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授かったチートが強力すぎる  作者: 長月真砂
異世界転移編
3/97

地下ハウス創作

 そしてこの日は……雨の音と冷たさで目が覚めた。

 激しくはないんだけど、ザーッっていう音はなってる。

 雨の日じゃあなー……炎の魔法、使っても正確な威力が分からなそうで怖い。


「………そうだ、家を作ろう」


 地面の下に。土の魔法の練習にはなるはず。

 それに、普通に地面の上に家を作ったって魔法の練習の邪魔になりそうだし。うっかり魔法が当たって壊れました、なんてことになったら笑えない。

 とりあえず、家の中に雨が入らないようにこの辺りを防御結界で覆っておく。

 早速地面を土の魔法で掘る。暗くないように、傍らには拳サイズの光の球を浮かべている。


 しばらくして、一部屋出来上がった。

 うん、リビングの出来上がりってことで。広い部屋だし。

 壁は土の魔法と防御結界で強化してある。防御結界は途中で消えちゃうだろうから、後でしっかりとかけないと。

 家具は……木の魔法を上手に使えるようにしないと。少なくともいきなり使うわけにはいかない。下手したらせっかく作った部屋が壊れる。

 忘れてたけど綿とかも必要だなー。錬金で作れるかな?

 先に別の部屋を作ろう。

 作ったのは四部屋。

 まずは寝室。木の魔法が無いとベッドは作れないけど。

 まあすぐに使えるようになるよね!

 次に物置。ここは他の部屋より頑丈に作ってみた。たくさん物を置きそうだからね。

 荷物が埋まっても困る。

 三つ目、お風呂。

 浴槽がまだ出来てないけど。どうせなら木で作りたい。

 シャワーも考えないとね。

 最後にトイレ。これは前の世界の水洗トイレと同じものが出来上がった。

 でも、やっぱり家具は作らないとね。土の魔法でもいいんだけど、木の魔法で作りたい。後で練習しないと。

 地下ということで、通気口は各部屋に作ってあるけどね。雨が入らないように防御結界は張ってある。空気は通す。

 あと、しっかり換気できるように風の魔法を付加してみた。

 風が室内に吹くようになった。付加した魔法、外から空気を運んでくれるようにしたからね。

 この辺りで雨の音が聞こえなくなったから外に出てみると、少し雲が残っているけど雨は上がっていた。

 よし、木の魔法を使えるようにしよう!

 森に入って開始。木の魔法、まずは制御できるようにしないとね。

 この前も使った成長しすぎた木を切って、それを成長させて自然に見えるようにする。

 失敗したらもう一度切って、また成長させる。

 これを繰り返すだけ。勿論、初めはありえないくらい失敗したけどね。

 数十本も繰り返せば上手くいくようになった。結構簡単に制御って出来る。

 次に、何も無いところに木を生やしてみた。数本で安定して生やせるようになったから家具を作ることにする。


「えっと、まずはベッド!」


 ベッドの形を思い浮かべて木の魔法を発動させる。

 よし、上手くいった!

 テーブルやイスも作ってみた。シンプルなのがいい。

 後で家の中で作るからそれらは炎の魔法で燃やしておく。練習だからね。

 灰も残さず燃やしてみた。少し地面が焦げただけで終わったから成功かな。

 早速地下ハウスに戻る。暗いから明かりが必要ねー。

 よし、ついでに電灯っぽいものも作るか。

 まずは各部屋に家具を。終わった後、まずはリビングにシンプルなランプを作ってみた。

 木の魔法で形を作った後、光の魔法を付加してランプ完成。

 近づくとちょっと眩しいけどね。

 これ、魔法を切らないと消せないしそのままでいっか。

 そうだ、木の魔法が使えるんだしフローリングを作るか。

 フローリングにするのはまずリビングでしょ、次に寝室でしょ、物置もそうしようかな?

 で、リビングにまず作る。

 平均台くらいの幅の木の板を部屋に敷き詰める。家具は浮遊魔法で浮かせておいた。

 板は、接着剤みたいな樹液を見つけてきたのでそれでくっつけた。案外しっかりとくっつくわね。

 あとキッチンも作った。えーと何だっけ、あのガスコンロじゃない方……アイコンロ?

 とにかく、それっぽいコンロにした。炎の魔法付加。

 ここもフローリングだけど、燃えないように魔力を込めてみた。

 燃えないはず。実際燃えなかった。


 さ、お昼ご飯。リバーブルーフィッシュを取ってきて、早速キッチンで調理。焼き魚。

 また食べ頃の文字が浮かび上がる。鑑定のスキルかな?

 さてと、食べよ。

 うーん、美味しい!


「あー、布団とか作らないとかなー」


 出来るかな?

 というわけで、食べ終わった後寝室に移動。

 何回か使ってる錬金で綿を作る。


「錬金、『綿』」


 集めた魔力分だけ、綿が現れる。うまくいったみたい。

 その綿全部をベッドの上に敷く。

 次はシーツね。今度は綿よりも少ない魔力でよさそう。

 防音結界の時みたいに編んで、目的の大きさにする。


「そろそろかな。錬金、『布』」


 パッと空中に布が現れる。

 それえを綿の上に敷いて、と。


「マット完成-っ!」


 今度は掛け布団。

 羽をたくさん作って、浮遊魔法を使う。

 布は、魔力を編んだものを上下で合わせて、布に変える。

 これで掛け布団も完成! マットの上に掛けてセットに。


「よし、ベッド完成ーっ!」


 リビングにあるソファもふかふかにしてみる。

 残りの時間は外で魔法制御の練習をしてみた。炎、氷、光、闇の魔法。

 夕暮れになったら地下に戻ってお魚を焼いて食べた。

 その時に気付いたんだけど、疲れてたんだよね。

 ステータスを呼び出してみると、MPとSPの所についているプラスが無くなってた。

 これってそれだけ消費したってことなのかな……? それだったらなんか恐ろしいんだけど。

 ベッドに飛び込んでみた。ふかふかで、すぐに眠たくなっちゃう。

 うう、ね、寝ちゃう………


明日から十七時の投稿になります。

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