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駆け抜ける太陽

最終回です。色々端折ってます。

ここまで読んでくれた方に感謝感激雨霰(・ω・)/

……

僕は今夜もオーガを狩る。

これ以上増えることの無いであろう、生き残ったオーガを。


あの日…僕達はオリジナルを倒した。

でも、大きな犠牲も払ってしまった。彼は最後まで笑っていた。

僕は彼の最後の言葉を忘れない。


(…後はまかせたぜ)


お互い立ち上がるのがやっとのはずの身体。

だが彼は立ち上がりオリジナルに向かって行った。


「ライジングサン!」


戦いの最中僕が最後に見た光景は彼の必殺の一撃が、

オリジナルの放ったレーザーとぶつかり合い

そして彼の一撃がオリジナルを貫く瞬間。


「…グニル!しっかりしろグングニル!」


哲の声で気がつくと辺りは静まり返っていた。

そこにはオリジナルの姿は無かった、そして彼の姿も…


「終わったのね…」


東条、西条両方の処理班が作業している。

西条まどかが僕に終わり告げる、涙を流しているように見えた。


「…まだやり残しがあるよ」


僕は哲の前に立ち東条勝己について問いただした。


哲は答えた。


「オーガの力が手に入るかも知れないんだ」


夢を語る子供のように話し出す。

だから僕は迷うことなく哲を殴った。

今、僕の目の前で頬をおさえ倒れてる男には

無気力だった僕の手を引いてくれた不器用ながらも

強い意志が見えたあの頃の面影は無く、

研究に溺れてしまった愚かな学者そのものだった。


あれから一月が経った、

僕は今、西条まどかと組んでいる。

あの戦いの後すぐに東条勝己が自殺しているのが病室で発見された。

遺書も発見され内容は東条の債権は全て西条に移すものだったらしい。

哲はまどかの下で秘書見習いとして勤めている。


「緊急召集よ!」


まどかから連絡が入る。

「了解」

残存するオーガを駆逐するまで戦いは終わらない。


「…変身」

グングニルに変身し、愛車にまたがる。

月の光にに照らされながら今夜も街を駆け抜ける。

(了)

お粗末様(・ω・)/

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