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死体が好きな君が好き(2)

昼休みになると、彼女は必ず自分の机に髑髏と棺桶を配置してからお弁当を開けて食べる。そして必ず自分のおかずを周りにいる髑髏に食べさせようとする。そんな姿がとても愛おしい。俺も死んだらあそこに配置されてえな…

「…………ねえ、ちゃんと話聞いてる?……おーい!……だめだこりゃ完全に自分の世界に入ってる…。こうなったら……。」

バシッ!と軽快な音が教室に響いた。

「っ痛!なんだよもお、叩くんじゃねえよ!」ヒリヒリと痛む頭をさすりながら俺は隣を見る。

この女性のような中性的な顔立ちに、雪のように白い髪と氷のように蒼い目がとても似合っているイケメンは冬月氷花(とうげつひょうか)。俺が中学生の頃からの腐れ縁だ。

「人の話を聞かない君が悪い!まったく、僕が今せっかく君のために話をしているというのに…!大体君はね…!」

こうなると氷花はめんどくさいし、うるさい。

「つーかそもそも何回も言うけど俺はお前と同じ委員会には入らないからな?」

俺が呆れたようにそう言う。

「なんでよ!一緒に生徒会やろうよ!?」

氷花が泣きそうな顔で反発してくる。

「お前といるとろくなことがねえんだよ……。そもそも!お前のせいで俺がどれだけ惨めな思いをしたかわかってんのかこのヤロー!?」

そういって氷花の頭を拳骨で挟んでグリグリする。なぜ俺がここまでこいつと同じ委員会に入ることを拒むのか。それはこいつが圧倒的に「モテる」から。

こいつは常に誰かしらの女子と腕を組みながら歩いている。しかも一人じゃない。そのぐらいモテる。だから委員会に入っても部活に入っても、いろんな女子がこいつの連絡先とかを知るためだけに俺に近づいてくる。しかも俺が好きになった女子は必ずといっていいほどこいつのことを好きになる。悪いやつじゃねえんだがこいつといると劣等感がエグくなる。だからなるべくこいつ同じ委員会に入るのは避けている。

「とにかく、俺はお前と同じ委員会には入らん!わかったか?つーか俺なんかじゃなく、いつも侍らせてる女子とか誘えよ。モテない俺への当てつけか?!」

俺が怒ったようにそう言うと氷花は俺にグリグリされた頭を涙目でさすりながらも言う。

「あの子たちははっきり言ってあんまりどーでもいいんだよ、だって結局僕が一番大切なのは君なんだから。」

こ、こいつう、、、。男のくせに俺まで落とす気か!?一瞬ドキっとしたよ!

「男にそんなことに言われたところで何も嬉しくないわ!」

「その割には顔が赤いけど〜?」

こいつ…やっぱり殺す!

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