94 力の差
先手必勝と言わんばかりに俺の方から攻撃を仕掛けた。相手の首筋に狙いをすませた剣道でいうところの突きだ。それを右、左、右の三連撃で攻める。
ただ狙うは首筋ではなく本当に喉元。殺す気でかかっていった。
「ふん。生温いわ小僧。その程度のスピードで俺に攻撃を当てられると思うな」
中田の言う通り、俺の剣はカスリもしない。
もちろん剣を突きつけるスピードは今までにも増して最高。それでもこの男にしてみれば避けるのに容易い剣らしい。
「なら本場の剣術ってのを見せてやんよ」
中田は一度回転斬りの要領で俺との距離をある程度保つと、彼の持つ大剣を地面と平行に構えた。
剣先がまっすぐ俺の方を向く。おそらくやってくるのは俺が彼に対してやった突きの連撃。
だがとてもじゃないがこの「人をぶった斬るために作られた剣」でそれが出来るとは思わなかった。
普通なら剣に重力の力がかかり、剣先までを綺麗に地面と水平に保つことも難しいし、剣も相当重くなるため攻撃すら困難。
「それでも俺クラスになればそれができる様になる」
中田は「フゥー」っと息を吸った様な吐いた様などちらとも言えない呼吸をすると、そのまま風と一体になって一気に間合いを詰めてきた。
それでも剣先は一ミリもぶれることがない。
とっさの判断でなんとか一撃目は躱せたものの二撃目、三撃目が避けられない。
特に三撃目は俺の腹部をかする様に突き抜けただけなのに、服を軽く裂き、膓付近に切り込みを入れた。
そしてそこから静かに赤黒い液体が流れ出す。
大剣を使って連撃しているところもそうですが回転斬りの要領で振り回しているのも相当なものです
一体この中田というのはどんな筋力バカなのでしょう
ちなみに始めて(諸事情により)携帯からの投稿をしました。なんか日本語が違ったり意味わかんなかったら言ってください




