表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺こそが主人公!! ~突然ですがギルド作ります~  作者: 半裸紳士(童心)
世界が軽くクライシス
41/44

キャッチアンドリリース、さよなら魔王城

もう一度言っておきます。主人公は変わっていません!


「や、やるじゃねえか。ちょっと驚いたぜ」


「声震えてるよー!」


「うるせえ!黙ってろ!」


うるさい外野に怒声を浴びせ、どう対処しようかと思考を巡らせた瞬間に本能が身体を動かし後方に跳び下がった。

今まで俺がいた場所に容赦なく吐き出されたブレスはさっきと同様に巨大な穴を生み出す。考える暇すら与えてくれないみたいだ。


『これもかわすか。いいだろう…ならばこれではどうか!』


白竜が莫大な炎を口内で膨れ上がらせ、長い首を擡げる。間違いなく今よりずっと高度な技を繰り出してくるに違いない。

やられる前にやらなくては。俺もやられっぱなしは好きじゃない。


「させね」


「遅い!!」


「問答無用か!!」


それはまるで雨だった。俺目掛け吐き出されたブレスは無数の雨粒となりて絶え間なく降り注ぐ。

1つ1つにさっきみたいな火力はないが、それでも大きめのクレーターを作るくらいはある。


『ふはは!どうだ?まだ余裕ぶっていられるか!』


「あ、それ口使ってても話せるんだ。ドラゴンってすげえ」


『感心している場合か!貴様は今危機的状況なのだぞ!?』


いつから優位に立ったつもりでいたのか。白竜のブレスにも負けず劣らずの特大な溜め息を吐いてしまう。


「勘違いすんなよ。俺が攻撃に転じないのは――お前を倒す方法があり過ぎて迷ってるからだよ!」


右手を突き出し、黒塗りの球体を生み出す。


「今決めたぜ。お前には自分の力で滅んでもらう…」


球体が光を灯したかと思えば今も尚降り注ぎ続けていたブレスの雨を次から次へと吸い込み、その身を大きく肥大化させていく。

こいつは今適当に作った敵の遠距離攻撃を吸収し、その力を何十倍にも増幅させてから相手に返上するプレミアムな球体だ。名は鏡丸(きょうがん)で決まり。


『な、何が起こっておる!?我のブレスが…吸い込まれていく!』


「解説ご苦労!では死ね!」


自分でも分からないくらいに増幅さえたブレス全てを1つに纏めてキャッチアンドリリース。結果、学校の体育館より大きな白竜を余裕で呑み込むブレスが鏡丸から飛び出した。


『あぶっ!!』


「あぁっ!?お前この野郎、かわしやがったな!?」


流石にドラゴン種最優、反応速度から移動速度まで随一だ。いち早く気付いた白竜はとんでもない速さで上空に飛翔して返したブレスを回避してしまった。

でもよくよく考えて欲しい。お前の背後、離れてるとは言え城あるんだぜ。


『しまった、魔王城が!!』


「アホか」


バイバイ、魔王。1度は会ってみたかったな。と、更地と化してしまった前方の姿形残さず消し飛んだ魔王城へと心の中で別れの言葉を告げておく。

白竜がまずいとか言いながら目にも留まらぬ速さでどっかへ逃げたと同時に、地響きが起こった。

発生源は恐らく魔王城。現に今俺の前方からは物凄い砂煙を上げながら走ってくる人影が見えるから間違いない。


「うぬぉおおおおおおおおおおおお!!誰じゃ今のはああああああああああ!!」


俺の前で急ブレーキを掛けて立ち止まった凄まじい怒声の主。所謂褐色美女は息を切らせながら怒り心頭の様子だった。

つーか砂埃ぃ…。

突然現れた褐色美女!一体彼女は何者なのか!?そして、逃げ去った白竜の行方は!!

次回、いざ魔神の下へ!?



予告通りとは限りません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ