表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集 命シリーズ  作者: 仲仁へび
2/4

02 詩 異質な命



 同じじゃない事で 君を追いつめる

 君と違う部分が 君を傷つける


 無自覚に 傷跡をひっかきまわしてしまう


 この世界に生まれ落ちた異質

 こんな自分を肯定する事なんてできない


 僕は刃物で武器だった

 君を傷つけて 血を流させるしかできない


 君の心に 心を返せない

 君の愛に 愛を返せない

 君の勇気に 勇気を返せない

 君の思いやりを 思いやってあげられない


 君を知りたい 助けたい 君を支えたい 力になりたい

 でも異質だから その方法が どうしてもできない


「私にはあなたが必要なんです」


「でもどんなに言葉を尽くしても」


「その言葉じゃ足りない」


 幸せに生きてほしいから 僕を忘れてほしい

 他の人と歩いてほしいから 僕を消してほしい

 いつも笑っていてほしいから 僕を傷つけてほしい

 僕を見つめる瞳を誰かに向けてほしいから 僕を壊してほしい



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ