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詩全集

不眠不夜

作者: 那須茄子

隠れんぼ

しているようだ


いつからだろう

溢れそうなこの気持ち


抱きしめてどうにか

できるほど

小さいものでもない


月が照らす眠れなくなる終電街


吹きぬけて

たゆたう風で

ほんの少し微睡む


ふと目を開けてみれば

漂って精一杯

人並みぐらいの歩幅で合わせてたんだ


街路樹ばかりに気をとられてたら

夜歩きなんかできないね

傷をつくりたがる反抗期じゃあるまいし


夜星こぼれる隙間を蛍光灯が

点で繋いで

波打つ小雨降らせる


不眠不夜


お休みは当分お預け


片隅に追いやられた

色合いのここで

憂いを煩う


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