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俺こそが主人公!! ~突然ですがギルド作ります~  作者: 半裸紳士(童心)
お城にレイド
35/44

普通にバレている事もある

遅れました!!どうぞ、ほかほかの最新話です!!


「頼みたい事?フラワールーム関連か?」


フラワールーム。昨日、実質城から厄介払いされて帰る場所がないと言うアスラの要求で作った謂わば花を育てる部屋の事だ。

アスラの部屋もそこに作っていて、既に3階はアスラの領域となっている。


「そうです。実は育てたい花があるんですよ」


「育てたい花?悪いけど花の種を買うお金すら持ってないぞ」


「いえ、その花は自然でしかお目にかかれないと聞いてるので別にお金が欲しいとかではないんです」


そう言えばこの世界のお金とか未だ手にした事なかったな。やっぱり銀貨とかだろうか?


「だったら尚更自分で行けばいいんじゃないのか?お前程の実力なら別に行けない場所とかないだろ」


「行きたいのは山々、なんですけど」


「どうした?」


「実は先日その花が咲くと言う森が吹き飛んでしまったんです」


俺のせいだった。冷や汗が止まらないぜ。

まさかここに来てあの消し飛ばしてしまった森の話題が出てくるなんて思わなかった。


「は、ははは!そうなのか!それは知らなかったなー!!」


「知ってますよ」


「へ?」


バレてる!?確信した上でその話を持ちかけたとでも!?


「私も一応勇者の子孫ですから、それに関する話は人並み以上に知っているつもりです」


何故ここで勇者の話が出てくるのか。俺は別に勇者ではない。勇者召喚に巻き込まれたとは言え、関係のない話の筈だ。

もっとも、今隣で赤の他人を装おうとしている勇者として召喚された元勇者の星実は別だけどね!


「えっと、つまり?」


「勇者は代々力を使用する時、瞳を変色させると聞きます」


心当たりはあった。火山での戦いの中で、確かに星実の瞳は青く変色していた。だがそれが俺と何の関係があるのか。


「昨日、このギルドを見た時から不思議に思っていました。どうやってあの一瞬でこの規模の建物を建設したのか、と」


バレてる!?(2回目)。

冷や汗がナイアガラの滝レベルに達した。まさか能力による認識阻害までも撥ねのけるとは思わなんだ。


「それにこの建物について思考しようとする度に抑止力のような力に邪魔されるのも不思議でたまりませんでした」


俺の能力に対抗出来る精神力は流石勇者の子孫と言ったところか。


「シントと謁見の間で剣を交えた時に気付いておくべきだったと言いましょうか。思い返せば、あの時だってシントの瞳は赤く変色していました」


「……何だって?」


「確信したのはシントが3階にフラワールームを用意した時です。私にフラワールームの件を報告しに来た時点でまだ瞳は赤のままでした」


「いや、ちょっと待ってくれ!」


確かアスラは勇者が能力を使う時に眼が変色するとか言っていた。だとすれば、それは俺が勇者だと言う事だ。

少し、いやかなり混乱してきた。つまり、勇者召喚に巻き込まれた一般人だと思ってたら実は俺も勇者だった…?


「俺の瞳って赤くなってたのか!?」


この世界に来てから鏡を見ていないし、自覚も出来ないのだから気付きようがなかった。


「なってましたよ。ギラギラと光っていました」


「全然知らなかった……ってか、その話が本当だとすると俺って勇者なのか」


「勇者。異界の使者とも呼ばれていますね。その身に宿した力は万物すら操れるものがあるのだとか」


「……まあ、この話は置いとくとしてだ。何で急にそんな話を?」


「シントの力であれば失われた森を再生させる事も可能だと判断したからです。それに綺麗な自然を滅茶苦茶にされるのは気分が悪いです」


「そっか。分かった、じゃあその森に行こう」


森を吹き飛ばしたの俺だし再生させる責任はあるだろう。俺の想像を具現化させる能力であれば容易いしバレているなら隠してもしょうがない。

俺は星実にギルドの管理を任せ、アスラと共に吹き飛んだ森へと向かった。

身内クエスト開始だ!

肉体的にも精神的にも疲労が見え始めるお年頃。

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