第1話[もうこんな学校イヤ]
白いシーツにびっしりと染み込んだ赤い血。
気絶する前にあったはずの弱太の遺体は何処にも無く、達子は処理されたんだと思い、顔が青くなる。
このままじゃ、自分も殺されてしまうと思った達子はスマホを取り出し、警察に電話をかけた。
大丈夫、自分には蛇乃がいる。
蛇乃は頭がものすごく良いから、きっと助けてくれるはずだと自分に言い聞かせスマホを握る。
そんな蛇乃は、誰に電話をかけているのだろうかと眉間にシワを寄せていた。
警察に電話が繋がると、達子はすぐさま殺人事件だと叫び助けを求めた。
隣でびっくりする蛇乃、そんな蛇乃を無視して達子は警察に助けを求めた。
「助けてください。はやくしないと私も友達も殺されてしまいます。」
泣きながらそう話す達子に警察は少し落ち着くように話した。
警察に言われ落ち着きを取り戻した達子は警察に何があったのかゆっくりと説明した。
「わかりました。すぐに向かいますので今居る場所は何処ですか」
そう尋ねられ、達子はデタラメ学園校内の保健室だと答える。
一瞬の間が空き、信じられない言葉が返ってきた。
「大変申し訳ないのですが、デタラメ学園校内及び周辺で起きた事件等は警察では関与できないんですね。だから、その…。」
もう何も耳に入って来ない。
警察が関与できないって何。
蛇乃は知っててこの学校に誘ってきたのだろうか。
達子は蛇乃に警察が関与できない事を知っていたのか尋ねる。
すると…。
「えっ、知っていたけど、でも大丈夫よ。私が…。」
蛇乃の言葉を最後まで聞かずに達子は保健室を飛び出した。




