1話 Fate
初めての投稿になります。主人公の西堂歩夢ら群像劇の物語をどうぞ楽しんで下さい。プロローグみたいなもんだと思っていただけば幸いです。
ある日、日本にだけ《《怪人》》が現れた。政府はまず、共存を目的としていたが、不可能と判断し、"怪人対抗宣言"を発表。怪人に対抗すべく、政府からヒーロー戦隊を始め、魔法少女など、それまで創作物だった存在が遂に現実となった!そして今ー。
「…」
東京のとあるオフィスでキーボードをうつ音だけが鳴り響く
「…よし!」
彼の名前は西堂歩夢ごく普通の社会人3年目のサラリーマンだ。彼が働いているのも普通の大手食品会社だ。
え?こんな奴がホントに主人公かって?
まぁまぁ、主人公が最初普通なのは何時も一緒じゃないか、
ドォォォォォォン!!!!!!!!
外で大きな声が聞こえた。場所の方向は近くの駅のほう、周りの職員がなんだなんだと窓に寄ってかかる。
「…またか」
彼にはわざわざ見に行かなくても分かってる。
(怪人)だ
「グオォォォォォ!!!!!」
外で悪魔のような角を出してる怪人が咆哮をあげている。皆こっちに来るんじゃないかとヒヤヒヤしながら窓を眺めていた。でも、その心配は要らないようだ。
なぜなら、もう既にヒーローが到着していたからだ
「とう!!」
7人のヒーローがかっこよくヒーロー着地した。
「怪人め!これ以上好きにはさせんぞ!《《ニジレンジャー》》参上!!」
ニジレンジャー
怪人を倒す為だけに誕生したヒーロー戦隊である。
リーダーの"レッド"を始め、シアン、イエロー、グリーン、マゼンタ、ブラック、ゴールド、全然レインボー色ではないが、かつてはブルーやホワイト、オレンジにパープルなどという色もいたらしいが、死んでしまったり、行方不明らしいので今の色になったとか
それはさておきニジレンジャーがあの悪魔のような怪人を前にして、全力で戦っている。
「とぉ!たぁ!」
「いけー!ニジレンジャー!」
皆が戦闘に夢中になっている。まるでテレビにかぶりつく子どものように
「頑張れ!ニジレンジャー!」
否定したくないが、歩夢から見たら、応援してる姿は狂気にしか見えなかった。
するとある社員がある事に気付く
「おい見ろ!"レインボービーム"だ!」
「嘘だろ!?」
ニジレンジャーが痺れを切らしたのか奥義を撃とうとしてる、これには堪らず歩夢も自分の仕事場から窓に行ってしまった。
「大丈夫!?こっちに撃ってこないですよね!!?」
「大丈夫だいじょーぶ。向き的に逆だし」
正直ホッとしたが、あのビームはヤバイ、あのビームに撃たれたら怪人はともかく、建物も壊滅だ。もちろん人もだ。
「七色の勇気を今ココに!レインボォォォォ…ビィィィィィィィ厶!!!!」
7色の光が怪人に当たる
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
駅は一部壊滅、怪人も消滅した。
「うおぉぉぉすげぇ!流石はニジレンジャーだ!」
「ニジレンジャー!」
怪人は倒したけど駅は一部壊滅だ。歩夢以外、ニジレンジャーを称えていて、コールまでする人もいる
「駅壊れてるけど大丈夫かな?」
「まぁ線路に異常無さそーだし、大丈夫しょ」
そんなのんきなこと言ってるけど、実際はどうなんだろう、確かにニジレンジャーは怪人を倒す為に働いている。
しかし、幾ら正義のためとはいえ、街を壊してもいいのか?
これが彼がヒーローが気に入らない理由である。西堂歩夢はこのヒーロー主義社会の中では反対派なのだ。
もちろん、嫌いとかの理由で悪口とかは言わない。こっちも助けられてる側なんで何とも言えない。
「なんで皆好きなんだろう?」
歩夢は自分だけがおかしいのか、彼らがおかしいのかがわからなかった。彼は今日も小声で言うしかなできなかった。
怪人出現から3時間くらい経ったか、部長から呼び出しされた。呼び出しの理由は出張のお知らせだった。学生からのクセで怒られるんじゃないかと思ってしまう。ただの出張だけども。何やら三重の方に行くらしい
遠くね…?歩夢は内心ダルい気持ちだった。
しかも新幹線だ。だけどこれはこれで楽しみ。どうやら彼の1年先輩も一緒だそうだ。
出張初日
「新幹線前に乗ったのは?」
「高校の修学旅行ぶりぐらいですかねー」
なーんて話をしながら歩夢と先輩らは三重に向かう。長い旅になりそうだ。歩夢は生きて帰れるか心配になってきた。
「…。直通じゃないんですね…」
「いや、あたりめーだろ、なんで繋がってると思ってんのw?」
新幹線に乗らなさ過ぎてそんなこと分かるわけがない。そして先輩と向かい合う感じで指定席に座った。
「あっそうだ。見ろよこのニュース」
先輩がそう言ってスマホを差し出した。
「昨日のあの駅!駅側からニジレンジャーに賠償金払えだって!全く…分からなくもないけどそのおかげで命助かったんだから無駄口叩くなっつーの」
「ハハッ…。」
正直に言って話しづらい、この社会、皆ヒーローを称えていて自分含め、反対する人は少数派過ぎて肩身が小さすぎる。発言したいがすぐ反対される。あの駅の職員みたいに
新幹線の窓からは東京のビル街だけがぎり見える。
しばらくして、先輩は眠りにつくような態勢になり、歩夢はWetubeを見始めた。
彼はヒーローのアンチだ。だけど、そんな彼でも好きな《《ヒロイン》》がいる
魔法少女ドリーミー
魔法少女ドリーミー、ニジレンジャーの傘下として誕生した。メンバーは存在理由はニジレンジャーと同じだけど一部熱狂的なファンがいる。
歩夢もWetubeのドリーミーチャンネルのメンバーだ
何を血迷ったのか先輩が起きて歩夢の隣に座ってきた
「…!?何してるんです!?」
「俺も観る」
「え?え?」
「魔法少女ドリーミー…だっけ?」
「先輩もファンなんですか?」
「いや?」
「じゃあなんすか??」
「歩夢君についてもっと知りたくて」
「えぇナニソレ…」
「おすすめある?」
「一番再生数のある動画を観ればいいんじゃないんですか?」
「冷てーな」
冷たいって言われたが歩夢は特に気にしなかった。因みに1438万回再生
そうして先輩と隣り合わせで座って
自分のスマホで観ればいいのに…と歩夢は思った。先輩にダル絡みされた。
「歩夢君さぁー推しとかいるん?」
「えぇ?僕ですか?」
ついニヤけた。まさかこんな話に持っていくとは、初めて本音に話せることに歩夢はついニヤっとしてしまった。
「推しの"ピンクマジック"が最推しなんですよ…!」
そうして、動画が始まった。
《【検証】魔法少女達は変身したまま魔法を使わず1日を過ごせるのか!?》
『皆さんどうも!こんにちは!!We are ~?「「「「「魔法少女ドリーミー!!」」」」」』
画面の中でサイバー服の魔法少女ドリーミーの現リーダーの"リンネトラブル"が喋り始める、それに続いて、他のメンバーも同時に掛け声に合わせる。
『今回はね、ちょっとね…危険です。』
『いや、危険どころじゃないでしょ!』
そうツッコんだのは、ピンクでいかにも魔女っ子衣装の"ピンクマジック"だ
「はぁ…カワイイよ…ピンクちゃぁん…。」
「歩夢くん???」
歩夢が小さく気持ち悪いことを言った。
動画は進み…。
『はぁいヒーロー庁の近くの商店街にやって来たんですけど』
動画の中では、ヒーロー庁の近くの商店街にやって来ていた。
『見てー果物売ってるー!』
そう言ってきたのは、メガネっ娘の如何にも頭良さそうな"アイスエリート"だ。
『果物でテンション上がっちゃってるwww』
『いや、果物好きなのよー!』
ピンクのツッコまれる。正直このアイスエリート、かわいい
『これ、新潟の家族に送ろっかなー』
『いいじゃないですか?アイス先輩、家族の皆さん喜びますよ』
そう言ったのは風使いの"チェンジガスト"だ。ドリーミーのサボり魔と言われてる人物だ。
『じゃあ一つ買おうかn…』
ピッピー!
横でトラックのクラクションが鳴り響いた。
すると
『キュウウウン!!!』
アイスエリートから雪のように白い狐が現れた。
「お!?なんだ!?」
「"シラタマ"ですね」
アイスエリートのバディの白狐の"シラタマ"だ。遠距離からの攻撃が得意な彼女はシラタマを接近戦担当にしている。いたずらっ子だ。
『どわぁぁぁぁぁ!?シラタマァァァァァァ!?なんで出てきたのさぁ!?』
勿論これは彼女の能力だ。
『じゃあアイスエリート!脱落ぅ~!』
リンネの掛け声でアイスが膝から崩れ落ちる。
『シラタマァァァ!!!守ろうとしたことは感謝するけど、シラタマァァァ!!!』
『キュウウウン…』
シラタマはどこか申し訳無さそうな顔をしていた。
『ドンマイ…』
ピンクの隣からそう声を掛けたのは、ゴスロリ衣装の"アイアンペイン"最年少10歳の魔法少女だ。
泣き叫ぶアイスの姿を見て先輩は新幹線にもかかわらず大笑いしていた。
「だっハッハッハwwwwww!!!」
「先輩!ここ公共の場ですよ!?」
「ご…ごめn、だっハッハッハwwwwwwwww!!!」
面白いのはわかったから、もう勘弁してくれ…他の人に迷惑だろ…
そうして、歩夢と先輩の2人は三重に向かうのだった。
翌日
昨日の一件があり、少々疲れている歩夢だったが、例の漁港に着いた。
「ここですか…?」
「そうだよ」
結構デカ目な漁港だった。
「でけぇな…」
そんな田舎者っぽいことを言ってたら奥から1人の老人が現れた。
「船長さんかな?こんにちは!」
どうやら船長さんだったらしい
その後、先輩が今回の契約について話しいい流れになっていった。
「ということですので、これから宜しくお願いします!」
漁港との取引に成功した。すると、船長がこんな事を言い出した。
「良かったら、我々が普段どんなものを獲っているのか、見てみますか?」
それにすかさず先輩が
「いいんですか?ありがとうございます!」
「じゃあ…準備もあるため、しばらくお待ち下さい、ちょっと…散らかってるもんでね…ヘヘッ」
ということなので、彼らはその場で待つことになった。すると先輩が
「おい、見ろよ!東京のテレビ局がハイジャックされたらしいぞ!」
「えー!?なんすかそれ?」
「《《あいつら》》がまたちょっかいを出して来たらしい…今ヒーローが戦ってるって」
「また《《あいつら》》ですか?懲りないですねー」
「アマチュアヒーローも頑張ってるって」
「へー」
「あっなんか最近ネットでやべー奴が幹部に昇格したって噂もあるぞ」
「えー怖っ!」
「後々現れるんじゃない?」
「これで何人目ですか?」
「15人目…」
そうこう話していたら、船長さんが戻ってきて
「準備が整いました。準備と言っても片付けしただけですけどね…。」
言われるがままに彼らは船長に案内された。
競り場で船長がとっておきな物を見せてくれると言うのでどんなものかと見たら
「うわぁ…!これ!」
「伊勢海老ですよ」
うまそー!焼いたりとかしたら美味いんだろなと思いながら歩夢は見てた。
「あと…これですね…」
「え?なんですかこれ!?」
「赤ウニですね」
「三重はウニ丼があるからな」
奥に海女さんが見えた。あの人たちが獲ってると思われる
「僕生で見るウニ初めてなんですよ先輩!」
「それで言ったら僕も生きてるの伊勢海老初めて見るよ」
初めて見る海鮮物に2人とも興奮していると
「実は私、近くで飲食店を経営してまして、海鮮物もありますよ」
「えっ食べたい!」
「ちょっと、歩夢くん!失礼でしょ!」
「あっ!すみません!伊勢海老食べられるかもって思ったらつい…」
バカやっちゃった…これは船長さんに失礼すぎた…
歩夢がそう反省してると
「親父ー」
「うお…」
「魚?」
「そうじゃないです」
奥から、へんてこなコスチュームをしたアラフォーが来て思わず声に出てしまった。
「これ、たかし!ヒーローごっこはやめて早くこっち手伝え!」
「うるっさいわボケ!」
たかしと呼ばれた息子?が暴言を残して、去っていった。
突然のことに茫然としてしまったが…
「あの…もしかして、息子さんですか?しかも…」
「あぁ…そうですよ…」
船長の息子さん、アマチュアヒーローだったのか…歩夢は思わず質問してしまった。
「アマチュアヒーローだったんですか?」
先輩も聞く
「そうだけど…実際はニート同然だよ、ここらへんを襲ってくる怪人なんてあんまりいないからね」
「あー…そうなんですか…」
実際怪人は田舎ほど、襲ってくる怪人も少なくなる。一般市民の歩夢でさえ知ってる
すると息子さんが
「俺はヒーローだ!分かったか!?」
突然漁師や海女達に向かってそう言い放った
「今のは…」
「ほぼ毎日あそこで言うんですよ」
「何故…?」
「ヒーローになれたんで、調子にのってるんですよ」
なるほど、ヒーローだから出来たことをしているのか
「私としては…今すぐにでも辞めさせて、家業を引き継ぎたいんですが…すみません、お見苦しいところを」
正直言って、アマチュアヒーローなんて、名前を書くだけでなれるようなもんだから自分には才能があるって思っているんだろう。
船長の言葉に「いえいえ」しか返せなかった
何を思ったのか息子さんが戻ってきて
「親父ー」
「お前…今何歳だと思うってんだ?」
「今年31だけど?」
「家業を継ぐ気は無いのか?」
「ねーよ」
「…人様の前でもそういうのか?」
「なんか巻き込まれてません?先輩」
変なのに巻き込まれてしまったようだ
「あのなぁ親父、俺はヒーローだ!分かるか!?俺は強いんだよ!他の雑魚とは違う!街を護るヒーローなんだよ!そっちの方が忙しいんだよ!」
「そう言っておいて仕事はずっとゼロじゃないか!それに!お前ホントに《《怪人を倒せるのか?》》」
「あ?怪人なんてちょちょいのちょいだよ!なんでかって?俺がヒーローだからだよ!」
「ちょちょいのちょい…」
歩夢がそうツッコんでしまった
その時だった
\どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!!!!!/
突然地面が揺れた。地震?とも思わせられる程だった。
「え?何?」
明らかに《《何かが変》》
そうだ。彼らは、完全に平和ボケをしていた。だって、今彼らの目の前にいるのは、
"怪人"だ
「でゅうぇっへっへっへ!!!ワシの名は"タコダローナ"!!お前らのその海鮮物はワシらが頂くぅぅぅ!」
ヤバイ…怖い…完全に足が動かない、歩夢達は硬直状態だ。なんせ怪人をこんな近くに見たのは初めてだからだ。そしてターゲットは歩夢らだ
「ひっ………」
息子さんも完全にビビってる
「ワシがここに来た理由はただ一つ…ワシらに食糧を渡せ!」
「それって伊勢海老やウニのことですか…!?」
船長が声を震えながら言い放った。
「そうだ!このクーラーボックスの伊勢えb」
タコダローナという怪人がクーラーボックスを開けてみると出荷予定の冷凍保存されている伊勢海老があった。
「…って死んでるぅぅぅ!?」
伊勢海老を見た瞬間、あいつはブチキレた。
「やっぱり許さーん!!!お前らは鮟鱇だー!」
そう言って、あいつは自分の蛸足でコンクリートを破壊した。
「ヒュッ…!!」
ヤバイ…僕らは間違いなく殺される。今ニジレンジャーは今、東京で戦って今から三重に行けるわけがない、近くにいるヒーローはどうしょうもない…
終わった…。
その時だった。
「「「ちょっと待ったー!!」」」「ちょっとまt…」「ちょ…。」
声がした。だいぶタイミングがズレた《《少女達の声が》》
「え…?」
歩夢の目線の先にいた少女達…
「ちょっと?ふゆちゃん?」
「ごめーん!!」
「…思ったんだけど、合わせる必要ある?」
「あるわよ!魔法少女として!」
「…。」
願ってもないことが起きた。
漁港の屋根にいたのは…
「じゃあいい?いつもの台詞言うよ?あたしに合わせてね?せーの」
「「「「「「これ以上好きにはさせないわ!」
「時間の超越者!リンネトラブル!」
「戦略の雪戦士!アイスエリート!」
「桃色の魔導士!ピンクマジック!」
「風の…えーっと?……………チェンジガスト」
「鉄錆の拷問師…!アイアンペイン」
「「「「「魔法少女ドリーミー参上!!」」」」」」
歩夢の大好きな…《《ヒロイン》》
「助けて魔法少女ドリーミィィィィィィィィィィィィ!!!!!」
咄嗟に声がでた、今まで出したこのない声量で
「うわぁ…!すごい大声!びっくりした…。」
歩夢の大声でアイスエリートが驚いた
「魔法少女ドリーミー!!噂には聞いていたぞ!?最近巷で活躍してるじゃないか!」
「あら、どうもありがとう」
リンネトラブルが礼を言った。どこか煽りにも見えた。
「だが!このタコダローナ様と愉快な部下たちの前にひれ伏すが良い!!」
「タコダローナじゃなくて間違いなくタコだろ」
チェンジガストがそうツッコんだ
「うるさい!お前達なんかすぐにひれ伏してやるわー!お前ら、かかれー!!!」
「イイー!!!」
タコダローナの合図で後ろにいたしたっぱ怪人達が一斉に襲いかかってきた。
「良いみんな!?ケガしないことと、一般人に危害を加えないようにね!」
指揮をとるリーダーのリンネトラブル
「分かってますよリーダー!」
親指を立てるピンクマジック
「任せて!」
頷いて笑顔を見せるアイスエリート
「面倒くさい…けどやるしかないか…」
何故か面倒くさがってるチェンジガスト
「…。(コクッ)」
小さく頷くアイアンペイン
これが魔法少女ドリーミー…!
100体ぐらいいるしたっぱ達に正面から突撃する魔法少女達、するとピンクマジックが
「くらえー!しゃっくりがでて、集中できない魔法ー!」
へんてこな魔法でしたっぱ怪人達がしゃっくりで混乱し始めた
「悪い子は…氷漬けだよ!」
アイスエリートの氷の二丁拳銃と狐のシラタマがしたっぱ達を氷漬けに
リンネトラブルは怪人の連続攻撃でバックしている。顔は余裕そうだが…
「オラァ!!」
「あ、危ない!」
リンネの顔に明らかにグーパンが入った…はず…
「どーこ殴ってんの?」
「ナッ!?」
リンネトラブルがいつの間にか背後に回り、ナイフで突き刺した。
「クラエ!」
「あー面倒くさっ」
遠くでは、竜巻が起きる、チェンジガストの力だ
「…。」
「シネ-!」
「近寄らないで…」
その時、アイアンペインを襲ったしたっぱ怪人は
「グワァァァァァ!!!!!」
アイアンペインが生成した鉄の処女がしたっぱ怪人を苦しめた
「すげぇ…」
ただただ見えてる光景に歩夢は見ることしか出来なかった。そして思い出した。そして思い出した。彼女達を画面の中しか見てなかったが、ちゃんとした救世主だったって事を
「眺めたい気持ちも分かるけど!逃げてください!私達なら大丈夫です!」
リンネの言葉に先輩達が動いた
「そうだよ!早く逃げましょう!歩夢、行くぞ!」
「は、はい!」
先輩の言葉に歩夢も反応する、先輩が船長達を庇いながら逃げていく
「あれ?」
歩夢が何かに気づいた。
「息子さんは…?」
明らかに息子さんの姿がない、もしかしてと歩夢が目線を運ぶと…
「あぁ…あ…」
完全に尻もちついて怪人タコダローナに睨まれてる、魔法少女達は余りの敵の多さに息子さんのピンチに誰一人気付いていない
「お前…!人間焼きになれ…!」
タコダローナの蛸足が息子さんに振り被ろうとしている。
「ッ…!」
「歩夢!?」
「先輩…!船長達を守って…!」
「歩夢ー!?」
歩夢は逆方向に走りだした。何故走り出したかったって?それは彼にも分からない、が、それでも彼は走る、息子さんの方向へ…
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
バシィ!!
グキッ!!
タコダローナの蛸足が振りかぶって、歩夢の足に当たった。
「 痛ってぇ…!」
実際かなり痛い。涙が滲むほど、正直折れたかもしれない
「ちょっ…!」
遅れて気付いたマジックが近づいてきた。
「どいて…!吹っ飛び魔法!」
「ぐわぁぁぁ!!」
バシャーン
タコダローナはマジックの魔法で海に吹っ飛ばされた。
「ちょっと!彼殴られた!?」
遅れてリンネが来た。
あぁ…推しが目の前に…。歩夢の目は
「あなた大丈夫!?結構痛い殴られ方されましたけど!?」
「大丈夫だよ…ピンク《《ちゃん》》」
「ちゃん??」
「あ゛」
やっべいつもの呼び方で呼んじゃった!
「あの…ファンです…。」
「あぁ…ありがとうございます…」
マジックは少し戸惑ったが返事してくれた
「そこのあなた!ヒーローが尻もちついてどうすんのよ!ちゃんと戦いなさいよ!」
「めぐ…リンネさん!その人戦闘慣れしてないんだよ!」
「そうだけど…」
リンネが尻もちついて動けなかった息子に叱っていると次の瞬間タコダローナが海から上がってきた。
「うわぁぁぁぁぁ!!どけぇェェェェエ!!」
「きゃッ!」
息子さんはタコダローナを見た瞬間悲鳴を上げてリンネを突き飛ばして一目散に逃げていった。
「もう…なんなのよあの人…ちょっとタコさん!こっちよ~!」
息子さんに当たったマジックが文句を言いながら囮になってくれた。
「あぁ…ピンクちゃんにまだ話たい事あったのに…」
「ちょっと!大丈夫ですか!?」
リンネが声を掛けてくれた。
「大分強く殴らたけど、足大丈夫ですか!?」
「ちょっと…つーか大分痛いです…。ワンチャン骨折してるかも…」
「嘘…あの、なんで庇ったんですか?」
「え…?」
リンネの突然の問いに戸惑った。魔法少女に言われるのなんて…
「なんでって…」
彼は考えた。そして…
「なんか…あの人が如何にも助けを呼んでる目をしてたので…」
多分…さっきまで分かんなかったけど…恐らくそうだと思う。
少なくともあの目は
「成る程…でも、怪我には気をつけて下さいよ?」
怒られた。やってることは火事現場にリターンするようなものだからな
「でも…お陰で1人の命が助かった、あと、これは私が不注意だった、ごめんなさい、そしてありがとう」
でも、感謝された。しかもタメ口で、これには堪らず歩夢も赤面だ。それにリンネも笑う
「…ザ・ローテーション。」
リンネが謎の呪文を唱えた
「それは確か…"巻き戻し"でしたっけ?」
「はい、足も治ってますよ」
「ホントだ!」
リンネの能力は"タイム"で、その名の通り、時間を操ることができる。
「これ言っちゃうと実質タイム風●敷みたいなものですよね?」
「あ…やっぱり自覚してるんですね…」
歩夢は完全にここが戦場だってことを忘れている。完全に夢心地で、先輩のことなんて多分忘れてる
「デュワー!なんなんだお前達は!しつこいな!」
よく見ると、大分追い詰めているが、どうも倒しきれてない感じである。
「ねぇーリンネさんどーしよ!」
マジックがリンネに問いかける
「あっピンク!」
「あれ?倒しきれなかったの?」
「あの怪人、水に入ると全回復するんですよー!」
成る程、水生生物だから水がある意味回復に近いのかな?と歩夢は思った。
「ひな…ガストちゃんの"ダイタイフーン"でも駄目?」
「はい?」
「ん?乾かしてから倒すんじゃないの?」
「えっとー。乾燥してから倒すみたいな感じで言ってます?」
「えぇそうよ?」
「そういう類ではないと思います…」
「あれ?そうなの?」
この人以外にも天然なんだな、歩夢の新たな発見である。
「普通にダメージ負ったら水で全回復ってこと?」
「はい…。」
「えー!?どうやって倒すのよ…イタチごっこじゃない…」
んー水に入られたら全回復させられる始末、なら少なくとも水には入れさせない、でも妨害も効かない。どうしたもんか、と考えてると歩夢がひらめいた。
「あー!!」
「うわ!どうしたんですか!?」
「閃いた顔してますけど」
歩夢の声にリンネとピンクがびっくりした。
「リンネさん!"ザ・ローテーション"だよ!」
「え…?あ…そういう事ですか?」
彼の考えにリンネも納得したようだ。他のしたっぱはガストとペインが片付けたらしい
「ぐぬぬ…意図も安々に…!!」
「終わりよ、観念しなさい」
ピンクが喧嘩を売る
「誰がするか!"イカスミバスカー"!」
「相手は1人じゃないよ!小爆破魔法!」
ピンクが魔法を繰り出した
「くそ!少し手強いが海に戻れば元通り!」
そう言って彼は海に潜った。そしてすぐ浮かびあがった。
「さーて戦闘再開…」
あいつは油断している
「今です!いけー!」
「はい!」
歩夢の掛け声にリンネが合わせる
「ザ・ローテーション!!」
「ぐ?こんなの喰らってもなんとも…?うお!?体が海に潜る前に戻ってるー!!??」
タコダローナの身体から傷が浮かび上がってきた。
「ザ・ローテーション、こんな応用考えたこともなかった…!ありがとうございます!」
「いえ!」
また褒められて、ご満悦
「ちっ!でもまた潜れば元通り…」
そういうと鎖が彼を縛りあげ
「捕まえた…」
「ぐっ…!」
ペインの能力が活かす
「さぁ!皆!行くよ!」
「「「「いけるよ!」」」」
「…!これは…!」
それぞれ持っている武器からでるそれぞれのイメージカラーの光が一つに集まり…
「「「「「ドリーム・シャインビーム!!!」」」」」
「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「…すげぇ」
怪人タコダローナは消滅した。この合体技はニジレンジャーとは違う、絶対"物"を傷つけない
「はぁー!ミッション成功!おつかれ!」
リンネが高らかに言う
「ハァァァァ!!いつも以上に骨が折れる相手でしたねー!」
デカいため息をつきながら、ピンクが言った
「ずっと人を避難させてたから疲れたー」
アイスは人を護ることに夢中で疲れてるようだ
「何故かたこ焼き食べたくなってきた」
意味の分からないことをガストが言う
ペインは相変わらず無口だ
「あの…!」
彼は勇気を振り絞って言う
「あの!ファンです!ピンク…さん…!」
護られてる側だからさん付けした。
「こちらこそありがとうございます!」
「あの…握手とか…?」
「あ、いいですよ!」
「え?!」
変な無茶振り言ったにも関わらず、彼女は答えてくれた。彼女の手には温もりを感じた。
「すげぇ目キラキラしてるなぁ」
ガストがツッコむ。
俺の顔はどうなってんだろう…ニヤニヤしてるのかなぁと歩夢は思った。
「あれ?」
「どうしたの?」
「この人…」
「え?」
「どうかしましたか?」
「いえ…なんでも?」
あぁ…離しちゃった…。と歩夢は思った。
その時だった。
「あーあ、あの怪人、結局負けちゃったじゃんネ、お姉。」
「まあ怪人ってこういうものネ、妹。」
なんだ?誰だ?屋根の方から声がする!そう思い、屋根を見ると…
「あんたは…!"THE・SKY"の幹部!ニューグイ&ニーシー!」
リンネが指を指す方向に顔を向いてみればそこには、チャイナ服を着て、まるでキョンシーみたいな女の双子がいた。
「ここに何しに来たの!?」
突然の出現に現れて戸惑うリンネと歩夢、それもそのはず、こいつらこそ俗に言う"悪の組織"である。
すると姉のニューグイが口を開いた
「何しに来たのかって?別に?怪人が暴れてるって聞いたから態々来たのに…飛んだ期待外れだしやることないから…」
「この高級な海老と~♪」
「ウニをー♪」
「これを貰っちゃいまーす♪良いよネお姉?」
どうやら、タコダローナを監視してたけど、期待外れで尚且つやることないから海鮮物を奪おうとしているらしい
「歩夢大丈夫か!?」
奥から逃げてた先輩らが帰ってきた。
「はい…。」
急に飛び出したもんな…そら心配されるわ…ちょっと申し訳なく感じた。
「来やがったな!?俺は最強マン!おめぇらみたいな雑魚をボコボコにする男だー!!」
「何言ってんだあいつ!?」
「頭狂ったのかしら?」
歩夢がツッコむとリンネもツッコんだ。実際、ビビってるのか、息子さんの目の焦点が合ってない
「お姉…あいつ何言ってるネ?」
「さぁ…?お姉もわかんネ」
「逆にボコボコにされたいのかネ?」
ニューグイ&ニーシーが話し合ってる。
「ん?お姉、こいつもしかして私達に喧嘩のメール送りつけた馬鹿じゃネ?」
「え?マジで?」
おい…ちょっと待って?それ実質こいつ《》が連れてきたってことじゃねーか!歩夢は完全に理解した。息子はいいところを見せようと自ら、幹部に喧嘩を売ったと。
「お姉、なんか私達が勝ったら海鮮あげるとか言ってたネ」
「マジで何してんの!!??」
思わずそうツッコんじまった歩夢はこいつどんだけ自信家なんだよ、と心の中でツッコんだ。
すると姉のニューグイが降りてきて
「お↘い↗雑魚マン!」
「最強マンだ!なんだそのイントネーション!?」
「肉まんみたいな名前しやがって何を言うんだ。お前どうせここで成果あげるつもりなんだろ?」
「…!」
「さっきまでピーピー泣いてたくせに最後だけ良いとこ見せようと出たんだろ?ちょーカッコ悪いネ!!!」
「確かにちょっとキツイわね…」
「リンネさん変なところで同感しなくていいから」
なんでリンネさんもちょっと引いてんの?と歩夢は思った。
「うるせー!俺は強いんだ!」
そう言うと殴りに掛かってきた
「くらえ~!」
腕を時計回りにブンブン回して何故か殴る時に一旦止めてから殴った。
「メテオパーンチ!!!」
あ~こいつ殴り方知らないのか~この場にいる皆が思ってたことが完全一致した。
案の定、彼の渾身のぐーパンは見事片手で止められた。しかも指一本で
「ふぇあ?!」
「その程度でヒーローか…」
「この…!」
「はぁ…アマチュアはつまんネ」
というと目にも止まらぬ速さの水面蹴りで息子さんの足を地面に座らせた
次の瞬間、ニューグイが腕をぐんぐん回し始めた。
「まさか…!」
ピンクが何かに気づいたがこれは歩夢でもわかる。
THE・SKYの幹部が使える必殺技…"凶技だ"
「凶技…火鼠!」
ニューグイの腕から炎が立ち籠めて、あっという間に火車になった。
「う、うわぁぁぁぁぁ嗚呼ぁぁあぁぁ亜ぁぁAaぁぁぁ!!!!!」
息子さんは発狂し、その場で気絶してしまった。
チョロロ…
あ、お漏らしした
「汚ネ!」
そう言って、妹のニーシーが横から蹴りを入れて息子を海にざばーんと落とした。
「もうこれ貰っていくネ!行こうお姉!」
「いやいやいや!待てぇー!!!」
比較的近くにいたピンクが叫びながら箒に乗ってキョンシー双子姉妹に突っ込んでいく
「私たちはポータルで逃げるネ。いこ、お姉」
そういうと妹のニーシーがポータルを展開した。
「んじゃ次の空の下でまた会いましょうネ、さようなら」
次の瞬間ポータルの中にキョンシー双子姉妹が逃げる
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
急に逃げられて、箒のコントロールを失い、ピンクが前方に向かって大胆にずっこける漫画みたいなずっこけ方だ
「うわーん悔しいー!」
「また逃げられた…。」
ピンクが悔しがって、リンネは冷静だ。
「大丈夫かい…?」
駆け寄った船長がピンクを心配する、明らかに優先順位逆なのに…
「うぅ…。船長…さん?でしたっけ?ごめんなさい…伊勢海老が…」
「いや…良いんだ…君たちが全力であの怪人と双子?の襲撃から守ってくれたんだ。伊勢海老なんて安いものさ」
「安くないとは思いますけど…」
ピンクの謝罪に船長は優しく話しかけてくれた。
「あ!お怪我は有りませんか?」
「大丈夫ですよ!魔女っ娘さん!漁師は屈強だからね!」
その場にいた者が全員笑った。
彼は幸せだった。人を助け、魔法少女と一緒に戦い、共に怪人に勝った。するとピンクが立ち上がり
「あの…」
「はい?」
「あの…」
「えっと…?」
「あの…」
「?」
「あの!」
「は、はい!」
「あなたの作戦と行動力…凄く感動しました。」
「あーいや、あれはただ体が動いただけで…」
正直、照れる!推しに褒められるなんざ照れるに決まってる
「あの…良かったら…」
「はい?」
「いきなりなんですけど…私達のマネージャーになってくれませんか!?」
「はぁ!!!???」
いや、ちょっと待って!?よくあるなろう系とかでその能力のチートさに拾われるケースはよく聞く、けれどなんも変哲の無いこの俺(歩夢)がなんでいきなりマネージャーになって下さいってなるの!?
突然の言われたことに歩夢はパニックだ。これは…神からの何かのプレゼントと思うしかない…
「ゑぇ?!ももk…何言ってるのよピンクマジック!マネージャーの件はもう取り消しの筈でしょ!」
「ごめん、でもリンネさん、私、さっきこの人と握手してわかったんだけど…」
「え?」
「この人から何か《《パワー》》を感じるの…"アルコイリス"の…」
「え?嘘!?」
えー?俺まさかの実力隠し系?ガチのなろうじゃん。この時の歩夢の思考力はもう終わってる。
「で?どーするの?」
「私としてはマネージャーに…」
「そもそも私達がマネージャーが必要な理由なんだっけ?」
「スケジュール管理出来ないからですけど?」
えぇ…でも魔法少女も大変なんだなぁWetubeの撮影とかあるし
「あの、企業で勤めていらっしゃるのですよね?」
「はい…」
「ちょっとピンクマジック!急になれっていうのも失礼だと思わない?」
「す、すいません…」
どうしよう…会社にも恩はあるがマネージャーで毎日魔法少女を拝めるのも夢じゃないどーするどーするんだ西堂歩夢!
その時だった。
「痛ってぇ…」
奥からチェンジガストが痛がっていた。よく見ると右腕から血が…
「え!?大丈夫ガストちゃん!?」
「雑魚怪人との戦闘中に爪で引っかかれたみたいで…」
「大丈夫!私の巻き戻しで治してあげるよ」
「いつもすんません」
この光景をみた歩夢はその場で立ち尽くした。そしてこう思った。
そうか…彼女達も少なくとも人間なのか…と
当たり前なことだけど、今まで、自分とは遠い存在として見ていた。裏の顔など知らずに、ずっとアニメみたいな存在だと思って
「結構抉れたのね…痛そう…」
「いや、実際に痛いんですよ」
アニメの世界なら、まず流血表現は無い、子どもがトラウマになるからだ。
よく見ると平然としているが奥で海女さんと喋っているアイスエリートも軽傷だが足から血がでてる。黒いニーハイブーツなのによく分かる
そう、ここは《《現実》》だ。血は流してるし、生きてる。そして…死ぬ…。
常に命懸けなのにそれでも自分たちはいつも魔法少女やヒーローに他力本願だ。
そして、動画内では表はしか出せない。裏ではこんなに大変なのに…
いつも動画で見てる笑顔を見ると
「大丈夫?戦えそう?」
「リンネさん大丈夫だって」
「いやいや…」
なら僕に出来ることは?歩夢は自分に問い出す。
次の瞬間歩夢は歩いていた。
「あの…」
東京のとある事務所で元気が良いマネージャーが来た。そのマネージャーの前には魔法少女ドリーミーの姿が
「おはようございます。橋本俊光です。えー今日からね皆の言っていた。《《マネージャー》》が入ってきたということで、じゃあ…新人くん、挨拶を」
「西堂歩夢…です…能力は…」
「"ウィッシュ"…です。」
会社には恩がある。でも、それでも俺は魔法少女の役に立ちたい。西堂歩夢25歳。3年間勤めていた大手企業から退職し、魔法少女ドリーミーのマネージャーに、今彼の目は光っていた。虹色に光る宝石のように…
「よろしくお願いしまs…」
ザー
お辞儀をすると持っていた資料全部落とした。大丈夫か~西堂歩夢!?
こうして、彼の魔法少女のマネジメントライフの幕が開けるのだった。
続く
初めまして。初めて作品を投稿することになりました。キバノオヤカタと申します。この話はアルファポリスとカクヨムでもご覧にできます。今後この魔法少女達がどのような展開に発展していくのかを楽しみにしてください。2話ではもっと深掘りしておこうと思います。是非とも楽しみにしてください、お読みいただきありがとうございました。