしたりしない。達子の嫌がる事しないから。だから…。」
アリスは一呼吸置き、そして叫んだ。
「私と友達になって下さい。」
達子はアリスをギュッと抱きしめた。
「勿論だよ。」
周りから拍手が起きる。
達子を抱き返すアリス。
やっと出会えた。
望んでいた友達と。
「放課後はお祝いしようか。」
恭子がアリスの肩に手を置き、笑顔を向ける。
そしてついでに部活の勧誘をし、皆んなでお喋りをする。
結果はどうあれ、アリスと友達になれて良かった。
さて、今回の手柄をどう達子に話そうか…。
そう考えている蛇乃の所にアリスが駆け寄ってくる。
「賭けの件だけど、ごめんなさい。」
アリスの謝罪を見て、達子たちの頭にハテナが浮かぶ。
「途中から賭け何てどうでも良くなっていたわ。」
そう言うとアリスは達子にも謝罪する。
何故、あんなにお金や宝石などをくれようとしたのか。
その理由が分かり、達子は蛇乃の元へ行く。
達子の無言の圧力。
それに怯え、蛇乃は恭子に助けを求めたが、恭子は首を横に振り、応える。
「最っ低。」
そう言って、達子はアリスの手を取った。
恭子は蛇乃の肩に手を置き…。
「流石にこればかりはフォロー出来ないわ。」
そう言って去って行く。
一人になった蛇乃。
去って行く達子の背中を寂しそうに見つめいる中、蛇乃は確かに見た。
こちらを振り返り、舌を出し、煽っているアリスの姿を…。
蛇乃は軽く伸びをして、スマホを取り出した。
「さーて、お嬢様の暗殺の仕方はっと…。」




