死後の世界
お~い大丈夫?
かすかに聞こえる声
ん...ん 千夏~おきないよ~
たっく たたき起こしなさい
え~かわいそうだよ~
あんた そんなニタニタした顔で言っても説得力ないよ
だぁってぇ~ふふ
せ~の
その瞬間すげぇ痛みと目の前が真っ白になった
まぶしっ...
徐々に慣れて見えてくる
「んん...なに」
「あ、目が覚めたみたいだね」
そこには青い髪をした ろりっ子が立っていた
「おはよ~だいじょうぶ~?」
「誰・・・?」
「あたし?あたしはベリィーっていうの!」
「あなたは?」
「雷久保...」
「雷久保?変な名前~」
「ところでここどこ?」
「ここはねぇ~ さぁ~どこでしょう~?」
「え~?」
周りを見渡すとごく普通の家のなかって感じ
「高橋の家ではないみたいだけど」
「誰が呼び捨てで呼んでいいといったのかしら?」
いたのか...
「あ、高橋さん...ごめん」
「あなたこの状況わかってるの?」
「え?」
「あなた死んだのよ」
「も~ゆっちゃダメじゃんちなつ~」
死んだ?俺が?んなバカな 確かに殴られたことは覚えてるけど
「そんなまたー冗談を...あはは」
「冗談じゃないわよ、あなた死んだのよ」
「だってほら見てここに俺いるし」
「そうねここのいるわね、でもここあなたがいた場所じゃないから」
「え、どういうこと?」
「ここはあたしが説明するね~!」
「ここはねぇ~死後の世界なの!」
「死後の世界・・・ってじゃあ、なんで高橋さんがいるわけ?」
「んなのかんたんじゃぁん、ちなつも死後の世界の人ってこと!」
「あなたちなつの家で死んだの! 私たちの仲間がね、殺しちゃったの!ごめんね?」
「いや...謝られても...」
「あーうっとうしいわね あなたは死んだのよ!簡単なことじゃない...」
「う...ん わかった 高橋さんもしんだの?」
「ちがう 私は前から死んでるわ」
「なんで?」
・・・・・・・
「あ~それは聞かないで上げて!」
「あ、うん ごめん」
「とりあえずここは死後の世界なのねぇ~そしてあなたはここで新しい生活をはじめるんだよ!」
「ようこそ死後の世界=デトワルドへ~!!」