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詩集 命シリーズ  作者: 仲仁へび
1/4

01 詩 命のない夜を超えて



「何もない夜」


「希望なんてない夜」


「命すら存在しない常闇を超えて」


 死にたくなった

 人々の瞳から消えて


 分かりたくなかった

 世界が消える瞬間


 だんだんと少しずつ闇に潰されていく


 温もりを感じていたい

 せめて最後だけは


 何もなかった記憶で

 終わりたくはないから


 後悔だけを残していたくはない


 この何もない世界で

 絶望だけの世界で

 ずっと生きていたかったわけじゃなかった


 それでも

 何もないまま死にたくはなかった

 死にたい心で足掻いていた

 心の底では生きたいと願っていたから


「ただ希望が欲しかった」


「生きていたという証明が欲しかった」


「この心に救いが欲しかった」



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